こうして彼は屋上を燃やすことにした
- ジュブナイル (12)
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
こうして彼は屋上を燃やすことにしたの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小学6年生の時に読んだこのラノベを、大学4年生になって改めて読んだ。 初めて読んだ当時は、ただ、いじめや問題を解決するだけのスッキリ小説のようなものとして認識していたが、今になって読むと思春期特有の他者へ対する期待と不安、その他心の問題などについて一つづつ向き合っている小説で、爽やか過ぎない読了感があった。 幅広い人におすすめできると思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
カミツキレイニー氏の『黒豚姫の神隠し』が素晴らしく面白かったので、作者の出発点といえる本書を読んでみました。 完成に5年の違いのある両書がどちらも『オズの魔法使い』がベースにあって、特にこちらでは登場人物まで、ドロシー、ライオン、カカシ、ブリキのあだ名で、まさにそんなキャラを背負って青春と格闘しています。信じていた彼に振られて自殺を試みるドロシーは飛び降りようと上った高校校舎の屋上でライオンたちと出会います。彼ら彼女らも死んでしまいたい苦しい過去を抱えているようで、過去の清算、復讐に進んでいくのですが、ドロシーにかき回されて、いろいろ余計なことが発生します。さて、4人の結末やいかに。 普通の、弱い若者たちが、悪い奴らに傷つけられ、救済も期待できない中で、どう生きるか、あるいはどう死ぬか、あくまで彼らの目線で綴った今の物語は、普遍的なものを捉えていて、多くが読み捨てられていく小説たちの中でもしっかり残っていく良作だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どのキャラクターも高校生らしさが出ていてよかったです。 その歳にはやや重すぎる悩みを、彼女らなりにもがきながらも行動して解決する姿が昔の学園ラノベっぽくて懐かしかったです。 主役が女の子視点なのも新鮮でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
余計なものを削ぎ落とした文章。 しっかりと収束していく展開。 『オズの魔法使い』ありきの話であることと、 そんなことくらいで死んだり殺したりしたくなるか?と いう二点が気になった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とにかく話の構成が上手い。屋上メンバーの個々の話が1つにまとまっていく様は読んでいておおお!と思った。 最初、ドロシー?と思ったけど、主人公は見事にドロシーの役割を果たしてました。銀の靴からこれかぁ!と思わず綻んだ。 カカシとライオンとブリキも凄く魅力的。 本文にタイトルが出た時はなるほど、と感心した。 読後もすっきりします。青春小説としては本当にいい。かなりのオススメ。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 27件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|