僕らはどこにも開かない ‐There are no facts,only interpretations.‐



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初公開日(参考)2016年11月
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長編小説

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僕らはどこにも開かない ‐There are no facts,only interpretations.‐ (電撃文庫)

2016年11月10日 僕らはどこにも開かない ‐There are no facts,only interpretations.‐ (電撃文庫)

*この作品は電撃文庫『僕らはどこにも開かない』を再構築。大幅に加筆改稿し装丁を一新したものです。 支倉凍砂、入間人間、松村涼哉が推薦!衝撃の問題作が、いまここに蘇る!! 「あなたはあたしが魔法で護ってあげるよ」 まったく意味不明なことを言ってきたのは、学校でも飛び抜けて美人の香月美紀。 そんな彼女と付き合うようになったことで、僕を取り囲む世界が急に動き出す。 「ああ……人を殺したい」 「二人が面白いのは、二人が放っている『識別信号』だよ」 「鎖? 鎖なんて見当たらないが……」 素行不良な友人、奇人といわれる先輩、堅物のクラス委員長、そして美紀さんと僕……。壊れはじめた僕らが行き着くところはーー。(「BOOK」データベースより)




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No.5:
(5pt)

一巻完結の良作ラノベ

いい意味で電撃文庫っぽくなくて面白かったです
ミステリーでいいのかな、登場人物が皆どこかおかしい人物が多いですが魅力的です
僕らはどこにも開かない ‐There are no facts,only interpretations.‐ (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:僕らはどこにも開かない ‐There are no facts,only interpretations.‐ (電撃文庫)より
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No.4:
(5pt)

「あの頃の私」が救われました。ありがとう。

この本で言うところの「魔法」は、作中で語られているとおり、私たち誰もが使うことのできる力です。でも、その「魔法」をどのくらい自覚し、どのように行使して生きるかは、1人ひとり違います。つまり、この物語を自分のこととして身近に感じる人も、逆に無縁で理解できないものと感じる人もいるわけで、評価も相当に分かれそうですし、あまり誰にでも薦められる物語ではないと思います。

 けれども、たとえば、登場人物と同じくらいの年頃のとき「魔法」について深く悩んでいた私の場合は、大人になってからこの物語に出会いましたが、「魔法」をこのように表現して物語を構築した作者の力量に驚きつつ、非常な共鳴を覚えました。時を遡って、悩める孤独な魔法使いだった「あの頃の私」に、大丈夫ひとりじゃないよと声をかけてもらった気がしました。

 あとがきを読むと、作者がこの物語を著した目的が、まさに、思い悩む魔法使いたちの心に寄り添い、励ますことであったと分かります。決して誰にでも書けるわけではない物語を、このように著してくれた作者の御影氏に感謝します。
 どうか、より多くの魔法使いたちが、この物語に触れて癒され、肩の力を抜いて、恐れることなく己の道を拓いて歩むことができますように!
僕らはどこにも開かない ‐There are no facts,only interpretations.‐ (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:僕らはどこにも開かない ‐There are no facts,only interpretations.‐ (電撃文庫)より
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No.3:
(5pt)

私の青春でした

まさかこの小説にまた再び出会えるとは思っていませんでした。
この小説に出会ったのは私が中学生の頃でした。
人の言葉を借りるなら、あの頃の私は魔法耐性の全くない、無自覚の魔法使いでした。
主人公である彼に共感し、羨望し、私はあっけなく呑み込まれました。
世の中に魔法があるならば、私にとってこの小説こそがまさしく魔法そのものでした。
大人になった今でも、この小説は私の一部であり、私の青春であり、私のための物語でした。
心から感謝を込めて...。
僕らはどこにも開かない ‐There are no facts,only interpretations.‐ (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:僕らはどこにも開かない ‐There are no facts,only interpretations.‐ (電撃文庫)より
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No.2:
(5pt)

溢れる初期衝動

主人公柊耕太は誰よりも自分がない事を自覚している。それどころか他人を丸ごと理解する特殊能力を持っている。
「魔法」を信じている香月さんは、人の本質を掴んでその人をコントロールする事を特別だと思っている。
周りの人間は全員マトモと言える人物が一人も登場しなくて、どことなく電波かつ陰鬱な雰囲気が漂う。この辺は人を選びそう。
ただ、そういった部分があっても、本質的には人と人との理解を描いているのだろう。
リリコ先輩のスキャニングを受けた人間が壊れてしまうのは、見る事を避けていた「事実」を突きつけられるから。
でも、人は完璧には理解しあえないし変化していく。
そんな中でも少し心を通わせられるという主張はとってもストレートだと思った。

作者の後書きで煌びやかな青春ではなく
きれい事だけではない作品が欲しかったと語られているが、これに納得できたのも楽しめた要因だろうか。
鎖の音は思春期に感じた閉塞感を思い出させる。なんだか懐かしいと同時に感じた。
僕らはどこにも開かない ‐There are no facts,only interpretations.‐ (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:僕らはどこにも開かない ‐There are no facts,only interpretations.‐ (電撃文庫)より
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No.1:
(5pt)

完璧に近い作品

何年も忘れられない作品がある。
 ライトノベルやマンガといったジャンルは、読んでいる時だけ楽しければいいというような、現実逃避的な、リアリティのない楽園的世界を性質として求められる所がある。それはそれで楽しいけれども、しかしそこに本当の没入はない。多くの学生達は自分達の日常はこんなに楽しくはないと知っているからだ。
 この作品は学生時代に読んで興味深かった作品の一つだ。ライトノベルで後引くインパクトを持っている作品は、この作品のように、どちらかといえば楽園的な性質を持っていない、現実の息苦しさを孕んでいる作品の方が多いと思う。現実において主人公でも何でもない自分のような人間は、欲しいものに手が届かなかったり、そもそも欲しいものが分からない登場人物の方に感情移入できるからだ。
 当時も相当面白く読んだと思うのだけれど、今回作家技術を積んだ上でのリメイクという事で、特に後半の没入度が半端なかった。事件の帰結まで読むと、本当に良く出来た作品だと溜息を吐かされる。

 今作には超能力のような力が描写はされるけれど、それはパイロキネシスのように分かりやすい物ではなく、現実にもある要素を拡張した物だと思う。
 それは人が人に与える影響力だったり、この人はこんな人なのかな、と想像・分析したり、あるいは相手に深く共感する力だったりするのかもしれない。それらは作者の独自性に溢れている。
 この作品以降の作者の作品もほぼ読んでいるけれど、処女作なだけあって、主張が一番ストレートだ。しかも、作品として熱中させられ、最後には感心させられる巧みな構造がある。
 電撃文庫の他のどんな人気シリーズよりもこのリメイクを読み返すのが楽しみだったし、実際、読んでみると期待以上の興奮だった。
 新規読者は勿論、以前興味深く読んだ読者にもぜひオススメしたい。
 絶望に近い色をしたジュブナイルとして、高い完成度を備えている。
僕らはどこにも開かない ‐There are no facts,only interpretations.‐ (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:僕らはどこにも開かない ‐There are no facts,only interpretations.‐ (電撃文庫)より
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