かめ探偵K
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かめ探偵Kの総合評価:
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普段は思索にふけるだけで喋らない北野勇作氏のかめが今回は喋ってます。 しかも結構生意気に。 語り手はある程度の良識を持った若い女性のようですが、夢なのか現実なのか遠い未来なのか仮想空間の中なのかよく分からない氏の世界観のこと、その正体は結局のところよくわかりません。 探偵物と素直に呼んでいいものか分かりませんが、たしかに表紙のかめが事件を解決していきます。 他の氏の作品とはだいぶ違った展開です。 でも作風はいつもの氏なのかなあ。確かに北野勇作にしか書けない話ですね。 結構面白かった。 | ||||
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毎度お馴染み、かめです。 かめだから、安心です。 今回のかめは、ちょっと明るい。 そして、お子様でもじゅうぶん読める。 でも、最後はやっぱりちょっと物悲しい。 かめらしい、物悲しさ。 やっぱり、かめはいいね。 | ||||
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北野氏の作品ではお馴染みの「かめ」キャラ 今までの「かめ」は自律型ロボットであるが故、もの悲しい感じだった しかし、本著は探偵をこなす、アクティブなキャラだった 北野氏の作品は今の世界が終末を迎え、新たに再生された世界を舞台にしていることが多い 毎回、世界を創造するのは大変じゃないのかな ご苦労様です ある意味ワンパターンですが、出版レーベル毎に雰囲気を見事に変化させているところはスゴイ 早川ならSFぽっく、角川ホラー文庫ならホラーぽっく、ジュブナイル作品なジュブナイルぽっく そして、本著メディアワークス文庫ならヤングアダルトぽっい感じだった | ||||
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北野勇作作品ではお馴染みの、かめ。 かめは語り手、ナツミの店子で屋根裏部屋に探偵事務所を構える。これはナツミによる事実を下敷きにしたフィクション・小説として紡がれるかめ探偵Kのお話。新聞小説らしい。要はメタフィクション。そして何が現実で、虚構で、はたまた誰かの、あるいは何かの夢見た、もしくは夢見るセカイなのかが曖昧模糊とした物語。つまり北野勇作的SFの通常進行。 いつもと異なるのは、このかめ、レプリカメ(模造亀)じゃない。たぶん。それによくしゃべる。探偵らしい探偵の振る舞いをするが、これは決してミステリじゃない。いや、ミステリとしても読めるかも。でもSFであることは間違いない。 ゆるゆると流れる、こことはちょっと違う、失われた懐かしい近未来の世界。かめ探偵の声に導かれるまま、ノスタルジーという、つくりものの記憶にしばし心身を委ねてしまうのです。 | ||||
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