びわ湖環状線に死す
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
びわ湖環状線に死すの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
身寄りのない重病の老人を受け入れている施設「希望の館」の住人が死亡し,住人の遺品に近江商人の3方よしの色紙があり,遺族探しが始まる。 琵琶湖周辺への捜索で,殺人事件が起きる。 東京でも,同室の老人が殺され,十津川警部が登場する。 琵琶湖をめぐるJR線を環状線と呼ぶとの事。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
地元滋賀県が登場するということで、親しみをもって読めるかなと思い、図書館で借りて読みました。結果は、一言で言うと表題のような、とても真面目で純粋な推理もの、という感じでした。 おおよそ文章の8割ぐらいが、十津川警部をはじめとする警察関係者の言動の描写で占められています。彼らの事件に関する見聞と、それに対する考えについて書かれている文章がとても多く、よくいえばとてもていねい、悪く言えばとてもくどいと思いました。結果、場面やそのほかの人の様子についての文章の割合は少なく、かなりオーソドックスでした。ある程度は滋賀県のことが登場しますが、地方の特徴の紹介は少なく、同じようにいろんな地方を舞台にするU田さんの小説と比べ、観光的な要素が低いと思いました。(西村さんの小説はこれが初めてだから、よけいに思ったのかもしれませんが。)それから、もう少し全体的な物語の二転三転も期待しましたが、最後もなんだかあっけない感じでしたし、結局犯行の動機もなんかうすっぺらで、「○探偵コ○ン」とよく似たものを感じました。 でもまあ、この話の主題(?!)である「よいと思って行った行為が悲劇を招くこともある」という設定はなかなかだと思いますし、最近物忘れが多くなった私には、事件の筋がしっかり頭に入るていねいさは助かった、とも言えるので☆3つかな。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 2件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|