手軽でお洒落。若者たちの間で流行っている薬「アイスキャンディ」の正体は覚せい剤だった。

北海道東千歳の駐屯地で自衛隊員三人が反乱を起こし、大量の武器を奪い逃走した。三人は過激な地下組織に属することが判明。

「謝ってほしいんです。あのときの県警本部長に。

京都の名所旧蹟を結ぶ路面電車・京福電鉄。通称「嵐電」愛好家の集いが「嵐電会」だ。

大屋圭造は三流経済誌の記者。企業の提灯記事を書いては広告料を取る「トリ屋」である。

元傭兵で数々の死線を潜りぬけてきた工藤兵悟は、ボディーガードとして要人の命を守ってきた。

宮澤賢治は、親友の女学校教師・藤原嘉藤治から不思議な話を聞く。教え子の父親が、電信柱が歩くのを見たというのだ。

日本・イギリス・ドイツ・スイスの4国で起こった戦前外交の秘史を追う、ふたりの外交官。

蛟堂―江戸時代より続く漢方薬局兼雑貨屋。その陰には、大金と引き換えに依頼人の恨みを晴らす、「報復屋」としての姿があった。

古今東西、書物にまつわる小説は枚挙に遑がないが、近年は、古書を題材にした作品が注目されている。

天保の改革の煽りで料理茶屋「嵐山」までが営業停止に追い込まれた。

馬春師匠復帰の独演会の演目は誰にも内容のわからない謎の噺?! 独演会の成功はなるのか。

「私、亜紀さんみたいになりたい!」きらきらした目で新人バイトの愛奈に告げられ、困惑する亜紀。

“旋律士”―。

北斗学園に妖精が棲むとの噂を聞き、調査を開始した3人組だが、 彼らの友情は思わぬ決裂の危機を迎え!? 大好評青春ミステリ第3弾。

著者“初”の自伝的連作集! 少年時代から作家デビューを果すまでの来し方を投影した自伝的連作集。

武州壬生を訪れた十兵衛は、旧知の町奉行が理不尽な「敵討ち」により落命したと知る。

薩摩討つべし! 悲劇の志士・雲井龍雄の短く激しい生涯 奥羽列藩を襲った幕末狂乱の嵐のなか、討薩ひとすじに奔走し倒れた雲井龍雄の生涯を、熱気のこもった筆致で描いた異色長篇歴史小説。

小惑星探査機“はちどり”が、トラブルのため地球に帰還できなくなった。

僕が書店で一目惚れした美しい女性・高野秋。彼女は左手首にいつもふたつの時計をはめている。

イランを舞台に描く壮大な一大叙事詩 舞台は、イラン、イラク、旧ソビエト、そしてヨーロッパ・・・。

交錯する民族と宗教、今決戦が始まる マハバード奪還をめざすクルド人への武器の供給が、いよいよ間近に迫る。

一匹狼の新聞記者甲斐昭人と女性刑事浅羽翔子が追う謎の失踪事件―。

『ゲノムハザード』と対をなす記憶ミステリ その日のことは忘れない――誕生日を迎える娘・真希が事故に遭って、病院に運びこまれたという知らせが。

現役鍼灸師が描く、鍼灸×ミステリーです! 鷹野鍼灸院は院長・鷹野がほとんど不在のため、新米鍼灸師の真奈がほとんどひとりで切り盛りしている。

札幌にある、小さな花屋「花工房ノンノ」――ノンノはアイヌ語で花という意味――でアルバイトをしている大学生の山下純平は3歳の頃、母親と一緒にガス中毒事故に巻き込まれ、母親を亡くしている。

六甲山を取材中にテレビのロケ隊が見たモノ、仕事中の風俗嬢を見つめる女の顔、湖で釣り上げた西洋人形、トンネル工事で起こった不穏な振動、高校の演劇部に代々伝わる黒い子供、お笑い芸人の不謹慎なコント中に現れた女、遺体に肩をたたかれた納棺師の体験談――さまざまな人

「でも、だからといって、何をされてもいい理由にはならないと思うのです。

結婚早々、夫の前妻の息子・正実(11歳)と二人きりで三日間過ごすことになってしまった新妻の紀子(24歳)。

明治維新から第2次世界大戦、バブル崩壊から地下鉄サリン事件に秋葉原通り魔殺人、福島第1原発事故まで、帝都トーキョウに暗躍した、謎の男の無責任一代記!史実の裏側に、滅亡する東京を予言する、一気読み必至の待望の長編小説!!

特急「雷鳥」に一両だけ連結された、お座敷列車で若い女が死んだ。自殺か他殺か判然としないまま十五年以上が経った―。

歌舞伎町近くの路地にある診療所に銃で撃たれた中国人が運び込まれた。

友達作りに乗り遅れたチナツは、なりゆきで孤高の変人ばかりが集う「ぼっち部」へ入部することに。

極東の侠骨児、世界を股にかけた大活躍!時局下の『新青年』を彩った怪奇とスリルとロマンの国際冒険小説。

運命が、親友二人を分けていく。警察小説、ノワール、青春小説の醍醐味満載の熱作! 警察と極道。

銀杏が丘小学校恒例の冬の一大イベント、マラソン大会。

6年生と元たち5年生は、学校を出て街の中を走る3キロのコース。

ビストロ・パ・マルへようこそ。

大森署署長・竜崎伸也の身辺は、にわかに慌しくなった。

盗まれた秘宝を追って砂漠を旅する勇者バシリスク。

サッポロ・シティ・ジャズで賑わい始めた札幌。

自称お助け屋の椎堂圭祐は、エリート養成が目的の全寮制高校を脱寮した少年の自殺未遂を防ぎ立ち直らせた。

オネエだけど芯は男前vなミリオンセラーの人気少女マンガ家とヤクザ顔だけど実はオトメンな編集者。

仲秋八月一日は、吉原でも「八朔」と称して大紋日であった。またその日は、白無垢を着た花魁道中が行われるのが仕来りだ。

十津川警部は、鑑識技官・新見のスケッチ展を訪れた。

七十万石の大大名の嫡男である松阪順二郎は、側室一味の陰謀で国許に二十年も幽閉されていた。

七十万石の大大名の嫡男である松阪順二郎は、側室一味の陰謀で国許に二十年も幽閉されていた。

古書店を舞台にした青の出演映画が公開になり、相変わらず賑やかな堀田家。中学3年生になった研人はますます音楽に夢中。

繁華街の裏道にひっそりと建つ「カフェ・フロリアン」。古くみすぼらしい外見に反して、内装は豪華絢爛。

視覚以外の感覚を持たない青年・日暮旅人は、それらと引き替えに、目に見えないモノ―音、匂い、味、感触、温度、重さ、痛みを“視る”ことができる。

探偵の家に忍び込んだ男が出会ったのは、一人の泥棒少女。「私はあなたの妹ですよ。

警視庁刑事部に配属となった若き刑事、大和。彼が足を踏み入れたのは刑事部捜査零課。

父親が多額の借金を残して亡くなった。

都内某所にひっそりと佇む茶屋『妖〓（き）庵』。その主、洗足伊織は目を見張る美貌の持ち主だが、非常に偏屈な毒舌家でもある。

四代将軍家綱の正室顕子女王に京から刺客が放たれたとの剣呑な噂。

五年前の夏、湖で見た光が、すべての始まりだった。ある日、憶えのない「記憶」が僕の頭に流れこんできた。

「勝てない」――旅の途上、森の中でゼンを襲った山賊。その用心棒たる凄腕の侍には、やむにやまれぬ事情があった。

東京の大学で美術の非常勤講師を務める賢一。

世田谷署の刑事・樋口彰は、争い事が嫌いで、誰かとぶつならないように一歩いているところがある。

超絶難事件は解決されうるのか!?名探偵たちはいったいどんな推理を繰り広げるのか?通常では考えられない執筆陣容を誇る贅を尽くした華麗なる競演…驚愕必至の捜査と、予測不能の結末!13の難事件に挑む13人の名探偵。

立ち寄った村の庄屋で用心棒を乞われるゼン。気乗りせず、一度は断る彼だったが……。

マッチョな探偵とちょっとおデブな婦人警官の凸凹コンビが、あっと驚く推理で事件の謎を解く。

最強武田軍vs信長・秀吉・家康連合軍!戦国の世の大転換点となった長篠の戦い。

二人を殺めた強盗殺人事件の裁判員裁判で、ある男の最終陳述が始まろうとするなか、傍聴席の若い男が「その人は犯人ではありません。

サンフランシスコにある医院のオフィスで、老精神科医は、壁に掛けられた穏やかな海の絵を見ながら、光と情熱にあふれた彼らとの美しき日々を懐かしく思い出していた……。

縁日のおつりが、どの店でも五十円玉ばかり!? 天才・裏染天馬とその妹が、学内外の不可思議な出来事の謎を解く。

息を呑むような美人が訪ねてきた。関東仁友会の理事で、裏社会の情報提供してくれた首藤正邦の娘、茉莉花だ。

駆け落ちして一緒になった年上の妻が殺された。妻が離婚したがっていたこと、アリバイなしで夫に容疑が。

九州新幹線「つばめ」車内で幼児が誘拐された。犯人は、幼児の父親が勤務する製薬会社で開発中の新薬の化学式とサンプルを要求。

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」から1年、 村上春樹、9年ぶりの短編小説集。 表題作は書下ろし作品。

想い出の中に取り残されていた謎をめぐる、ミステリー珠玉集。

超合理的な性格の桜子准教授。ある朝、大学構内で田崎教授の死体が発見され、准教授たちに疑いの目が向けられる。

「よそものは、死ぬまでよそもの」 それが、この町のルール。

9年前、家族を事故で失った環は、大学を中退し孤独な日々を送っていた。

『皆さんにはこれから人狼ゲームをプレイしていただきます。この中には三人の人狼役がまぎれこんでいます。

■収録作 「無縁」……「小説現代」掲載 「不惑」……『デッド・オア・アライヴ』掲載 「被疑者死亡」……「小説現代」掲載 「終の住処」……「小説現代」掲載 「刑事の約束」……書き下ろし 椎名桔平主演で連続ドラマ化された短編集『刑事のまなざし』に続く、夏目シリ

心極流の達人ながら、凡庸な勤めに留まる蔵太。二人の子供とともに穏やかに暮らす、その妻・澪。

募集内容・・全身整形に抵抗のない二十代から三十代の男性を急募。 報酬・・一千万円。

急成長を遂げるファンドの総裁が急死。背後には警察と検察の対立があった。

赤坂・霊南坂のレストランで、美女の携帯を偶然預かった浅見光彦。

昔のあの出来事、セクハラにあたるのでしょうか?…西城秀樹が好きでたまりません!占いは当たるのでしょうか…すべては“あなたの悩み”から始まった―。

真っ赤な朝焼けの中、娘が一陣の風とともに忽然と消えた。居合わせた父親が自身番に捕らえられるが、自ら命を絶ってしまう。

八木薔子はアメリカ最大の警備会社で要人警護を多く務めたエリートボディガード。

茅葺き屋根が寄り合う退屈な村・ミナギ。あくどい手段で村を変えていく地主と“ネオ農”との壮絶な争いを描く「拳銃と農夫」。

我が家を地獄につきおとしたのは、母でした――娘の口から明らかになっていく、母の異常犯罪とは。

敗戦後の一九××年、米英中ソに分割統治された日本。

分断された各統治区から集まった仲間と、頼もしいシェパード“主将犬”を連れて、命からがら中央ニッポンの東京にやってきたサブーシャ。

あらゆる場所に迅速に手紙を届ける文書配達人、中国料理店の神業皿洗い師、人気劇団の主演俳優、大学教授にして新人文学賞の受賞者となった作家。

第33回日本SF大賞受賞。第1回創元SF短編賞山田正紀賞の表題作にはじまる全6編。

「人の生命は地球よりも重い、というのは嘘でもなければ真実でもない。ただの願望よ」しずるさんとよーちゃんが挑む新たな謎―。

錬金術、陰陽道――それらはすべて田中一族があやつる「原伊仙」が源流だった!? 原伊仙を発動するには、原伊島にあるクリスタルタブレットが必要だという。

昭和三十六年、明和新聞記者の坪井永史は国を揺るがす特ダネを掴む。情報提供者は女子大生・山岸葉子。

エステサロンを経営する美貌の女社長・藤崎綾香。彼女は成功を手にするため、あらゆる手段を取ってきた。

古美術商『草美堂』の主人・高尾庄平は62歳。商売は順調で30歳も年下の野村和子を愛人にしていた。

明和製薬の村上社長に取り入りたい『草美堂』の高尾は、社長の側近である謡の師匠・倉田と、著書の代筆者・日下部に会うことで、社長の興味が肉筆浮世絵にあることを知る。

美容整形手術により完璧な美貌を手に入れ、世界的ファッションモデルとして活躍中の美織レイ子が死んだ。

「電気人間って知ってる?」一部の地域で根強く語られている奇怪な都市伝説。真相に近付く者は次々に死んでいく。

大晦日に発覚した一家皆殺しという残虐な犯罪。

女は裂かれた腹から胃腸を抜き取られ、男は冒されるはずのない高山病で死んでいた。

江戸町名主の跡取り息子・麻之助が、幼なじみの色男・清十郎、堅物・吉五郎とともに、さまざまな謎や揉め事の解決に立ち向かう好評シリーズ第三弾!妻のお寿ずから懐妊を知らされ、驚きつつ大喜びする麻之助には、思いもよらぬ運命が待ち受けており―江戸情緒とともに、切ない