桑港特急
- パンダ (7)
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作家の視野の広さと構成力の凄さに感銘して読んでいます。 | ||||
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人情時代物の名手、山本一力の手による「西部小説」である。昔から「日本で西部ものは売れない」と言われているが、今更のように邦訳されたエルモア・レナード「オンブレ」にしろ本作にしろ、「訳者・村上春樹」「作者・山本一力」の名があってこそだろうと思う。 さて本作、上海、小笠原、コロマという全く繋がりのない土地での物語が、ゴールドラッシュ時代初頭のサンフランシスコで交錯する壮大なお話。帯にある「日本人が書いた尤も面白い西部小説」というタタキ文句も満更ではないかもしれない・・・と後半まではかなりワクワクしながら読み進めた。 しかし・・・・「人情物」を得意とする作者にやはり「アクション」は書けないのだな、と改めて思うとともに、終盤で、それまでのワクワク感が一気に萎えてしてしまった。その理由は2つ。 先ず最初に「結局、誰がメイン・キャラクターなのか?」という点。日系人兄弟にしろ、リバティ・ジョーにしろルーパンにしろ「主役を張れるレベルの『華』」がない。西部小説を謳う割に、元賞金稼ぎで妻の復讐に燃えるガンマンであるジョーにはフランコ・ネロやイーストウッドのような「圧倒的な強さ」がない・・・つまり「ヒーロー不在」なのだ。 二つ目の理由として、「銃」「刃物」「拳(拳法)」と主要人物が繰り出す武器について、それぞれの「間合い」が全く描き切れていない。これは作者に武道や実銃の射撃経験がないためだと思われるが、銃には銃の、刃物には刃物の、拳法には拳法の間合いがある。映画「続・夕陽のガンマン」でも「イップマン」でも、若山富三郎の「子連れ狼」を見てみれば一目瞭然であろう。故に「中国拳法の達人」であるルーパンの「一撃必殺の正拳突き」等々、全く緊張感がないままするっと流れてしまう。クライマックスになるはずの悪党一味との決戦も「え?!こんな終わり方でいいの???」という薄さ、そして後味の悪さが残る。 加えて中国拳法と剣術の稽古をつけてもらっている日系人兄弟の設定も全く生かされていない。 とどのつまり「やはり日本人に血沸き肉躍るウェスタンは書けない」という持論を再確認しただけの結果となった。 | ||||
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一八四〇年代後半,ゴールドラッシュ時代の到来に沸く桑港(サンフランシスコ)と, 片や鎖国時代の日本,父島で暮らす家族,特に船乗りを憧れる兄弟が生き生きと描かれ, 一見,接点は見えないものの,海の向こう,限りない世界に思いをはせる少年たちの姿は, さらには厦門からの思惑も関わって…と,壮大な冒険活劇を予感させるものとなっています. ただ,少年らが海を渡った第二部に入っても,なかなかそれらが交わる様子は見られず, 彼らの新天地での奮闘は描かれるのですが,期待される成長,冒険譚からはほど遠い印象. その後,ようやくそれぞれが繋がり,物語が動き出すころには彼らは完全に脇の扱いとなり, 最後こそ二人で締められますが,これなら居ても居なくても変わらないように感じられました. 多くの人物を出し,個々にエピソードを与えた割には,ほったらかしにされたものも多く, 大仕掛けのだまし合いや銃撃戦,少しブラックな決着など,確かに面白くはあったのですが, 結局は狭い世界と人のやり取りとなり,第一部で窺わせたほど広がらなかったのが残念でした. | ||||
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小笠原で暮らしていた2人の少年がアメリカの金鉱を目指して、成長・活躍する物語です。 途中で、何度かジョンマンも登場するので、山本氏の「ジョンマン」を読んだ人には、面白いと思います。 その後のジョンマンがどうなったかは、「ジョンマン-5・立志編」や予約受付中の第6刊に描かれているのでしょう!(「ジョンマン」は、現在までで4刊目まで鹿読んでいません。 これも一気に読める本です。 | ||||
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500ページをこえる厚さに最初は読み切れるか不安でしたが、テンポの良い展開で、次どうなるの?という思いが先にたち、ドンドン読めました。 | ||||
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