引擎/ENGINE



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    初公開日(参考)2015年01月
    分類

    長編小説

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    引擎/ENGINE (新潮文庫)

    2015年01月28日 引擎/ENGINE (新潮文庫)

    高級外車窃盗団を追う築地署の刑事游二の眼前に、その女は立ちはだかった。美しい肢体を晒しながら、銀座ティファニーのショウウインドーに銃弾をぶちかましたのだ。少女のような微笑をたたえながら。そしてダイヤのピアスを盗むと、獣じみた哄笑を残して、消えた。同僚の死、ビル爆破、高級車炎上―。次々と凶事に巻き込まれる游二が辿り着いた女の正体とは。渾身の傑作長編。(「BOOK」データベースより)




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    引擎/ENGINEの総合評価:8.80/10点レビュー 5件。Bランク


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    No.5:
    (2pt)

    まあまあ

    鈴木正文選手の編集長時代に自動車雑誌の「engine」に連載されていたハードボイルドアクションなり。

    2011年現在の日中露の国際環境を背景に、主人公の刑事と一匹女狼のスーパー美女が激烈に戦い、愛し合う御噺だが、いま話題になっている「汚い爆弾」や「敵基地攻撃」などの挿話も登場して、まあ興味深い。

    ラストでは刑事が、自分よりの百倍も強いスーパーウーマンが油断した隙に、卑劣にも射殺してしまい、「自分の中の何かがすっかり失われたことに気づいた」と独白するのだが、それはないよね。
    引擎/ENGINE (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:引擎/ENGINE (新潮文庫)より
    4101180164
    No.4:
    (5pt)

    それは最悪最凶のファム・ファタール!

    築地署の刑事である游二(りゅうじ)は、張り込み中だった。このところ派手に稼いでいる高級外車窃盗団の、次の犯行予定を情報屋から仕入れていたのだ。
    今回の盗難の標的はマイバッハ。駐車場を張る游二たち。しかし、早朝の銀座の街に唐突に響いたフェラーリV8の咆哮がうるさい。持ち場を離れ爆音の主を探した游二は、無理矢理フェラーリのエンジンを詰め込んだ黒いセダンを見た。
    降りたのは黒いタンクトップを着た黄金色の髪の女。背中に裂傷の痕。

    本作は、月刊自動車雑誌『ENGINE』で連載されていたので、よくもまんま持ってきたなという感もあるが、その為、車に関する描写やカーアクションなどにかなり力が入った作品になっている。
    主人公である游二を中心に描いているが、敵である謎の女の存在がまた面白い。凶暴、大胆、凄腕、そしてエロティックで、まさに野趣に溢れた女。
    游二は女を追う。取り憑かれたかの様に、自ら破滅へと向かうかの様に。
    本作の書体は非道く簡潔。余分な虚飾を廃した硬派なものになっている。そして、矢作俊彦にしては意外ながら、大藪春彦へのオマージュも込められたハードボイルドタッチなアクション小説である。
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    4101180164
    No.3:
    (5pt)

    比喩がスゴイ!

    矢作俊彦は好きな作家で、ロング・グッドバイを読んで感心した記憶があります。それでこの作家を好きになりましたが、比喩・引用等が
    多いのと、彼の人生経験を物語るような表現についていくだで、理解するまでには至りませんが、この作品は好もしいものでした。
    引擎/ENGINE (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:引擎/ENGINE (新潮文庫)より
    4101180164
    No.2:
    (5pt)

    小説でカーチェイスに興奮するとは思わなかった。

    科白回しや都心の描写はいつも通り、ストーリー展開も快調でぐいぐい読ませる。そういった意味では安心して読めた。

    すごかったのはカーチェイスのシーン。私はクルマを運転しないのでクルマ・運転の用語や技術はわからないのだけど、まるで映画を観ているような描写。
    あー、こういう風に書くと迫力とスピード感のあるシーンになるのだな、と思ったのはその章を読み終えてからで、読んでいる最中はもう手に汗握る、な感じ。

    カーチェイスだけでなく結構暴力的・破壊的な場面も多く、ハードボイルドというよりはアクション小説(こんなジャンルがあるのか知らないけど)ですね。

    ラストの乾いた感じもかっこよく、最近の映画はつまんないから小説で書いてやったよ、と矢作さんが言ってるように感じました。
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    4101180164
    No.1:
    (5pt)

    禍々しくも美しい最強のファム・ファタール

    迂闊な事に単行本出版時に読み逃していた。
    本書の中に特別な記載はないが著者曰く「本文加筆改稿多々あり、いわばディレクターズカット」だという文庫版。
    自己韜晦めいた献辞にあるように大藪春彦の某作品や映画『蜘蛛女』を思わせる、いや、それを遙かに凌駕する最強にして最凶のファム・ファタールが登場し、主人公同様に是非も無く読者は心を奪われる。
    禍々しくも美しい冒頭から悲痛だが宿命的な結末まで、相変わらず見事な映像喚起力に満ちた描写の魅力と著者の真骨頂である華麗な比喩が堪能出来る。項を捲る手がもどかしく感じられ一気に読了した。傑作。
    引擎/ENGINE (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:引擎/ENGINE (新潮文庫)より
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