リンゴォ・キッドの休日

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種別
長編
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あらすじ

2005年05月25日 リンゴォ・キッドの休日 (角川文庫)

横須賀の朝、高台の洋館で高級クラブに勤める女の死体が発見された。そして米軍基地内の桟橋沖に沈んだワーゲンからは男の死体が引き揚げられた。無関係に思える二人だが、同じ拳銃で射殺されていたことがわかり、非番だった神奈川県警捜査一課の二村永爾は、署長からの電話で捜査にかりだされることに。所轄と公安、そしてマスコミの目を欺きながら、二村は事件の真相を追うが…。二村永爾シリーズ第1弾。(「BOOK」データベースより)

評判

リンゴォ・キッドの休日の評価:

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リンゴォ・キッドの休日の総合評価:

9.75/10点 レビュー 8件。

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No.8
(5pt)

警官だが今日はフリー・ランスなんだ。

舞台は横須賀、銃はトカレフが一丁、死体は三つ。
その事件を巡って、警察に公安、ヤクザ、暴走族、夜の女、情報屋、記者などと絡み合いながら、休日に所轄署の署長から内々の依頼を受けた主人公 二村永爾はドブ板通りを渡り歩く。
非番の刑事を主人公にしたことで、普通の刑事物ではなく、また、日本では成立させ難い探偵物風の筋立てにしているところはなかなか珍しい。

初出は、早川書房の単行本で1978年。もう40年以上も前になる。
流石に時代背景、風俗や情緒などは、現代からするとなかなか想いが届かないだろうが、なんとなく昔はそうだったんだろうと想像で補える。
そういうハンディはあった上でも心配は無用だ。不必要な説明をしていない為にやや難解ではあるが、優れた比喩、スタイリッシュな文体、あまり刑事らしく見えなく、そして腐肉屋な主人公の台詞回しなどが面白く読み進める助けとなってくれる。

本作は、著者のごく初期の作品から顔を出していた神奈川県警の刑事、二村永爾を主人公としたシリーズの第一弾である。中編小説の二本立てとなっている。
そして、二村永爾シリーズはその後も散発的に刊行されている。
1985年『真夜中へもう一歩』
2004年『THE WRONG GOODBYE-ロング・グッドバイ』
最新刊の『フィルムノワール/黒色影片』は2014年。
著作の数々の中で、最も息の長い登場人物なのである。
リンゴォ・キッドの休日 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: リンゴォ・キッドの休日 (角川文庫)より
4041616069
No.7
(5pt)

警官だが今日はフリー・ランスなんだ。

舞台は横須賀、銃はトカレフが一丁、死体は三つ。
その事件を巡って、警察に公安、ヤクザ、暴走族、夜の女、情報屋、記者などと絡み合いながら、休日に所轄署の署長から内々の依頼を受けた主人公 二村永爾はドブ板通りを渡り歩く。
非番の刑事を主人公にしたことで、普通の刑事物ではなく、また、日本では成立させ難い探偵物風の筋立てにしているところはなかなか珍しい。

初出は、早川書房の単行本で1978年。もう40年以上も前になる。
流石に時代背景、風俗や情緒などは、現代からするとなかなか想いが届かないだろうが、なんとなく昔はそうだったんだろうと想像で補える。
そういうハンディはあった上でも心配は無用だ。不必要な説明をしていない為にやや難解ではあるが、優れた比喩、スタイリッシュな文体、あまり刑事らしく見えなく、そして腐肉屋な主人公の台詞回しなどが面白く読み進める助けとなってくれる。

本作は、著者のごく初期の作品から顔を出していた神奈川県警の刑事、二村永爾を主人公としたシリーズの第一弾である。中編小説の二本立てとなっている。
そして、二村永爾シリーズはその後も散発的に刊行されている。
1985年『真夜中へもう一歩』
2004年『THE WRONG GOODBYE-ロング・グッドバイ』
最新刊の『フィルムノワール/黒色影片』は2014年。
著作の数々の中で、最も息の長い登場人物なのである。
リンゴォ・キッドの休日 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: リンゴォ・キッドの休日 (新潮文庫)より
4101180121
No.6
(5pt)

警官だが今日はフリー・ランスなんだ。

舞台は横須賀、銃はトカレフが一丁、死体は三つ。
その事件を巡って、警察に公安、ヤクザ、暴走族、夜の女、情報屋、記者などと絡み合いながら、休日に所轄署の署長から内々の依頼を受けた主人公 二村永爾はドブ板通りを渡り歩く。
非番の刑事を主人公にしたことで、普通の刑事物ではなく、また、日本では成立させ難い探偵物風の筋立てにしているところはなかなか珍しい。

初出は、早川書房の単行本で1978年。もう40年以上も前になる。
流石に時代背景、風俗や情緒などは、現代からするとなかなか想いが届かないだろうが、なんとなく昔はそうだったんだろうと想像で補える。
そういうハンディはあった上でも心配は無用だ。不必要な説明をしていない為にやや難解ではあるが、優れた比喩、スタイリッシュな文体、あまり刑事らしく見えなく、そして腐肉屋な主人公の台詞回しなどが面白く読み進める助けとなってくれる。

本作は、著者のごく初期の作品から顔を出していた神奈川県警の刑事、二村永爾を主人公としたシリーズの第一弾である。中編小説の二本立てとなっている。
そして、二村永爾シリーズはその後も散発的に刊行されている。
1985年『真夜中へもう一歩』
2004年『THE WRONG GOODBYE-ロング・グッドバイ』
最新刊の『フィルムノワール/黒色影片』は2014年。
著作の数々の中で、最も息の長い登場人物なのである。
リンゴォ・キッドの休日 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: リンゴォ・キッドの休日 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150766517
No.5
(5pt)

警官だが今日はフリー・ランスなんだ。

舞台は横須賀、銃はトカレフが一丁、死体は三つ。
その事件を巡って、警察に公安、ヤクザ、暴走族、夜の女、情報屋、記者などと絡み合いながら、休日に所轄署の署長から内々の依頼を受けた主人公 二村永爾はドブ板通りを渡り歩く。
非番の刑事を主人公にしたことで、普通の刑事物ではなく、また、日本では成立させ難い探偵物風の筋立てにしているところはなかなか珍しい。

初出は、早川書房の単行本で1978年。もう40年以上も前になる。
流石に時代背景、風俗や情緒などは、現代からするとなかなか想いが届かないだろうが、なんとなく昔はそうだったんだろうと想像で補える。
そういうハンディはあった上でも心配は無用だ。不必要な説明をしていない為にやや難解ではあるが、優れた比喩、スタイリッシュな文体、あまり刑事らしく見えなく、そして腐肉屋な主人公の台詞回しなどが面白く読み進める助けとなってくれる。

本作は、著者のごく初期の作品から顔を出していた神奈川県警の刑事、二村永爾を主人公としたシリーズの第一弾である。中編小説の二本立てとなっている。
そして、二村永爾シリーズはその後も散発的に刊行されている。
1985年『真夜中へもう一歩』
2004年『THE WRONG GOODBYE-ロング・グッドバイ』
最新刊の『フィルムノワール/黒色影片』は2014年。
著作の数々の中で、最も息の長い登場人物なのである。
リンゴォ・キッドの休日 (1978年) Amazon書評・レビュー: リンゴォ・キッドの休日 (1978年)より
B000J8NFL4
No.4
(5pt)

スタイル!

スタイルを貫き通すための、誇りがあって、けっしてマッチョさんのいわゆる俺様が1番ではない(=ジャイアンみたいな存在の事です、俺様が1番!だから周りは言う事聞け〜、オマエのモノは俺のものだ〜、というただの幼稚なわがままさんの事。そういった願望が透けて見える人のなんと多くて困ったことか!しかも最近そういったことを隠そうともしなくなってきた!俺様はビックになる!とか平気で言える無神経さ!!)、時には自身の誇りをも譲れる強さを持ち、スタイルを維持する事にかかる負荷を「あえて」(ツラくてキツイ事であっても)自分が望んでする事だから引き受ける覚悟を持つ、というところに、オトナへの社会人としての通過儀式のようなものがあると思います。社会人やオトナとして生活するうちに忘れてしまったり、薄らいでゆく規範のようなモノであるとも思うので、惹かれる人が多いのではないかと。
ちょっと話しが広がりすぎたかも知れませんが...。

中でもこの「リンゴォ・キッドの休日」のストーリーは良いです、とても好きです。矢作さんはきっとチャンドラーが大好きなのだと思います。構成も伏線も小道具も「キメ台詞」も最高にイカシテます。ロマンチストだけど、ただのロマンチストではない、警察という組織に属していて、なおかつ今だけフリーというとても曖昧で奇妙な存在が、二村永爾をまた魅力的にします。二村の行動や言葉やスタイルに重みと魅力があり、やせ我慢だけど、あえてそれでもするやせ我慢に意味を見出せる、そんな人にオススメ致します。そんなやせ我慢が必要な人(私を含めてなんと多いことか!せめて自覚したい)、ルールじゃない規範の、しかもモラルじゃない縛りの重要性を考えてみたい方にも、ただカッコイイ事は何か?を考えてみたい人にもオススメ致します。我慢を必要としなくなってきた事に、我慢させる事を「商売として」無くす事をあまりに進めてしまった現代に重要な何かがあると私は感じましたし、そのうえカッコイイのですから。

普通「お金」ってちょっと泥臭くて、生々しい、けっして美しいものではないと、私は思うのですが、最後の最後に出てくる「お金」のなんてチャーミングな(あえて古いと言われようとも、ここはチャーミングです!)事!!「お金」がここまでチャーミングに見えたことは今までで無いです、是非オススメ致します。
リンゴォ・キッドの休日 (1978年) Amazon書評・レビュー: リンゴォ・キッドの休日 (1978年)より
B000J8NFL4

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