人気アイドル、謎の自殺――。彼女の親友である蓮美は呆然とするが、その死を悼む間もなく激動の渦に巻き込まれる。

脚本家として順調に生活する鈴音(36歳)が、高校時代の友達・水絵に突然呼び出された。

マンションで孤独死体となって発見された女性の名は、鈴木陽子。刑事の綾乃は彼女の足跡を追うほどにその壮絶な半生を知る。

三姉妹の長女・百合が次女を殺した。

真砂代は一九歳になったが、見栄えのしない容姿であることは自分でも分かっていた。

郊外の町で、幼稚園児の遺体が発見された。被害者は死後に性的暴行を加えられていた。

カメラマンだった祖父とそのモデルだった祖母。二人の死に秘密があることを聞かされた光介は……。

助産院に勤める紗英は、不妊と夫の浮気に悩んでいた。彼女の唯一の拠り所は、子供の頃から最も近しい存在の奈津子だった。

すべては、乙女のいびつな欲望から始まった ――衝撃のラストが待つ背徳のミステリー その朝、双子の老姉妹が手に手をとり、崖から飛んだ。

公開処刑人「森のくまさん」。犯行声明をネットに公表する連続殺人鬼だ。

「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。

どうしよう、お父さん、わたし、死んでしまう―。安藤の娘、加奈が学校で転落死した。

早瀬の旧家、東屋敷の一人娘が殺害された。敬次郎の呪いの罠を疑う当主は汐路に調査を依頼する。

平凡だが幸せな生活を謳歌していた香奈子の日常は、恋人・貴治がある日突然、何者かに殺されたのを契機に狂い始める…。

ゲーム制作会社で働く汐路は、同僚がビルから転落死する瞬間を目撃する。

東京近郊で連続する誘拐殺人事件。

「それ」は、日本の小さな町で始まった。変異に気づいたのはたった一人の男の子。

7月1日東京・杉並。小学校の校門に男児の切断された頭部が置かれていた。

とある山荘で会社経営者の妻と8歳の息子が転落死した。夫は無実を主張するも、容疑者として拘束される。

女優の弓香の元に、かつての同級生・理穂から届いた故郷での同窓会の誘い。

盲目の少女はなぜ二度も誘拐されたのか。

“新潟市一家溶解事件”そして謎めいた“手記”―。

最愛の娘を殺した母親は、私かもしれない。

刑事の麦子は、幼少期の「相手の気持ちになって考えなさい」という母の教え通りに人の意識に入り込む能力を身につけていた。

毎日が黄金に輝いていた12歳の夏、少年は川辺の流木に奇妙な印を残して忽然と姿を消した。

祖父と父が日々女を連れ込む、通称・たらしの家で育った庭師の雅雪は、二十歳の頃から十三年間、両親のいない少年・遼平の面倒を見続けている。

ピアニストからも絶賛!ドビュッシーの調べにのせて贈る、音楽ミステリー。ピアニストを目指す遙、16歳。

3年前に警察を辞め、家族も離れて暮らす真志に、娘を誘拐したと匿名電話がある。

待望の動物園ミステリーシリーズ第3弾! 『戦力外捜査官』で人気急上昇中の著者書き下ろし、動物園ミステリー第三弾! 事件の鍵はフワフワもこもこ愛されキャラのあの動物

40歳になったクボケンは、高校時代の同窓会を開こうと思い立つ。

ある一家で見つかった「ユリゴコロ」と題された4冊のノート。それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。

この子と、幸せになりたいだけなのに―岸谷奈江と一人娘の真央は、入園を予定している有名幼稚園へ見学に向かう。

「さて、同窓会を下記のとおり開催することとなりました。

フランスのとある田舎町の元領主ゴラーズ家に嫁いできた女。

それは治療法が確立されていない奇病。病といっても、ある種の超能力だ。

別居している妻の潜伏先を察知した男が、応対に出た姉のほうを撲殺―一一〇番通報の時点では単純な事件と思われた。

都内の暴力団が殲滅、偶然居た刑事2人も重傷を負う事件発生。それが東京中をパニックに陥れる夜の前触れだった。

我が家を地獄につきおとしたのは、母でした――娘の口から明らかになっていく、母の異常犯罪とは。

「犯人は〇〇だよ」。鈴木の情報は絶対に正しい。

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。

鬱屈した日々を送る大学生、筧井雅也(かけいまさや)に届いた一通の手紙。

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。

インターネット上に溢れる情報の中で、法律に抵触するものや犯罪に結びつくものを監視し、調査するサイバー・パトロール会社「クマー」。

新興宗教団体「宇宙神瞠会」が極秘裏にすすめている“ハルマゲドン”計画。

「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。

クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した14歳。彼の死を悼む声は小さかった。

警察のあきれた怠慢のせいでストーカー被害者は殺された!? 警察不祥事のスクープ記事。

閉鎖された中学校の校舎で、かつて軽音楽部で生まれた曲の歌詞通りに起こる連続殺人。

【第２９回　山本周五郎賞受賞作】 善意は、悪意より恐ろしい。

神奈川県警が劇場型捜査を展開した「バッドマン事件」から半年。 巻島史彦警視は、誘拐事件の捜査を任された。

元陸自のパイロット・新居見充は平成南海トラフ大地震で家族を亡くした喪失感とともに生きていた。

「皆さん、お静かに。動かないでください」。

天才的頭脳と、絶望的な孤独。授けられたのは、それだけだった。

第16回(2018年度)『このミステリーがすごい! 大賞』優秀賞受賞作が、文庫版で登場! 天才的な筋読みから「ヨミヅナ」と呼ばれる警視庁捜査一課、飯綱。

あの晩、あの電話に出ていたら。同級生の殺人容疑で十四歳の息子・翼が逮捕された。

内見したマンションはおしゃれな街のおしゃれな造り、環境も間取りも条件も申し分ない。