ミス・コンテストの最終予選に残った5人の美女が、最終審査を前にして、脅迫、交通事故、怪死…次々と謎の事件に巻き込まれてゆく。

会の正式名称は,JUSTICE LEAGUE=正義同盟、略してJリーグ。

仙台駅ホームに、毎月12月1日正午、和服姿の謎の美女が佇む。彼女は高級クラブ「綾」のママ・早坂みゆき。

小学生から中、高、大学生を主人公とする透逸な作品4編。

傑作、力作、奇作満載、有望新人輩出…推理界に話題を提供してきた本格推理シリーズも第15巻。

いま話題の怪盗“チェシャ猫”から、「ニヤニヤ笑い」の猫の絵の脅迫状が!警視庁の片山刑事は“アダムとイブ・コンクール”の最終選考会が開かれる、画壇の重鎮・野上益一郎邸の警備に出かけた。

結婚を目前にした中仙道由見江は、友人の日美子に相談を持ちかけた。結婚に反対し、嫌がらせをする女性がいるとのこと。

宇都宮発上野行きの始発電車が運んできた、男の服毒死体。所持品は、コインロッカーの鍵と血痕のついたナイフ。

―革服に身を包んだ寡黙な放浪者。三十年余りも流浪の旅は続いたという。

茨城県東海村にある原発に異常震動が発生。

御手洗潔が日本を去って1年半。

石岡が遭遇した、岡山県の村での大量連続殺人事件の犠牲者はさらに増え、村は地獄絵の様相に…。

補蛇落渡海。観音浄土での往生を願い、死を覚悟で小舟に乗って熊野那智から旅立つ儀式。

娘・洋子が結婚。音川音次郎警部補は、男手一つで育てた娘を複雑な心境で送り出した。

兵庫県警の二階堂警視と同僚の夢野桂香は、二人の殺人容疑者を追って、東京・お台場公園へ向かった。

政界進出を噂される官僚出身の元総理大臣秘書・佐久間要が、謎の写真を残して失踪した。

―紀元71年のローマ。

杉原爽香、二十六歳の春。友人の田端将夫が社長を務めるG興産で、爽香は畠中澄江という女性に出会った。

北多摩署・相馬刑事には、三年前、再会を誓った少女・坪山千江がいた。

自分の偽者が出現!?―小説家・北村直樹を騙る男が、女性に対し、詐欺行為を繰り返しているという。

北アルプス山岳救助隊員・紫門一鬼に、奇妙な光景を目撃したとの通報があった。

鉄を食べる人間が出現した!彼らはやがて大阪の街の一郭から、日本全国へとひろがっていった。

“ある所に不老不死の仙薬と、美女をはべらす「悦楽のルート」がある”殺人容疑で逃亡中の多門辰也は、バスの中で自分に酷似した男から、そう打ち明けられた。

犯罪者たちから「新宿鮫」と恐れられる、新宿署刑事・鮫島。新宿の高級娼婦の元締め・浜倉が殺された。

引き算を間違えて死に至る事件が日本で同時多発!?―新聞社で閑職に就く自見弥一が察知しはじめたころ、サウジアラビアで航空機乗取り事件が発生。

都内の住宅地で、白昼、主婦を狙う連続殺人が起きた。犯人は主婦を絞殺するのみで、盗難や凌辱した痕跡は皆無。

友人の誘いで会津若松を訪れた二階堂日美子。そこで彼女は、地元の山林王・内山一族を襲う殺人事件に遭遇する。

対人関係には、おのずと暗黙のルールが成立し、それを無視する者には制裁が加えられる。

京都府警の検視官・江夏冬子は、長崎でアナウンサーをしている旧友・西山百合子を訪ねた。

読者に挑戦状を叩きつける、13人の頭脳明晰な数学者たち!ミステリー界の新たな才能を探すため、1992年にスタートした本格推理の一般公募も、早7回目。

木曾経文村の守り神・地蔵菩薩が盗まれ、村の代表として、越路武平が探索の旅に出た。

金は天下のまわりもの。財布の中で現金は、きれいな金も汚ない金も、みな同じ顔をして収まっている。

事件は、商産省の組合の秘密闘争計画が、省側に筒抜けになっていて、スパイが発見されたことが発端だった。

ローマで観光ガイドを生業とする“俺”がチュニジアに来たのは、骨休めが目的だった。しかしそこで、事件に巻き込まれた。

知床の「乙女の涙」と呼ばれる滝で若竹多恵子が自殺!その原因を調査してほしい…。

お遍路でにぎわう菜の花畑の四国路で、遍路姿の老人が刺殺された。同行の若い女性の姿も消えた。

二十億円もの大金を横領し、服役中だった矢部亨が脱走した。外に待たせた仲間の車で逃げるという計画的な手口だった。

大分県国東半島の先に浮かぶ伝説の島・姫島―この島の実力者の息子・属優貴男が惨殺された。

大阪で、警備員が刺殺され、金庫が破られる凄惨な事件が!逮捕されたのは、前科があり、被害者と顔見知りだった塩川邦夫という男だった。

台風が九州を縦断した夜、ホテル玄海で宿泊客の男が絞殺された!その後、ホテルの経営者も青酸カリの入った牛乳を飲み、不審な死を遂げる。

衆議院議員で平成新党代表の桃沢康明が中野のマンションで撲殺され、その直後、エレベーターから走り去る“幻の女”が目撃された。

「主人が誰かを殺そうとしてるらしいのよ」―片山刑事が大学の同窓生・咲子からぶっそうな相談を受けている最中に、当の夫が現われ、いきなり殴られた!そして、ホームズには「好敵手」が出現!?表題作のほか、晴美が石津刑事とハネムーンの予行演習(?)をする「写真館」、

ダッソー邸事件は、三十年前の事件と共鳴する。

ユダヤ系財閥、フランソワ・ダッソー邸で滞在者ロンカルの死体が発見された。

事件は、大学生バンド『三角関数』の演奏中に起きた!首吊り死体に扮したメンバーの西条が補助用の鎖を切られ死亡、小佐井も毒殺されたのだ!しかも切断された鎖の輪は消え、毒殺の方法もわからない。

紀元70年のローマ。内乱を制したウェスパシアヌス帝だが、なお各地に潜伏する謀反の残党がいた。

六年半前の月蝕の夜、美島夕海の姉・紗月が惨殺された!―夫の明日香井叶ではなく、双子の兄・響を伴い、鳴風荘を訪れた深雪。

吉本紀子の義母がカバン詰めの死体となって発見された!死の直前の義母・静枝の呟き、福井県秋津村役場からの葉書、静岡県浜松市で診察を受けた眼科医院…一見無関係な義母の言動をたどるうち、紀子は過去の忌まわしい事件と、ある男性の名を探りあてる。

雪女に襲われて一人が死亡、一人が意識不明に!?現場の夜泣峠周辺を調べる京都府警は、資産家・波多野家の悲劇に辿りついた。

東京と長崎とをつなぐ寝台特急「さくら」。

男をホテルの一室に誘い、征服欲を満足させた刹那、その生命を奪う。目を覆うようなやり方で…。

子供たちを守るため、すべてを捨てる決意を胸に、SIS(イギリス秘密情報局)局員、バーナード・サムソンは、何度も危地脱出の手を借りたプロの運び屋「スウェーデン人」と密かに接触。

私立探偵・野崎通は、伯父の関島コンツェルン会長・関島陽之介に呼び出された。

盗品らしき象牙の撥、金縛りに遭う蒲団…台東区浅草の天野質店には、わけありの客がいろんな質草を持ってくる。

宝飾店オーナーの息子と交際中の折笠美知は、密かに玉の輿に乗ろうと計算している。

晴美の友人・恵利は新人女優。

事件はまず、浅見光彦の自宅付近にある平塚神社で起きた。商社マンが謎の言葉を残して刺殺されたのだ。

鴻巣求一は、ついてなかった。

実兄・木部信夫が、時価数十億円の不動産をすべて処分して失踪!?犯罪の匂いを感じる妹の谷せつだが、証拠が得られない。

『本格推理』の巻数が、ミステリー界の幸運の数、13に到達!さらにうれしいことに、今回採用の12人の才能たちが、記念号に恥じぬ傑作を披露してくれる。

東京駅で拾った客を世田谷の家に届けたが、「金を取ってくる」と言ったまま戻ってこない。

あじさいの咲く箱根路で、バスの墜落事故が発生した。

向こうのビルの屋上から人間が落ちていく!高級ホテルの回転式レストランで食事をしていた四人の男女は、その光景に息を呑んだ。

ある夜、仕事から帰ってみると、二歳になる愛娘が瓜二つの別人と入れ替わっていた。

田村奈津子は、家庭の崩壊を恐れながら、弁護士の沢田哲也と密会を重ねていた。

―「他人をこわがらせるのは、なんともいえず楽しい…まさに最高の気晴らしだった」(表題作「女を脅した男」)。

私立探偵・橋本豊に奇妙な依頼…服役中の殺人犯・浜田功は無罪だ、一カ月以内に真犯人を捜してほしい、報酬は一千万円!ところが、依頼主の広池弁護士が北陸・芦原温泉で絞殺された!福井県警は、現場を訪れた橋本を緊急逮捕。

杉原爽香、二十五歳の秋。大学を卒業して2年。

作家の田辺浩三に、推理劇執筆の依頼が舞い込んだ。舞台は能登で、犯人はこの女でと、あらかじめ指示がある。

時は紀元70年のローマ。

歌舞伎町の女・奈美。孤独な彼女が心惹かれる外国人・楊は、謎の影を持つ男だった。

白昼、高級レストラン『モンブラン』で殺人が起きた!夫と口論をしている最中、須川織枝が青酸カリを盛られたのだ。

東京・世田谷のマンションで美人キャスターが死体となって発見された。

画期的な本格推理作品の公募も第六回を数える。今回の応募は270編。

名探偵・浅見光彦が、兵庫県の城崎温泉を訪れたのは、母親雪江のお伴でだった。だが、浅見の行くところ、必ず事件あり。

吉原のソープランド「仮面舞踏会」で働くシルビアの特技は、なじみの客や同僚が持ち込む難問、事件を見事に解決すること。

東京・恵比寿駅近くの1DKの部屋。探偵・竹花の事務所はここにある。

安曇野で開催された山岳オリエンテーリングで、一組の男女が遭難死。

俺は同僚の片岡のデートのために一晩部屋を貸してあげた。

八尋由花は、恵まれた境遇にありながら、育児疲れとストレスが嵩じ、わが子を窒息死させてしまう。

内田洋一を乗せたヨットは、11カ月間の単独無寄港世界一周を終え、油壺に凱旋した。

ノースカロライナ州の厩舎で肢を折られた名馬「ラスキー」が瀕死の状態で発見される。傍らには調教師の惨殺死体が…。

高校時代の友達・沙織が勤めているTV局を訪ねた晴美。モニター画面に映る生番組のゲストは、若き天才詩人・白鳥聖人。

謎の言葉「ホトケのオデコ」を遺して、インチキ商法で世間を騒がせた商事会社の幹部社員が事故死した。

同じマンションに住む長谷川真佐子の依頼で、久しぶりに郷里を訪れた村田和子は、真佐子との不思議な縁の糸の存在を知る。

画廊を経営する村上康雄は、同じビルの喫茶店で働く斎原茜と恋に陥ち、結婚することになった。

名探偵・墨野隴人が帰ってきた!陽気な未亡人・村田和子は、親友・春日アヤメから怪事件の相談を受けた。

’95年1月17日、未曾有の関西大震災発生。

実業家の阿久津又造一家が住む「黄色館」は、世界の珍品を集めた秘宝館でもある。

妻の依頼で不倫中の夫を尾行していた私立探偵・西連寺剛は、当の夫・桑原にあっけなく見破られて面食らう。

鉄壁の防犯システムを誇る金融会社「あかつき商会」の社長・川俣徳一郎が殺害された!なぜ防犯システムは作動しなかったのか?休暇中だった川俣が社内にいた理由とは!?―東京・蒲田署の若手警部・左保田は、DNA鑑定を駆使して証拠をつかんだが…重要証人が転落死する事件

宮野叢子が旧家の連続殺人を禍々しく描き、乱歩から『一種の気魄を持つ特異の力作』と賞された「鯉沼家の悲劇」。

来条美箱は、就寝前に“カヴァハイ”という飲み物を飲んで不思議な夢をみた。ホテルの一室での密室殺人。

「わたしはお岩、お岩の幽霊よ。今度の芝居の脚本だけはおことわんなさいよ。

深い森に囲まれた北海道函館近郊の美しい学園・星辰女子学園で惨劇が起きた!二年生の朝倉麻耶が水死体で発見されたのだ。

新進作家・有坂信が手配した中元の依頼書に、他人のものが紛れていた。