(アンソロジー)

帰還―異形コレクション



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初公開日(参考)2000年08月
分類

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帰還―異形コレクション (光文社文庫)

2000年08月31日 帰還―異形コレクション (光文社文庫)

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帰還―異形コレクションの総合評価:7.33/10点レビュー 3件。-ランク


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No.3:
(3pt)

全体的に悪くはないと思うが

友成純一の「地の底からトンチンカン」は、夢野久作の「斜坑」のオマージュであると言う指摘がどこにもないのが怖い。舞台、登場人物名とその関係まで全く同じなので、これは盗作ではなくパロディなのだと思うが。編者の井上雅彦はなぜ、紹介文にそれを入れなかったのか。誰も言わないことに怖さを感じるのだけど、それも「ホラー」の一部ということなのか?
帰還―異形コレクション (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:帰還―異形コレクション (光文社文庫)より
4334730582
No.2:
(4pt)

とても気に入ったものが数編ありました

廣済堂文庫での出版が一段落つき、光文社文庫から継続してシリーズを出版することになったその第1作目、異形コレクションとしては16冊目で、しかも光文社文庫16周年ということで、編者の気合の入りようが伺われる一冊です。

個人的に印象的だったのは、

「地の底からトンチンカン」九州の炭鉱に現れた怪異。方言を駆使して土着的な雰囲気の中、コミカルかつ少し哀しい一編。

「深い穴」二次大戦後の終戦を信じず、ずっと東南アジアで潜伏していた元日本兵の小野田さんや横井さんが帰国された当時のことを思い出しました。これは主人公の祖父の弟、もうかなり老齢になっているはずのその大叔父が、せいぜい30代にしか見えない姿で復員、帰ってきたお話です。厚生省からの通知があったので、本当の話らしい、けれど、当然のことながらその大叔父とは時代のギャップもあって話や感覚が通じない、最初、迎え入れて歓迎したのはいいものの、そのうちに家族間の雰囲気がおかしくなってくる、あんなに若いのはおかしいではないか、そもそも本当にこの世のものなのか?と母が言い出して・・・結末は人間の本性が現れてなかなかブラックです。

「世界玉」京都植物園に勤める私は青いケシの専門家。ある日、行方不明だった建築家志望の弟から手紙がくる。タージマハルがどうしても見たかったのでインドへ行ったのだが、そこで世界が中にある世界玉と出会った、さらに世界玉を求めて、今、ネパールのカトマンドゥにいる、と。いつか青いケシを見にネパールに行きたいと思っていた私は、とにかく現地に飛ぶことを決心する・・・。インドからネパールに至る風景のエキゾチックな描写と、入れ子になった世界玉の中の世界はいったいどれが本当なのか?不思議な雰囲気が鮮烈な印象を残しました。
帰還―異形コレクション (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:帰還―異形コレクション (光文社文庫)より
4334730582
No.1:
(4pt)

復活を言祝いで

これまで廣済堂から出ていた競作ホラー・SF短編集「異形コレクション」の、出版元を光文社に変えての第一冊目。今回は「帰還」帰ってくる、ということテーマに秀作が並んでいる。
 私が特に気に入ったのは中井紀夫「深い穴」(現代日本に南洋から太平洋戦争で出征した「若いまま」帰って来た兵士と周囲に起こる違和感)と、久美沙織「失われた環」(失恋したばかりのOLの生活のディティルから畳み込むように「失せ物」の辛さが描かれる)。
 今回は、激しい恐怖というよりは、じわじわと怖さ、苦しさ、亡くした痛みを思い出させる一冊になっている。
帰還―異形コレクション (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:帰還―異形コレクション (光文社文庫)より
4334730582



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