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黒い遊園地―異形コレクション



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初公開日(参考)2004年04月
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黒い遊園地 (光文社文庫)

2004年04月14日 黒い遊園地 (光文社文庫)

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No.1:
(5pt)

個性ある作品揃い、魅力のダーク・カーニバルです

「黒い遊園地」というタイトルの通り、ダーク・カーニバルの雰囲気が満載の一冊で、様々な遊園地が描かれています。時間的にも場所的にも封じられ閉じ込められてしまった、抜け出すことができない遊園地。あの世や過去、異次元など異空間と繋がった遊園地。仮想世界のアトラクション、廃墟となったテーマパーク、そして香港の遊園地、大正時代の浅草、祭りの縁日、ヨーロッパ中世と繋がったメリーゴーラウンド、室町時代などなど、バラエティに富んだテーマが取り上げられています。

特に気に入ったものは、
速瀬れい「みずいろの十二階」大正時代、浅草をぶらついていて出会った女には未来が見えた。今、作家となった自分はその時の不思議を振り返っている。最後のオチが効いています。
芦辺拓「少年と怪魔の駆ける遊園」ここでの遊園地はデパートの屋上遊園。江戸川乱歩風少年探偵物を思わせる一編です。
木原浩勝「在子」田舎の縁日の見世物小屋で子供の頃に出会った怪異、何だったのかよくわからないがやたらと怖い、関西弁で飄々と語られる思い出話がいい味を出しています。
牧野修「コドモポリス」特別な子供にしか入れないコドモポリス、真一はそのことを友達に聞いた。それはどうやら近所にいついたホームレスが話していた遊園地と同じものらしい。そしてある日、真一は失踪する。必死になって探した末の絶望で無気力になってしまった両親。父親はコドモポリスをみつけようと奔走するが・・・。
立原透耶「迷楼鏡」古代中国の宮廷を舞台にした歴史劇。妃の望み通りに建てられた豪勢な大宮殿で繰り広げられる酒池肉林。王朝を堕落に導き、滅ぼそうとする背後にいる何かとは?
朝松健「東山殿御庭」室町時代、東山殿すなわち今の銀閣寺普請中、御庭に妖かしが出るとの噂がたつ。子供のような甲高い笑い声。管領、畠山氏は困り果て、調べ物を一休宗純に依頼するが・・・。室町ミステリとも言える格調高い一編。

なかなか質の高いホラー短編が集まったと思います。おすすめです。
黒い遊園地 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:黒い遊園地 (光文社文庫)より
4334736742



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