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アジアン怪綺―異形コレクション



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初公開日(参考)2003年12月
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アジアン怪綺 (光文社文庫)

2003年12月09日 アジアン怪綺 (光文社文庫)

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No.2:
(5pt)

エキゾチック、かつ、古典的なホラーです

異形コレクションのファンです。このシリーズはどれも粒選りではずれがないと思うのですが、大きく分けて2種類の傾向があるような気がします。ひとつはクラシックないかにもホラーらしいホラー、古風な呼び方をすれば怪奇小説とか恐怖小説といったもの。もうひとつはSF寄りだったりサイバーパンクの雰囲気を漂わせたもの。
テーマによってどちらかに傾くのは必然で、たとえば「侵略」はSF、「グランドホテル」はホラーというように。
この「アジアン怪綺」はホラー寄りで個人的にはとても好きな雰囲気です。やはり近隣の方がなじみがあるのか、一番多いのは中国がらみのもので22編のうち9編、そしてそのうちの3編はやはりというか上海が舞台です。他には韓国、フィリピン、タイ、ベトナム、バリ、ネパールからアレクサンドロス大王の頃の中央アジア、カザフスタン、そして日本の沖縄(確かにアジア色が濃いかも)まで、とても幅広く、作風も様々で非常にレベルが高いと思います。怪しい魔界上海やむせかえるような熱帯の怪異があふれています。シリーズの中でも特におすすめだと思います。
アジアン怪綺 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:アジアン怪綺 (光文社文庫)より
4334736122
No.1:
(5pt)

テーマがいい舞台装置。広がりのある作品集となっています。

小説のみならず、マンガやイラストなど、複数ジャンルの作家によるホラー短編作品集、異形シリーズの第28弾は「アジアン怪綺(ゴシック)」。その名の通り、アジアを舞台にした様々な怪異が語られます。
インパクトのあるカバーは、水木しげる氏所蔵の仮面で、今回は各作品の扉に氏がアジア各国で集めたという仮面や像が使われており、異国情緒を漂わせています。
さて、アジアというテーマはなかなかホラーと相性がいいのか、今回は中国を舞台とした怪奇話をはじめ、アヘン漂う魔都上海・香港の怪しくも魅惑的な話や、韓国の支配階級の家における怪異譚という珍しいものなど、地理的に比較的に近い場所を舞台としたものから、更に様々な呪術が未だに連綿と続いていそうなバリや、フィリピンや熱帯ジャングルでの戦争を描いた作品、イスタンブールを舞台としたものなどかなりワールドワイド。
静かに女性の「情念」を描いたゴシックなホラーである石神茉莉の「鳥の女」や、カフカの「変身」を思わせる内容ながらも、バリという舞台が非常に独特な効果を上げている友成純一「爛れ」といったところが良かったですが、中でも今回は朝松健の「ずい(字がないです)」が秀逸。これまでも室町時代を舞台に一休宗純が魔と対峙するという一連の作品を発表してきていますが、今回も唐人坂を舞台に、道教の恐るべき巫術が描かれており、豕偏に生まれると書くタイトルの「ずい」という字の意味が深いテイストとなっており、妖しさが引き立っています。
むせ返るような熱気の中、バイタリティ溢れながらもぞっとさせるアジアンなホラー短編が満載。通勤、通学時にちょっと読むのにもいいかと思います。オススメ。
アジアン怪綺 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:アジアン怪綺 (光文社文庫)より
4334736122



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