(アンソロジー)

妖女―異形コレクション



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初公開日(参考)2004年12月
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アンソロジー

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妖女 (光文社文庫)

2004年12月10日 妖女 (光文社文庫)

全篇新作書下ろし。大石圭、大槻ケンヂ、福沢徹三が初登場。伊藤潤二の「妖女コレクション」も収録。 (「BOOK」データベースより)




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No.3:
(4pt)

様々な魔性の女たち

まさにタイトル通り、魔性の女的なものが多かったと思います。個人的にはその中でもちょっと風変わりなものが気に入りました。たとえば・・・

早見裕司「余所の人」・・・沖縄が舞台だったので、ありがちな巫女(ユタ)の話かと思って読み始めました。が、そうではなく、一見ごく普通の今時の子、働くでもなくバーでぶらぶらしていたサンデーは不思議な女の子で・・・。最後の思いがけないオチに「えっ!」と声が出てしまいました。

立原透耶「右時、三たび負心して活捉せらるること」・・・たぶん唐か宋あたり、昔の中国を舞台にしています。まるで聊斎志異から取ってきたと言っても通りそうな、しっとりとした風情ある幽霊話でした。

速瀬れい「時の通い路」・・・戦後の東京、南方戦線から生き残って命からがら帰ってこれた歌舞伎俳優、けれどその兄は戦死してしまった。歌舞伎の演目に登場する女性たちには、まさに”妖女”と名づけるにふさわしい役が多くあって・・・。少し悲しいお話です。

石神茉莉「I see nobody on the road」・・・この作品は英国が舞台。子供の頃、自分をかわいがってくれたご近所の兄のような男の子、成人してから英国に留学するが、突然行方不明になってしまう。「白い影のような美しい女を見た」という言葉を残して。あきらめきれずに彼を探しに行った私に、彼がホームステイしていた家の母は言った。「いないものを見たりするからよ。出会ってはいけないの。見てはいけないの。それが”いない者”に対する礼儀だから。」・・・ラストの不気味さに背筋が寒くなりました。

朝松健「木曽の褥・・・作者お得意の一休和尚が活躍する歴史ホラー・シリーズ。大和の奥深い山林に踏み込んだ一休が見たものは・・朝松健版”泉鏡花の高野聖”ともいうべき恐ろしくおぞましい物語。

加門七海「墨円」・・・時代はたぶん明治。かつて旗本だった青山様が購入された屏風を、洗って修復してほしいとたのまれた表具屋は、そこに迦陵頻伽の絵を見る。極楽に舞い遊ぶという美声の鳥。ただしその絵は上半身は艶かしい人間の女、下半身はどぎつい極彩色の鳥の姿をしていて、なぜか顔が黒く塗りつぶされていた・・。

魔性の女というのはホラーにしやすいテーマだと思いますが、そのためか全体的にレベルが高いと思います。お勧めです。
妖女 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:妖女 (光文社文庫)より
4334738060
No.2:
(5pt)

冲方丁が良いです

異形コレクションはほぼ全巻持っていますが中でもこれの冲方丁は素晴らしかった。

コレで一気にファンになっちゃいましたね。

異形コレクションの中でもこの巻はかなり良い出来のものが集まっていると思います。
妖女 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:妖女 (光文社文庫)より
4334738060
No.1:
(4pt)

第31弾です!

毎巻、ひとつのテーマに対し多数の作家の書き下ろし短編を編纂している「異形コレクション」の第31弾です。今回の私のお気に入りは、本当にありそうな恐怖を描いた福澤徹三の「最後の礼拝」、単に異常心理という枠で括りきれない冲方丁の「まあこ」、幻想的で美しい石神茉莉「I see nobody on the road.」といったところです。
妖女 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:妖女 (光文社文庫)より
4334738060



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