秋田の貧しい小作農に生まれた富治は、伝統のマタギを生業とし、獣を狩る喜びを知るが、地主の一人娘と恋に落ち、村を追われる。

39歳独身の歩は突然会社を辞めるが、折しも趣味は映画とギャンブルという父が倒れ、多額の借金が発覚した。

「闇を愛する異形の物語」の蒐集者のために奉仕する。

闇を愛する皆様、今宵は、咽喉を潤す夜。祝杯を真紅の悦びで満たしましょう。

今宵のコレクションは壮大です。早速、我らが“驚異の部屋”の扉を開け放ちましょう。

今宵のテーマは「ロボットの夜」。ホラー、ミステリ、幻想怪奇、ロマンス…さまざまな意味合いの「夜」が登場します。

“新潟市一家溶解事件”そして謎めいた“手記”―。

自分が異なるなにかに乗り移られることの恐怖、自分の愛するものが別のなにかになってしまう恐怖、それにさえ気づかぬ恐怖。

本書は、皆様に笑って戴くための一冊なのです。

1930年頃、大阪の朝鮮人密集地域の蒲鉾工場・東邦産業で働く金俊平は、その巨漢と凶暴な性格で極道からも恐れられていた。

黒史郎が初登場。高橋葉介「夢幻紳士」最新作。

日本ホラー小説大賞、山本周五郎賞受賞作、待望の文庫化！ 岡山の遊郭で醜い女郎が客に自分の身の上を語り始める。

オールナイトの怪奇幻想映画祭！ 今宵も、私たちが愛してやまぬ素敵な闇の物語です。

―甦る屍体。人造人間。

あなたとダークな世界を繋ぎ続けるもの…。梶尾真治、桜庭一樹、平山夢明らが競演。

今回のテーマは“ショートショート”。

ようこそ。おいでくださいました。

誰も知らない、魔都・京都の奥の奥へとお連れします。今宵は、古都へのご招待。

23人の名手が醸した銘酒・綺酒・魔酒!全編新作書下ろし。

闇夜を震わせる激情。狩りの悦び。

描かれた未来。空想の未来。

ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。

有栖川有栖、平山夢明、澤村伊智、上田早夕里、斜線堂有紀、芦花公園ら、稀代の短篇巧者１６名が書下ろし競演！　いまホラー界とSF界でもっとも注目されるテーマ・アンソロジー最新刊！　鉄道から人力車、潜水艇まで、さまざまな乗物をめぐる怖ろしくも妖し

意想外の設定と冴え渡るラストのひねり。稀代のアンソロジスト・井上雅彦が贈る、海外異色作家短篇シリーズの第二巻が登場。

ここに集まった作品は、進化し続ける妖怪。宇宙空間の現象に潜む妖怪。

アイヌ紋様デザイナー・赤城ミワ。 彼女といると、人は自分の「無意識」に気づいてしまう。

意想外の設定と冴え渡るラストのひねり。

悪戯か御馳走か?この世は恐怖に満ちていると震え上がったあなた。…そしていつのころからか、本を読むことを覚えたあなた。

江戸川乱歩の造語である“奇妙な味”は、ミステリにもSFにも怪奇小説にも分類不能の、異様な読後感を残す小説を指す。

1997年暮れ、彗星のように現れたオリジナル・アンソロジー「異形コレクション」。

今宵は、魔夏の夢をお見せしましょう。したたる緑。

映画『赤い影』の原作となった表題作をはじめ、日常を歪める不条理あり、意外な結末あり、天性の語り手である著者の才能を遺憾なく発揮した作品五編を収める粒選りの短編集。

記念すべき十冊目のテーマは、「時間怪談」。江戸川乱歩がかつて「怪談」と呼んだ文学ジャンル。

現代ホラー小説30年の至宝を一挙収録。

湯島の白梅が香り、根津の躑躅が朱と燃える、江戸の暗闇…。

江戸川乱歩は執筆に行き詰まったあげく、通りかかった異人ホテルに身を隠す。

全篇新作書下ろし! 生誕二十五周年を飾る５４冊目の《異形》 「異形気象」を遙かに凌駕する「超常気象」の世界へ―― 〈収録作品〉 朝松健　怪雨は三度降る　　 井上雅彦　彩られた窓　　 上田早夕里　成層圏の墓標　　 空木春宵　堕天児すくい