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恐怖症―異形コレクション
- 異形コレクション (56)
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恐怖症というテーマだとどういう作品になるのだろうかと興味津々でしたが、つまり強迫神経症やパニック障害、狭い場所が怖い、ツブツブが怖いなど精神の不安定さからくる気持ち悪さを描いたものが多く、ゆえに読後感があまりよくないものがほとんどでした。が、読んだ後で読者をいやな気持ちにさせられたということは、作品の迫力という意味では成功だったのかもしれません(^^;。が、精神的に不安定な人にはあまりおすすめしないかも。 倉阪鬼一郎「布」、浅暮三文「遠い」はストーリーがあるようなないような、けれど奇妙な圧迫感がかなり怖いです。 北野勇作「怖いは狐」、どこか古めかしい雰囲気が明治~昭和初期のよう、二人の男性が夜道を帰っていく、その短い間に起きたことを描いているのですが、叫びだしそうな恐怖感がかなりぞくぞくきます。 井上雅彦「離宮の王」井上氏独特の個性が生きた秀作、耽美幻想のヨーロッパ映画を見るようで美しいです。 田中文雄「白い影」こちらは氏の作品に多い正統派、安定の怪奇小説です。 編者の井上氏が「ホラー(怪奇)とテラー(恐怖)」を区別して解説しておられましたが、この本はどちらかといえばテラー(恐怖)寄りの作品を集めていると思います。 | ||||
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