三毛猫ホームズの失楽園
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栗原警視が趣味で描いた「クビになったアダムとイヴ」を近々開催されるアダムとイブ・コンクールに特別出展作品としてパーティに参加する片山達。怪盗チェシャ猫の犯行予告にはじめ、貧乏暮らしの塚田一家の父親が描いたアダムとイヴ、ヴァイオリンとピアノのカップル、巨匠画家の雑用をする片山の同級生と視点が二転三転します。 個人的に、ピアノの彼氏を何度も許す彼女の深層心理がイマイチ。愛を誓って間もなく、あの様な真似をされて… | ||||
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ホームズの活躍の度合いは、作品によって違いがあったり、主人公と妹の晴海さん、同僚の石津刑事の活躍の度合いもいろいろ。話しは、とんとん進んでいくので、楽読み(イージーリーディング)できます。話しの部隊が突飛でも、そんなに違和感がないのは、主人公たちの善意が、押しつけがましいものではなく、時にはドジなところが、親しみが持てるのかもしれません。 | ||||
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「初めに光があった」 神々しいようだが、そこには創造の神になった気で他者の尊厳を傷つける倣岸で身勝手な欲望があったという、緻密に演出された一文から物語が始まります。この場面は後々にも大きく影響を及ぼします。解説には「大人たちの過ちが次の世代を生きる子どもたちに確実に影響していく、罪とはそのことをこそ言う」とあります。人間の罪という大きなテーマに触れた作品です。才能と人間性が比例していない天才画家の葛藤や、コンクールにかかわる人々の思いといった人間の内面の事柄がよく描かれているように思います。 「いわゆる謎解き、というのは、私の小説の中ではどうも上手く納まらない。(中略)・・・・・・今は、人間さえちゃんと描いていれば、そこに推理劇もちゃんと存在している、と思うようになりました」という作者の言葉が作品を通して裏付けられているように思いました。一方ユーモアもしっかり盛り込まれています。楽園を追放されたアダムとイヴという<人類の原罪>を栗原課長が描くとどうなるか・・・? 趣味の絵で片山刑事らを混乱の極致に叩き込む栗原画伯が思う存分活躍します。 | ||||
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