別居している妻の潜伏先を察知した男が、応対に出た姉のほうを撲殺―一一〇番通報の時点では単純な事件と思われた。

借金で首が回らなくなった勝は、強面を見込まれ、取り立て会社に身請けされる。

他人の見た光景が、あるきっかけで頭に浮かぶ能力をもつ神野亮司。

ライターの収入だけでは満足な生活を送れない久保は派遣会社から紹介された職場で働き、糊口を凌いでいた。

タワーマンションの最上階に暮らす売れっ子作家・珠美は人生の絶頂。一方、売れない作家桜子は安マンションで珠美を妬む日々。

大学で犯罪心理学を教える高倉は、妻と二人、一戸建てに暮らす。

大正時代に東北に芸術家たちが創ったユートピア「唯腕村」。 １９９７年３月、村の後継者・東一は美少女マヤと出会った。

高級住宅街に新築を建てた明は幸せの絶頂だったが、隣家の不気味な老親子の存在が気懸りだった。

「私の息子は、犯罪者になるに違いない」 1962年、西新宿・十ニ社の花街にある洋館「鸚鵡楼」で殺人事件が発生する。

夫、息子と幸せに暮らす宏美は9年前に恋人を飛び降り自殺の巻きぞえで失っていた。

雨は、哀しい過去を思い出させる。

スマッシュヒットを飛ばした『サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻』シリーズ第2弾となる短編集です! 相手のしぐさから嘘を見破る美人刑事・楯岡絵麻。

「本当の自分になるの」突然、自信に満ちた表情で語る秀子に、喜美代は恐怖さえ覚えた。

累計15万部突破の人気シリーズ、最新刊! 相手のしぐさから嘘を見破る美人取調官・楯岡絵麻が後輩の西野とともに、新たな敵に挑みます。

小さなプレス工場での単調な作業と上司の嫌がらせに鬱屈していた29歳の一郎は、偶然再会した友人・牛木の会社で、高級犬の販売を手伝うことに。

39歳の開業医・川辺。妻は勤務医。

十年間堪え忍んだ夫との生活を捨て家政婦になった主婦。囚われた思いから抜け出して初めて見えた風景とは。

平凡で慎ましやかな生活を送っていた主婦永井純子のもとに、不可解な贈り物が届いた。

山中で迷った僕は、山奥の不思議な村に辿り着く。そこで出会った少女と、ある約束を交わすが……。

警視庁捜査一課巡査部長で取調官の楯岡絵麻。

「弟を殺そう」―身長195cm、体重105kgという異形な巨体を持つ小学生の雷太。

中堅保険会社に勤める5人のOL。条件のよい結婚に策略を巡らす美人のリサ。

信者が三十人いれば、食っていける。

『このミステリーがすごい! 』大賞優秀賞受賞作家、受賞後第2作目は、まっすぐなヒロインが大火災に立ち向かう、消防サスペンス! 横浜市消防局中消防署の新米女性消防士、高柳蘭は多忙な日々を過ごす。

自分は少女誘拐監禁事件の被害者だったという驚くべき手記を残して、作家が消えた。

色恋をめぐる狂気は、その女たちを少しずつ蝕み、少しずつ壊していった…。

その物語は、人を殺す――。

帝都・東亰、その誕生から二十九年。夜が人のものであった時代は終わった。

皆川美海は平凡な高校生だった。あの女が、現れるまでは…。

単調な日常と無関心な家族。

保育士を辞めてしまった29歳の由真の遊び友達は、フリーカメラマンのハツモ。はっきりいってイケてない。

東京郊外で両親と暮らす朋子は、三十歳過ぎの兄が何年も二階の自室にひきこもっていることに悩んでいた。

「そう―ここは黒祠なのですよ」近代国家が存在を許さなかった“邪教”が伝わる、夜叉島。

国民学校初等科に通う堀川真樹夫と中沢大吉は、ある時同級生の月ノ森雪麻呂から自宅に招待された。

エリート銀行員の仁藤俊実が、意外な理由で妻子を殺害、逮捕・拘留された安治川事件。

“あれ”が来たら、絶対に答えたり、入れたりしてはいかん―。幸せな新婚生活を送る田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。

玩具修理者は何でも直してくれる。独楽でも、凧でも、ラジコンカーでも…死んだ猫だって。

夭逝した明治の日本画家・河野珠枝の「朱鷺飛来図」。

少女漫画 『青い瞳のジャンヌ』 をこよなく愛する”青い六人会”。

神降市に勃発した連続猫殺し事件。芳雄憧れの同級生ミチルの愛猫も殺された。

女性誌「フレンジー」の人気連載小説「あなたの愛へ」。

白昼の駅前広場で4人が刺殺される通り魔事件が発生。

ロンドンのオークションでゴッホ作「医師ガシェの肖像」を日本人が競り落とした。落札価格は約百八十億円。

大阪で相次いだ猟奇殺人。被害者はいずれも男性で、ホテルで血まみれになり死んでいた。

文芸誌編集長・三村は、高岡真紀と名乗る女性から投稿原稿を受け取る。

おかしいのはこの家か、わたしか―夫の転勤に伴う東京生活に馴染めずにいた果歩は、幼馴染の平岩と再会する。

我が家を地獄につきおとしたのは、母でした――娘の口から明らかになっていく、母の異常犯罪とは。

日本ホラー小説大賞、山本周五郎賞受賞作、待望の文庫化！ 岡山の遊郭で醜い女郎が客に自分の身の上を語り始める。

昭和初期を舞台に、双子の兄弟を襲う恐怖と悲劇とは……。

北米東海岸メイン州、海岸沿いのリゾート地。ある夜、残忍な殺人が起こり、女性二人が殺され、赤ん坊が行方不明になった。

平凡な郊外の町に、災いは舞い降りた。熱に浮かされ、痙攣を起こしながら倒れる住民が続出、日本脳炎と診断された。

石屈日和は文具メーカーで働く三十歳。創業者の孫ということもあり、職場では恵まれた立場だ。

訳アリの遺品と「不幸」をコレクションするオギーの依頼を受けた俺は、我が子の首を切断した母親の元に赴く。

避暑客が去り冷たい秋風が吹き始めた九月のメイン州の避暑地。ニューヨークから六人の男女が休暇をとって当地にやって来る。

初読はミステリ、二度目はホラー。この島の謎に、あなたもきっと囚われる。

超合理的な性格の桜子准教授。ある朝、大学構内で田崎教授の死体が発見され、准教授たちに疑いの目が向けられる。