家政婦トミタ
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家政婦トミタの総合評価:
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タイトルは某有名ドラマのパロ。ただ内容は大きく違って、正統派のサスペンスホラーになっています。 主人公一家が家政婦として迎えた富田という女性、気立てがよく気遣いに長けており、いつしか一家は富田に頼りきった生活を送ることになる…というあらすじ。 赤の他人を家に招き入れ、生活のすべてを一任するとどうなるかという恐ろしさがつぶさに描かれてます。作中の富田は「黒い家」の菰田と少し似ている。人の心を持ち合わせておらず、己の利益のためだけに動き、邪魔する者は力づくで排除しようとする視野の狭さも持ち合わせる、要はサイコパスですね。富田の内面が描写されることは最後までなかったのでなぜこんなことをしたのか?という点に関しては状況証拠から推測するしかないですが…。 文章はすらすら読めて没入感もあるのですが、この作者の特徴として締めがやや弱い。他作品に比べると綺麗にまとめている方ですが、終わり方も典型的なホラーの幕切れという感じでテンプレ感が強いなぁ。思ったより人死にがなく勧善懲悪寄りに終わったのはよかったですが。 あと、ホラーやミステリーあるあるですが警察が無能。特にラスト。逮捕した富田を逃がした挙げ句、主人公一家に異変が起こっているのに「戸締まりはしっかりしてくださいねー」で済ませていて肩の力が抜けました。いや、ついていけよ!!!そこは主人公に付き添って見回り強化するところでは?無能すぎない??? 夫に違法薬物と毒物を盛られててその物的証拠も掴んだのに「これではまだ証拠不十分で警察に富田を捕まえてもらえない…」って妻が悩んでるのも謎。いやあの、さすがに捕まえてもらえると思いますよ…?違法薬物出てるんだから。富田に包丁で襲われてようやく「これで警察に通報できる!」って言ってる妻に呆れました。違法薬物の時点で通報してください…。 ところどころ肩の力が抜ける描写はありましたが、じわじわ生活に侵食する富田は恐ろしく、ホラーとしてのエンタメ性はしっかり高かった。☆3.5。 | ||||
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2012年、角川ホラー書下きろし作品。 この作品は2011年に日テレで放映された大人気(高視聴率)ドラマ『家政婦のミタ』を、 あからさまにパロったというか下敷きにした作品である。 べつにドラマを観ていなくても読むのに問題ないのだが、 観た人には「このシーンってドラマにあったような?」と倍楽しめるストーリーになっている。 多数の人物による視点で物語は進み、最後には真実に収斂されていくという構成の巧みさ、 家政婦トミタ(富田)の得体の知れぬ恐怖は著者の真骨頂だろう。 トミタの犯行動機が明かされないままというのは消化不良という感も否めないが、 結末を含めてこれは著者が続編あるかも?と匂わせているようにも思える。 ともかくサスペンスとスリルに満ちた展開は一級で、一気読み必至。 | ||||
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序盤から特徴のない名字の登場人物が一斉に出てくる。誰が誰だか把握できないのと同時に会社や介護職の商品諸々の説明がはじまる。内容のわりに登場人物が多く疲れる | ||||
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やはりこの作者の文章はとても読み易く、今回も引き込まれてあっと言う間に、クライマックスでした。 ただ、他の方もおっしゃる通り、終末が欲求不満・・・作者の意図なのでしょうが、どの作品もしかり。それでもつい手が出てしまう魅力が有ります。 | ||||
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トミタの犯行の動機が曖昧で、散々事件を起こしたわりには、最後は結局どうなっちゃたの?と思う終わり方なので、すっきりしませんでした。 | ||||
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