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蜜蜂と遠雷
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蜜蜂と遠雷の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全736件 261~280 14/37ページ
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登場人物12人の視点がクルクル変わっていく面白い運びでした。上は面白かったのに、下はとても冗長に感じられました。上は5で、下は3!です。物語を面白くしていた明石が勝ち上がって行けなかったこと、それから明石君の居ない三次予選ならば、もう間引いたほうが良かったんじゃないかと感じられました。映画が先か原作が先かというのがありましたが、私は映画が先でしたけど、映画の方は逆に最後になるにつれて闊達に、良くなって行った印象でした。 | ||||
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著者の小説は、夜のピクニックに描かれたように、主題を軸に、主人公達の人間模様の織りなす多様性に魅力があると思う。今回は、ピアノコンクールを題材に、三人のピアニストの音楽への思いがコンテスタントという立場から描かれる。4人のコンテスタントは、生まれ、育ちの環境も異なるが、音楽へのひたむきな思いは共通しており、読後も爽やかである。 | ||||
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1巻にまとめたらさぞ素晴らしかったろうにと思ってしまう作品。 他の方が「文字で演奏する」的な事を書かれており、1次あたりまではその表現に引き込まれ次のページが早く見たくなるほどにただただ楽しめたが、下巻になり予選が進んでもその繰り返し。比喩や表現が過大でしつこく興醒めする。「長ければいいってもんじゃない」を象徴する作品だと思う。 | ||||
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"交差点で耳にした音を反芻した。蜜蜂の羽音。子供の頃から耳に馴染んだ、決して聞き間違えることのない音だ。"昨年、史上初の直木賞・本屋大賞のダブル受賞で賛否も含めて話題になった本書はピアノに詳しくなくても、その音の描写の豊かさ、楽しさに圧倒される。 個人的には、良い意味でそれぞれの登場人物を漫画の様にわかりやすく設定して、多くの人に関心を持ってもらう事を意図しつつ(みんな魅力的で、良い人たちばかり!)一方で著者自身が大のピアノ好きであるからこそ、それぞれの登場人物の成長を描きつつ【楽曲やコンクール自体の魅力】を確かに伝えたかったのかなあ。と感じました。うん。愛を感じましたので(笑) 音楽に興味がある人はもちろん、興味がない人にも文句なしにオススメ。また爽やかな読後感を得たい青春群像小説好きな方にもオススメ。 | ||||
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特にそれほど惹かれる部分はなかった気がする。何人かのピアノのコンクールのお話ですね。 | ||||
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"交差点で耳にした音を反芻した。蜜蜂の羽音。子供の頃から耳に馴染んだ、決して聞き間違えることのない音だ。"昨年、史上初の直木賞・本屋大賞のダブル受賞で賛否も含めて話題になった本書はピアノに詳しくなくても、その音の描写の豊かさ、楽しさに圧倒される。 個人的には、良い意味でそれぞれの登場人物を漫画の様にわかりやすく設定して、多くの人に関心を持ってもらう事を意図しつつ(みんな魅力的で、良い人たちばかり!)一方で著者自身が大のピアノ好きであるからこそ、それぞれの登場人物の成長を描きつつ【楽曲やコンクール自体の魅力】を確かに伝えたかったのかなあ。と感じました。うん。愛を感じましたので(笑) 音楽に興味がある人はもちろん、興味がない人にも文句なしにオススメ。また爽やかな読後感を得たい青春群像小説好きな方にもオススメ。 | ||||
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楽曲の表現は人それぞれですが、コンクールの出場者心理の描写は秀逸と感じました。 通常、文庫本も単行本も一段ですが、本書は二段で、とてもとても長編です。しかし、読む速度が遅い私でも4日間で読了しました。読み終わった後に流れる余韻は半端なく心地よいもので、ピアノ経験のある方は弾きたくなる作品だと思いました。 登場する楽曲を聴きながら読むのも良いですが、楽曲を知らない方は、一旦、想像の世界を楽しんでみてほしいです。作者が感じた音楽の世界と、読了後に実際に聴いたときの自分の感覚を比べて楽しむのも面白いです。 新しい読書の楽しみ方ができる本だと思います。 | ||||
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新品を購入しましたが背表紙が痛んでいました。不満ですが返品も面倒なので...今後単行本は書店で買うことにします。 | ||||
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背景が異なる4人がコンクールの中で、互いに刺激しあうことで成長し、音楽への愛情の再確認しながら音楽と向き合う覚悟を決めていく様を描いた物語だと受け止めました。 登場人物それぞれの個性が選曲に表れていて、演奏曲を流しながら読みたくなります。クラシック音楽に触れるいいきっかけになります。 心理描写と音楽というエンタメの両方を楽しめました。 映画も見ましたが、この作品の魅力はテレビドラマくらいの尺がないと表しきれないかな。。 | ||||
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どの登場人物も個性的で生き生きしている。少し現実離れしているところもかえって魅力的である。優れた才能の持ち主がどのようにして技を磨いていくか、どのようにしてコンクールに優勝できるか、知らない世界のことだけにとても面白かった。 | ||||
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コンクールの舞台での演奏を想像して、頭の中に不思議な和音が響いてくるような気がした。沢山の曲目の名前を読んで知っている曲もあったけれど、知らない難しそうな曲が一杯あって、一度だけでも聞いて見たいと思った。娘に弾けるかというと冗談じゃない楽譜を見たこともない、と怒られた。映画化されたので是非観たいと願っている。 | ||||
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20年以上前に読んだ白い巨塔に似た、ページをめくるのもたまらない感覚に襲われました。 | ||||
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特異な経験。小説は多かれ少なかれ特異な経験をするものですが、この類いはありませんでした。クラシックを楽しむように小説を楽しんだ。いやちょっと違う。別物なんですが、感覚の広がりを楽しみました。 ただ、娘には勧めません。ゴールデンボンバーも良いけど、クラシック音楽をある程度は聴いていないと、楽しめないだろうから。 いやーっ、この数日間。ほんとに楽しかった。Kindleであったにも係わらず。 | ||||
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「おたくの業界(クラシックピアノの世界)とうちの業界(文芸業界)は似てるよね」と、開始早々、芳ヶ江国際ピアノコンクール審査員の三枝子の友人、ミステリ作家真弓は言った。コンクールの乱立と新人賞の乱立、どちらも斜陽産業、普段は地味にこもって練習したり、原稿を書いたりしている。 「コストが違うわよ」三枝子は反駁する。ピアノは金がかかるのだ。 でも、「世界中何処に行っても、音楽は通じる」そこは、作家は羨ましそうに三枝子に云う。おそらくこれきりの登場だったと思うが、真弓は作者の分身である。 そう!だから恩田陸という作家は言葉を使って「言葉の壁を越えて、感動を共有する」場面をつくるという無謀な試みに足を踏み入れたのかもしれない。言葉にならない感動を、言葉を使って表現する。でも考えれば、それは古(いにしえ)から文学が試みてきたことでもある。 ーーー結局、誰もが「あの瞬間」を求めている。いったん「あの瞬間」を味わってしまったら、その歓びから逃れることはできない。(25p) 風間塵、栄伝亜夜、高島明石、マサル・カルロス・レヴィ・アナトール。4人の紡ぐ音が非凡なこと、そして個性的なことは、読むだけで明確にわかった。 でも、それがホントはどんな音なのか、ましてや「あの瞬間」を私は味わう事が出来るのか?筋金入りの音オンチの私は全然イメージできなかった。でも、努力はしようと思う。幸いにも、図書館ウェブサイトの提供で「蜂蜜と遠雷」関連の曲集を見つけた。下巻に取り組むまでに、ちょっと練習してみようと思う。 | ||||
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我慢して読み進めば面白くなると思ったけど結局、ストレスMAX。 | ||||
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この本を読んでから映画『蜜蜂と遠雷』を観てきた。 舞台はピアノの国際コンクール。主人公は栄伝亜夜、かつて天才少女ともてはやされたが、13歳の時に母の死が原因でコンサートから逃げ出した。弾けなかった曲はプロコフィエフのピアノ協奏曲第三番。以降表舞台から去っていた。 7年ぶりに出たコンテストで、本番でこの曲を弾くことが宿題だと言う。母の死を乗り越える為に必要なのだ。だが、審査委員長から『必死なピアノは魅力が無い。』『辞め時を見失うとその後辛いわよ』と言われる。 しかし、ピアノ工房で同じコンテスタントの風間仁との連弾で心がほぐれはじめる。窓から差し込む月の光が優しい。 弾くのはドビュッシーの月光。次はイッツ・オンリー・ア・ペーパームーン。笑顔がこぼれる。そしてベートーヴェンの月光。ピアノの楽しさを思い出す場面だ。彼女の心がほぐれるのがわかる。それが映画を観ている我々の涙をさそう。この映画の1番好きな場面だ。 しかし本番直前、たまらず逃げ出してしまうのだ。が、しかし… 題名の蜜蜂って何だろうと考えた。花は栄伝亜夜。まわりを飛ぶ蜜蜂は、母親だったり優勝候補の幼馴染マサルや天才と言われる風間仁、楽器店勤務で年齢制限ギリギリの明石のことではないだろうか。ライバルを蹴落そうとするんじゃ無く、気遣い支え合う姿が美しい。遠雷は彼女の7年間。母が死んでからピアノが楽しめなくなっていた苦悩の時代だと思う。 映画のかなりの部分が演奏シーンである。映画を観たというより素晴らしいコンサートを聞いたような充実感。心が洗われるひとときでした。 あとで、アルゲリッチのプロコフィエフ、ピアノ協奏曲第三番を聞こう。そして本をまた読み直そう。 | ||||
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既に皆さんがレビューしている通り途中からは、予選の繰り返しを我慢できるかです。音楽を文章化した似たような小説では、宮下奈都さんのよろこびの歌、終わらない歌と似通ってますが、後から来る音楽への渇望感は宮下さんの方が上かな。ピアノコンクール漫画の金字塔『四月は君の嘘』もこの小説より1本調子でエンディグまで駆け上る潔さがストーリー的には退屈しないかなと思う。 一番気になったのが中盤に『ぞっとする』という表現が多用されていることです。これを多用すると良い意味も悪い意味もこれで表現は終わってしまいます。『ヤバイ』みたいな感じで使われていることに少し違和感が。作者は、もっと深い意味で使っているのかもしれませんが。文句は沢山書きましたが、イッキ読みは確定です! | ||||
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クラシックファンであり、長年ピアノほか楽器に親しんでいる者です。感想を書くために思い出すのもおぞましいくらいですが、映画化してさらに読む方が増えるんだなぁと落ち着かず… この本は音楽への冒涜、いやそんな高尚なものでもない。元々音楽への思い入れもない人が、マンガや小説を表面的に読み漁って得た知識だけで、作曲家や演奏家の音楽への真摯な姿勢や思想を全く掘り下げないまま、小説家を名乗って良いのかという稚拙な文章力で「長くだけは書いた」もの。 音楽が好きで当たり前に人生に溶け込んでいる、そして何より音楽と音楽家をリスペクトする人間には、この駄文の羅列(ちなみにストーリーは全くない)と音楽に興味がない人々に「これが音楽」と思われることに我慢ならないと思う。 「音楽好きなら読んでみて!」と全く音楽に興味がない方に勧められ購入し、忍耐で最後まで読んだが、自分の中の音楽や文学への思いが穢された気がして、その場で削除してしまった(Kindle)。 本だったら売るどころではなくゴミ袋に突っ込んだと思う。 今回初めてではあったが、二度と大衆小説は読まないと決めた。それだけは役に立った。 | ||||
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この小説では、四人の登場人物の予選から、2次、3次予選を経て、本選までの演奏曲目がリストになって載っている。これらの曲に様々なエピソードが絡みあい、物語が進行していく。私自身よく知っている曲もあれば、聴いたことがある、あるいは敬遠してきた曲もある。少し前にアマゾンプライムミュージックに加入していたので、持ってない曲は検索してたちまち聴く事が出来る良い時代になった。小説を読み進めながら、ついでに曲の方もじっくり鑑賞しながらという、とても贅沢な時間を持てるのは、何という幸せか! わざとこのような時間を長引かせ、読み終わる時期を先延ばしにしているので、まだ3次予選が始まったあたりで、これまた先延ばしの目的もあり、このレビューを書いている。 例えば、優勝候補の一人、マサルが3次予選のメインプログラムにした、リストのロ短調ソナタは、全1楽章の30分に及ぶ大曲であるが、これまで敬遠してきた曲だ。だがマサルが独白するこの曲の解説や、特にこのソナタの各主題を架空の人物に置き換えて進む劇中劇さながらの記述も多くのページが割かれており、このソナタを自分に近づけたいと思っていた私にとって、大変面白く読め、また聴くことができた。この小説に出会わなければ、この曲が自分の近くに来るのはもっと先のことになるはずだ。 この小説の登場人物は主役の四人、脇役も魅力的であり、私のように立ち止まっては小説に出てくる曲もじっくり鑑賞しながらといった読み方をしなくても、十分に楽しめる物語としての面白さがある。それに加えて、もうすぐ映画館でこの物語を観ることができる。すでに予告などもテレビで流れており、栄伝亜夜は松岡茉優が演じるなど、情報が入ってくると、自分の頭の中で映像化しながら、読み進めている。これもまた、愉しみの一つである。読み終えた後は映画も見に行きたい。まだ映画は公開前だが、四人の主役の演奏を担当されたピアニスト四人のCDが四枚リリースされており、アマゾンプライムミュージックでも聴くことができる。色んな愉しみ方ができる小説であり、作品群だ。 | ||||
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途中までは面白かった。ただ、読み進めているうちに気づいた、もしかして、ずっとこの調子なのかと。 これだけ、面白そうな設定を作れたなら、もっとその設定を生かして、物語を紡いでほしかった。 単調なのが悪いとは言わないけど。 | ||||
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