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蜜蜂と遠雷
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蜜蜂と遠雷の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全736件 121~140 7/37ページ
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知人が「最近読んで感動した本」という事で読んでみました。あらすじも知らずに読みました。 上下巻で構成されている作品です。 無駄に長い。 人物像や情景の描写に作者自身が酔いしれているし、くどい。 あまりにお粗末な作品だと思ったので、他の人はどんなレビューをしているのかと思って調べてみたところ、驚くほどの高評価。 何故?? 直木賞受賞という冠があるなのか?? 期待値を大幅に下回ったけど、一応最後までは読んだので2点にします。 | ||||
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まず恩田陸さんは女性の作家です。陸というので、男の人だと思ってました。私は2009年のヴン・クライバーンのコンクールで、当時20歳の辻井伸行さんのドキュメンタリーをNHKが放映して、番組にのめり込みピアノ曲が好きになりました。コンクール自体一次から三次そして本線と1ヶ月間も続く長丁場で伸行さんのカンパネラを聞いて、涙が溢れて来た自分に驚いたのが最初でした。くしくもこの作品も2009年から出筆開始しています。それから14年ソチ・オリンピックの浅田真央さんのファイナルでのラフマニノフのピアノ交響曲で涙が溢れました。youtubeでも辻井さんの曲では何度か涙を流しました。それからNHKのピアノの森での一ノ瀬海君にも感動しました。今回の「蜜蜂と遠雷」でピアノ・コンクールを扱っていて本屋大賞と直木賞受賞作という事でしたが、amazonの評価する人のなかに評価の悪い人がいて、ボリュームのある本ですし、読むにあたって心配でした。しかし杞憂に終わり、読了感は本屋大賞のなかでもピカ一でした。風間塵君と栄伝亜夜の化学反応し再生する過程の描写は秀逸です。本屋大賞の本なかでも一番秀逸な本で、最初から巻末まで、ボリュームある本ですが、最初から緊張感を持って読める本です。お勧めします。 | ||||
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前半の描写はスケル大きくて、テンポもよかった。ただ終盤に近づき、だんだん軽くなり、特に最後の終わり方があまりにもサラッとしていて、なんだか物足りない感じがあった。ただ全体的にクラシックの入門としては良い作品だろう。 | ||||
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最初読みだしは、クラッシック音楽のピアノコンサートの話で、古臭く形式ばってつまらなそうと思いながら読み始めましたが、物語に登場する人たちの生い立ち、個性それに出会い、ピアノの音の表現が面白く楽しく読めました。 読み終わって感じたこと。 クラッシック音楽が身近に感じられた。 コンサートの楽しみ方を教わることが出来興味がわいてきました。 クラッシック音楽には歌詞が無い分、聞く人の感性により感じ方が違い、個人の感じたとおりに感じ楽しめば良いのかな、でもこのストーリーに出てくる人たちの音に対する感性は天才的だなと思いました。 中世の音楽が今でも愛されている事にクラッシック音楽の偉大さ感じます。 | ||||
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この話は映画を見てから小説読みました。 恩田陸さんの描くクラシックコンクール。 素晴らしいですね。僕は風間塵の音楽が頭の中に鮮明に映し出されました。本屋大賞と直木賞同時受賞の理由がわかった気がします。 | ||||
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恩田陸著『蜜蜂と遠雷』 競争激しいピアノコンクールが舞台。演奏者、審査員の別々の角度から、音楽の葛藤・喜び・哲学的思考が展開されて面白い。 爽やかな青春ドラマで、ピアノは弾けない&曲も知らない僕でも大満足な幸福感。 演奏の情景や物語がイメージで浮かんできて、表現力がすごい。 | ||||
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恩田陸著『蜜蜂と遠雷』 競争激しいピアノコンクールが舞台。演奏者、審査員の別々の角度から、音楽の葛藤・喜び・哲学的思考が展開されて面白い。 爽やかな青春ドラマで、ピアノは弾けない&曲も知らない僕でも大満足な幸福感。 演奏の情景や物語がイメージで浮かんできて、表現力がすごい。 | ||||
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とても良い本と思います。 | ||||
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音楽小説としては、秀逸。 | ||||
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迅速な対応で商品も速く着き、商品もとてもきれいでした。 | ||||
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Once I started, I couldn’t stop reading. I’m really curious about the ending. | ||||
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図書館で借りて、まだ読み終えてないのに期限が来てしまい、買って読む事にしました。これで自由に読める!初めて通販で | ||||
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一気に読んだ 浜松国際ピアノコンクールをモデルにした「芳ヶ江国際ピアノコンクール」のフランス予選会から日本での第1次、第2次、第3次予選と本選までを主軸に描かれた、3人の天才ピアニストの物語 ずば抜けた天才はギフトなのか災厄なのかという問題提起から始まり、いくつかの心の葛藤や嫉妬などの心理描写を挟みながらも陰湿さの描写がほとんどない読みやすい作品だった コンクールという優劣を付け勝者のみが残る戦いを描いているのに映画アマデウスのアントニオ・サリエリのような敵役も出てこないしアマデウスの様な品行で自分を持ち崩す輩も出てこない どちらかというとあだち充のマンガに出てくる主人公たちのように戦う相手は自分の中にあるような味付けで描かれていて読みやすい 作者曰く「トラウマなしで。ドロドロなし」、だからとても心地よく読める あまり内容を紐解くのも無粋なので「面白かった」という感想に留めるが、亜夜の友人「浜崎奏」が映画版では存在していないことに一番驚いた・・・ 亜夜のメンタルに大きな影響を与えたのは塵だけど、その背景には天才ではないけど天才を正確に判断できてそれを応援できる奏の存在が大きかったはずなのに非常に残念 物語の最初から世界を祝福する音符として登場する蜜蜂に対して、最後の方で微かに出てくる遠雷を合わせたタイトルが最後までよくわからなかった 遠雷が出てくるのは本選直前に塵がピアノの師匠であるホフマンとの約束の意味を求めて雨の中をさまようシーン 『遠いところで、低く雷が鳴っている。冬の雷。何かが胸の奥で泡立つ感じがした』 原作の1つのテーマでありタイトルと密接に絡んでいるのが塵の言葉「狭いところに閉じこめられている音楽を広いところに連れ出す」 遠雷を見た後、どのような解をもって塵が本選の演奏を行ったのか詳細は書かれていないのだけど、 蜜蜂と遠雷は対極するもので有りながら、どちらも広い世界に存在する音楽であることは共通しているという事を示したタイトルなのかな? 思うにホフマンの狙いは国際コンクールの審査員とコンテスタント双方へ「劇薬」を投入する事であり、それを効果的に反応させるため塵に与えたモチベーションが『音楽を広いところに連れ出す』だったのか 結果はホフマンの狙い通り、多くのギフトを生み出した | ||||
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がさつな構成とがさつな、独りよがりな文章。。。。なんだかなあと思いました。 | ||||
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がさつな構成とがさつな、独りよがりな文章。。。。なんだかなあと思いました。 | ||||
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音楽を題材として, 様々な登場人物の視点を絡ませながらストーリーが進んでいきます,, 小説を読んでいるというよりも,漫画を読んでいるようなスピード感で読めます。 少し古いですが漫画の「ヒカルの碁」が好きな人なら好きそう,,という不思議な感想を覚えました (ストーリー的には「ヒカルの碁」の方が面白いのですが,,, 重いストーリーではなく軽いタッチのストーリーを読みたい人にお薦めです | ||||
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辛口のレビューも多いようだが、素直に読んで楽しめた。 ショパンコンクールなどの有名なピアノコンクールはテレビ・ドキュメンタリーで演奏者に焦点を合わせたドラマ仕立てなものを見たし、最近ではスタインウェイやヤマハなどの有名ピアノメーカーがショパンコンクールに技術者と調律師をチームで送り込んで演奏者に張り付き、熾烈な争いを展開するドキュメンタリー番組も興味深く見た。 編集担当者の解説によると、この小説は作者が浜松国際ピアノコンクールを何年も取材して、10年がかりの連載で書き上げたものだそうだが、主人公となる複数の演奏者〔コンテスタント)の視点だけでなく、審査員や演奏者をサポートする友人らの視点も加え、コンクールの予選から1次、2次、3次予選、そして本選と時系列に沿ってコンクールを再現する作品となっており、読者はあたかもコンクールの現場に居合わせたような臨場感と緊迫感を味わうことができる。 クラシックのピアノコンクールなので、作曲家や曲の知識はある程度は必要だが、専門的で小難しい楽曲解説のような部分はなく、曲のイメージが様々な比喩を交えて一般読者にわかりやすく語られているのは作者の苦心したところだろう。ただ、同じような説明の繰り返しや冗長な部分があるのは連載小説だからであろうか。 物語としては、かつて天才少女として活躍しながら母の死で演奏をドタキャンして活動をやめていたアヤの復帰への挑戦、ジュリアード音楽院の若きスターとして飛躍をめざすマサル、キャリアは全く未知ながら亡き大ピアニストの推薦状付きで彗星のごとく登場した天才少年ジンの3者を軸に展開され、ジンが文字通りトリックスターのような役割を果たしてコンクールを劇的に盛り上げていく。このあたりは少年漫画チックだが、若者らしいみずみずしさと友情が微笑ましく描けていると思う。 クラシック音楽のファンとしては、作曲者の意図や楽譜の忠実な再現という考え方と演奏者の自由な解釈とのせめぎ合いが音楽思想や音楽史的に興味をひくところであり、本書では前者に傾く審査員が型破りなジンの演奏を最初は拒絶しつつ受け入れていく過程と「音楽を外に連れ出す」と繰り返しジンに語らせるところに作者の関心が表現されている。 | ||||
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ピアノのコンクールについて、長いながらも読ませる筆致で引き込んでいくのは、文章が上手いからだと思います。 それなりの登場人物の数ですが、これもそれなりに区別されている。 ただ、他の方のREVIEWにもあるように、各登場人物の内面やキャラクターに迫る部分は殆どなく、なんとなく予定調和の終わり方をするので、「面白く読めて」も、「感動」はしませんでした。 挫折はそんなものだったのか?なぜ蜂の栽培・・・?何が人を動かす? ・・・なぜ、みんな「良い奴」? 一言でいえば、ティーン向け小説という感じです。 | ||||
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ピアノは全く弾けませんが、面白かったです。 読む前は結構長い物語で、途中飽きるかなって思ったけど、全くそんな事なかったです。先が気になってあっという間に読んじゃいました。久しぶりに面白い本でした。 でも、何度も読み返すって感じではないですね。 | ||||
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音楽とはいったい何なのだろうか。あらゆる文化文明の中で、おそらく音楽を持たない民はいない。近年のグローバル化の影響で多少均一化されつつあるものの、それぞれの歴史の中で磨かれ、洗練された音楽は世界中にあまねく響き渡っている。それを想像すると私はセルバンデスの「音楽のあるところに真の悪は存在できない」という言葉を思い出す。多くの動物と人間を分けているものは、芸術という生存に不必要なものを愛する力なのだと思うが、その広く深い「音楽」をテーマにしたこの小説は、いったい何を描き出すのだろうか。 この小説は2016年の秋に刊行されるやいなや話題をさらい、その勢いに乗って直木賞と本屋大賞をW受賞した名作であるから、もうすでに読まれている方の方が多いだろうと思う。 しかしそれでもまだ手にしておらず、今回文庫化にあたって買うか買うまいか迷っている幸運な方々のために、私なりの感想をまとめておきたいと思う。 舞台は一般の人々が生涯無関係で過ごす“音楽コンクール”。実際に何度も浜松国際ピアノコンクールを取材しただけあって、そこに関わる選考委員、報道陣、ステージマネージャー、調律師をはじめとした舞台関係者、市民などが一体となってその数日間のコンクールを作り上げている様子が小説の土台をしっかりと固めている。そしてそこに集まってくる多様な背景を持つコンテスタント(コンクール出場者)たち。年齢も国籍もバラバラな彼らの中から著者は主に四人にスポットライトを当てる。それは今までコンクール出場経験がなく、何もかも未知数の風間塵一六歳、かつて天才少女としてデビューしたものの突然舞台を去った栄伝亜夜二四才。選考委員の一人の愛弟子で完璧な技術と優れた音楽性から一番の優勝候補と見なされているマサル・カルロス・レヴィ・アナトール一九歳。そして楽器店勤務のサラリーマン高島明石二八歳である。 音楽が好きな人は多いが、クラシックとなるとハードルが高くなる。ほとんどはつまらない学生時代の授業で興味を失い、歌詞のない長い曲にも、よくわからない番号のついた曲名にも、クラシック好きの人々の小難しい蘊蓄にも一つ一つ躓いてしまうかもしれない。大人になってそんなことを抜きにいろいろ聞く機会がありさえすれば、同じ作曲家の同じ作品でも演奏者によってこれほどまでに違う聴こえ方がするのかと驚くことだろう。もしかしたら何となくこの本を手に取っていなかった私と同じように心が沸き立つような体験がそこに待っているのかもしれない。 本書はまるで熟練した作曲家のオーケストラ曲のようだ。まず初めはごくさりげなく始まる。音楽になる以前の調弦のざわめきのような。そして突然恐ろしいほどに美しい旋律が流れ出す。その時にはもう頁をめくる手を止めることができなくなっている。「止めてしまえばこの音楽が消えてしまう」という気がするのだ。全編通して半分は演奏シーンという本書。音楽を言語化するというだけでも神業だが、著者は四者四様(+α)の演奏を描き分け、読者は自分の中に鳴り響いてくる「聴こえないはずの音楽」に感動することになる。そして予選から最終選考へと進む中でテーマの主旋律が徐々に大きくなっていくように物語は展開し、美しく集約されていく結末に向かって予想もしなかった波紋を投げかける。 音楽は言語の違いも時代も超えて人々の心に届く。演奏者と聴衆が「何かを共有しているという確信と高揚(下p422)」に包まれる時、そこには「命」という最上のギフトが純粋に輝いているのだ。 | ||||
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