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蜜蜂と遠雷
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蜜蜂と遠雷の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全736件 81~100 5/37ページ
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この作家の小説は初めて読みます。クラシックは好きで聴いてますが、コンサートは数える程しか聴いたことがなく、CDとネット音楽ばかりなのでコンサートの舞台裏とかコンクールとか興味深く読みました。文章自体は若い人の表現が目立ち、お世辞にも文学的とは言えません。しかし、音楽を文章で表現する試みはある程度成功していると思います。この作品を読んでクラシックが好きになる人が増えれば良いと思います。 | ||||
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綺麗で新品と変わらない位でお安く買えて良かったです。 | ||||
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あっという間にこの小説の世界に引き込まれ、読後の満足感がかなり大きかったです。すぐに2周目に入りました。 普段、クラシック音楽には全くといってよいほど馴染みがないからこそ、興味深く読めたのかもしれません。音楽好きの方にとっては面白いのか、気になります。 | ||||
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良い点 1.誰も不幸になる人がいない 例えば誰かを落選させ、音楽の道を諦めさせ、絶望させたほうがドラマ性は出るが、安易にそれをせず構成させている。1本の単調なヒーローズジャーニーではない。素人が恩田陸にいうことではありませんが直木賞で、ストーリーテリングこういうのもあるんだなと思った。 2.さらっとしている どろどろせず、ほほえみながら読める。 3.悲しみより喜びに焦点をあてている 天才である3人の悲しみ、凡人(ではないと思うがあえて3人と比較すると)である明石夫婦や奏の寂寥感、そこに焦点をあてればどろどろになるが、でも自分はこうであることの喜びもあるし、前向きに生きていくよという姿勢、いいなと思った。しかし、2009年から2016年の連載を2016年に出版した本。2021年だったらここまで前向きだったか。ある意味時代を表しているといえる。 4.外に連れ出す人とは 塵は「音を外に連れ出す」演奏がしたいと。音を他の単語におきかえると、どの分野でも外に連れ出せる人は貴重なのですよね。どの成熟した頭打ちの分野でも。 5.浜松ばんざい コンクール開催都市のモデルは浜松かと思われますが、いいところですよね。はい。 | ||||
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コンクールなど見に行ったことのない、クラッシックなど全く興味ない私でも、苦労なく読めるストーリー展開と、なによりも作者があらゆる言葉、表現を尽くして語る音楽が文字を通して自分の中に入ってくる体験ができた事で満たされました。 | ||||
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漫画や小説で音楽の話を書くのはつくづく難しいと思いました。 というか、そういう小説漫画で面白いと思った作品て本当に少ないです。 のだめカンタービレは好きですが、あの漫画は音楽以外の部分もすごく面白かったのが大きかったように思います。 この小説に関して言うと、そこまで変わったストーリーではありませんでした。 よくある産まれながらの天才が成功する話という印象で、 こちらとしては実際に演奏が聴けるわけではないので、 過剰に周りの人間が褒める描写だけ読んで、すごさが伝わらず、 どんどん冷めてしまいました。 あと結局才能が評価されるような展開なら読まなくても結論が分かってしまい 面白さがない。 明石さんのような意外なキャラクターの方が読んでいて共感もできるしグッときました。 演奏シーンは作者のイメージを羅列しているだけな気がして、 その曲を知らないとイメージしづらい…というか、多分聞いたら自分とはイメージが違うと思うので 共感しづらかったです。 想像の中で演奏者たちが会話したり、だいぶスピリチュアルな展開もちょっとついていけず。 7年もかけて書いたとあり、なんだか批判的な意見は書きづらいのですが、 作中でも「努力が見えるような演奏は聞きたくない」というような ニュアンスのことが書かれていたので、 小説も同じで、面白さを時間や努力で判断することはできません… なので正直な感想を書かせていただきました。 | ||||
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ピアノを音楽を熱意と人の素晴らしさを本で感じる。でも、音楽は文学で表現できるのか。 小説の中に何度も出てくる「膨大な時間を使って表現されてきたもの」 膨大な歳月が、情熱が奇跡的に組み合わさったものを自分は目にしているのだ。 自分の人生の多くの時間と集中力を音楽に費やしていく人々の物語。 明石を除く全ての登場人物がスキルはもちろん感情さえ私の理解する人間とは人間離れしている。 作者はピアノコンクールに臨む天才たちの戦いを情熱と忍耐を持って粘り強く表現している。 音楽に、ショパンに、ラフマニノフに、プロコフィエフに、かつてここまでねちっこく表現し続けた作品を私は知らない。 が、その表現は時にtoomuchでうるさく、エモーショナルで独善的すぎる。 そう、文学で音楽を表現することはなんと難しいことなのか。 作者が盛り上がれば盛り上がるほど少し距離をおいて眺めたくなる。 その曲はそこまでうるさくしゃべる続ける必要はない。 でも、メロディをこの本は言葉で表現するしかないのだ。 天才とクラシックの英雄を新たな解釈で書いた本。 亜矢も塵もマサルも明石もみんな好きだけどね。 | ||||
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良書です。 あまり人に本を勧めることはありませんが、これは人に勧めました。 久々に良い本にめぐり逢えた気分です。 是非読んでみてください。 | ||||
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風間塵 ピアノを持たないピアニスト 音楽に対しての向き合い方に、私欲がない。ただ音楽と戯れたいという、超ニュートラルな姿勢が、らしさとなっている。 英伝亜夜 消息を経った伝説の天才ピアニスト 母親の死をきっかけに、オモテ舞台から姿を消したが、音楽が好きということは変わらなかった。周りからの、目を気にする、相手の心を妄想する、被害妄想に共感した。自問自答ばかりだと、視野狭窄に陥る。対話しながら、発散させる、そして収束するには。やっぱり対話という発散も必要だと感じる。 高島明石 夢を努力で追い求める、会社員ピアニスト 会社員、子供を持つ親としての共感があった。天才や秀才ではないけど、自分にしかできないことは何かを問いかけて、表現している様がらしさとなっていた。 コンテスタントと比較するから、凄くなさそうに見えるけど、実際は天才である。 天才の中でのランクがあることを痛感させられた。 | ||||
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大変良かったです。 | ||||
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作品にひきこまれ、情景がみえてくる。とても、描写が素晴らしく、一気読んでしまいました。 | ||||
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書籍を読み映画も鑑賞しました。 共に楽しめました!さて、お気づきの方も多いかと思いますが、主人公の栄伝さんが最後に演奏する曲は、書籍では、プロコフィエフピアノ協奏曲第2番、映画では3番です。 これは、映画監督から恩田氏に頼んで変更させてもらったと関連記事で拝読しました。 2番はト短調、3番は、ハ長調なので、曲のイメージは、正直なところ全く違います。 ここを入れ替えちゃうとどうなの⁈と思いますが…。それぞれの曲を物語の中に位置付けて聴くと、これもまた一興かと思います。 蛇足ですが、3番はアルゲリッチの演奏が良いですね。藝術とは、かくの如きものと思わせる天才的な演奏です。 | ||||
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あちこち汚れていて最悪です。 中身を読むには 問題ないかもですが 管理が杜撰(ずさん)ではないですかね??? | ||||
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この小説の最もマズいところ、それは、絶対にありえないこと。あってはならないことが多すぎることだ。 その最たるところが、『ユウジ・フォン=ホフマンというピアノ演奏の大家が、風間塵を見出し養蜂の旅に付いてまで指導した』という設定である。大家というのは、自分自身の芸術の完成に全ての時間を費やしているヒトだ。そういうアーティストが『養蜂の旅にまで付いていって指導した』という発想がもうありえない。こんなことを小説家として書く事自体が、はっきり言って、滑稽でしかない。 そんな内容のこの作品が第156回直木三十五賞と第14回本屋大賞をダブル受賞したことは、日本という国の今のレベルがいかに低いかを世界に発信してしまったことになるだろう。つまりは、文学界も書店も出版社も、この滑稽さが理解できないということになる。 そして、選択された曲の中で、最も首を傾げてしまう曲が、 風間塵 バルトーク「ピアノ協奏曲第3番 ホ長調」 だ。それ以外の本選で選ばれている協奏曲の中身から推理すると、おそらく、恩田陸は、有名な『マーキュリー・リビング・プレゼンス』シリーズのバイロン・ジャニスの演奏を愛聴していると思う。このシリーズは、優秀録音で有名だが、その中でも彼の協奏曲の演奏は飛び抜けている。おそらく、ここから選んできたのだろう。 しかし、その中に、バルトーク「ピアノ協奏曲第3番 ホ長調」はない。バルトークのピアノ協奏曲第3番自体は、クラシックの有名ピアニストの録音が極めて少ない。その曲を、コンテスト本選で選ぶ、ということ自体がありえない。それでは、なぜこの曲を主人公に弾かせたのだろう。 ぼくの推理は、これを執筆していたであろう時期にリリースされたキース・ジャレットのライヴ・アルバム『バーバー:ピアノ協奏曲、バルトーク:ピアノ協奏曲 第3番』を聴いたからではないかと思う。 このアルバム以外に、恩田陸がこの曲を聴いたと思えるものがない。キース・ジャレットが選ぶのと、コンテストの本選のヒトが選ぶのとは、大違いだ。はっきり言って、滅茶苦茶である。 こういった不勉強・混同・非常識が集積されたこの滅茶苦茶な小説とも言えないモノが、直木賞と本屋大賞である。恩田陸もダメだが、選考委員会も書店の連中もダメだ。ただただ、その素養の無さが恥ずかしいと思う。 | ||||
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音楽を文章でどう表現するのかと期待して読みました。 が、驚くほど雑でがっかり。 エンタメとはいえ小説なのだから、もっと文章にこだわってほしかったです。 | ||||
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思いのほか早く入手できました。内容はわかっていましたが、手元に欲しくれてなり、購入を決めました。新品はいいですね。中古も考えましたが、思いきってよかった、といま思えます。 | ||||
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ピアノコンクールの話なので、音楽の知識を持ち合わせないと読めないかと思っていました。が、読んでなぜこれだけこの本が売れたかを納得。難しい描写もなく、知識を必要とせず、深く考えることもなく、でも先が気になり読み進んでしまうのです。これだけ厚い本なのに、読んだ後にも特に深い感慨はなく、漫画を読み終えたかのようでした。これが現代の大衆に好まれる本なのだと、人が読書に求めるものが変わってきたことを実感しました。 | ||||
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本屋大賞を受賞して本屋さんで何度か見かけたことがあり、表紙のデザインが好みで気になっていて、先日ついに購入しました。 私自身音楽やピアノに詳しくないですが、詳しい人はこんな感じで音楽家の音楽を聞いて楽しんでいるのかなと想像しながら読み、あっという間に下巻も読み終わりました。 メインの登場人物が若く、さわやか・初々しい感じのストーリーだった印象です。 音楽を文字だけでここまで表現出来るのはすごいなと思いました。 | ||||
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恩田陸作品はたくさん読んでるが、分かり易くて面白い作品と、シュールすぎてついて行けない作品と両極端な気がします。 この作品は直木賞とかはさて置き、割と後者に属する感じでしょうか。 理由はピアノコンクールの話なので、かなり特殊なシチュエーションや人物描写で、日常的な我々の感覚と比較しようがなく、あり得ないと思うところも無理に受け入れて読み進めるしかないところ。 また演奏の素晴らしさを文章で表現するのは至難の業で、自分はピアノ経験があったお陰か十分成功と思えましたが、音楽に馴染みがない読者が果たして腹落ちするか疑問なためです。 特に後者はどんなに演奏者の心の葛藤や人物、演奏の臨場感や緊迫感の描写が巧みでも、ここの受け止め方次第で作品の評価が全く違ってしまう危うさがあると思いました。 色々言いましたが、私個人的には故人の謎かけミステリーや、規格外の才能が縦横無尽に駆け回る感覚がとても面白かったので、音楽(ピアノ、クラシック)に興味がある方ならとりあえずお勧めできるかと。曲の解説などは勉強にもなりますし。 ただ、この長さだと再読する気にはならないのですよね。。 | ||||
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表現力に驚かされました。 ”音楽”を媒介して会話するシーンでは、意識が混ざり合っているような字の文が続きます。ニュータイプ的会話です。これを文章表現として自然に入れる、あるいは過去の経験や意識の描写をを引き出して自然に繋げ、いつのまにか曲が終わっているという。演奏時における文章の構成力に熟練されたものを感じました。文章を生業にする人へ一読を薦めたい作品です。編集担当者の方のあとがき?も面白いです。 | ||||
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