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コンビニ人間
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コンビニ人間の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1009件 801~820 41/51ページ
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自分の普通と思っていることを、普通じゃない主人公を通じて感じることができた。 とても読みやすく、本も厚くないので、読書が趣味でない人も読み終えることができると思います。 | ||||
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人の好き嫌いを受け入れるためのインターフェースであるコンビニ。その部品になることで充足を得る主人公。 普通とそれ以外、ムラとムラ外れ。あるいは、就職や結婚といった「常識」ないしはムラの「掟」。 安心のために人は生きるのだろうか。それとも生まれたばかりの皮膚を空気中に晒して、ヒリヒリ生きるのだろうか。 主人公が最後に自らの意思を表明するとき、生命は始まったと感じました。 流れるような文体が心地よく、次のなにかが見えてくる話でした。 | ||||
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内容自体は現代の人間がとても共感を得やすい内容で、イマドキっぽい作品です ですが、サクッと読み終わってしまい、あれ?もう終わり?という感じでした サクッと読んだということは、引き込まれて一気に読んでしまったという意味でもありますが、単純に量が少ない、内容が薄いということもあるでしょう 文庫か中古で安く買って、ヒマな時にサクッと読む分にはとても良いと思います | ||||
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主人公はASDとおもわれる女性。この人が「普通」になろうと生活する日常について描かれている。その主人公に非常に私は共感できた。私自身がASDの気があるからかとも考えたがこれだけ共感のレビューがえられ芥川賞を受賞しているのを見る限り世の中実はASDのほうが多いというようには思えない。 かつては「そんなの建前でしょ」といわれたようなことでも「現代の普通だから」とそれから外れると非難されている現代。そんな時代だからこそ一見マイノリティとおもわれる普通であろうととする主人公に多くの人が共感でき、そしてそれを読んで癒しをえられる文章になっているのだと思う。ネット炎上時代に疲れている人に読んでほしい1冊 | ||||
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小説としてとても読みやすかった。主人公の感性は常人とはかけ離れているので少し笑ってしまうシーンもあったが、大変共感できる部分もあった。 自分がマイノリティだと知った人物が、マジョリティとの温度差を感じながら社会とどう付き合っていくか考えさせられる作品。 また主人公のコンビニに対する向き合い方がまさに職人のようなので、仕事を突き詰めた人はこのような考え方に至るのだろうかと考えた。 | ||||
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とてもとても面白かったです。 もっと読んでいたかった。 コンビニ人間は、いる。 | ||||
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芥川賞受賞作品だなんて知らないで読みました。テンポ良く読みやすい作品でした。主人公は何ともいえないおかしな世界観の持ち主ではあるけれどこれはこれでいいと思います。非常識なところはあるのだけれどコンビニのことが本当によくわかっていてどんな商品が売れるのか、どう陳列して欲しいのか『コンビニの声』を感じとることのできるのだからだれかフォローする人がいれば立派に正社員としてやっていけそうな気がする。この主人公はコンビニで働くことが結婚することより、何よりも天職で幸せなんだろう。ハッピーエンドなのかわからないけれど読後は悪くなかったし面白かった。著者はコンビニバイトを今でも続けているんだろうか。続けていてほしい。 | ||||
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読み始めは、この本面白いかもと期待したが、あの悪い男を家に引き込むところから首をかしげるしかなかった。 | ||||
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この本を読んだ人たちは、きっぱり2通りに分かれている。 その中でも星1にレビューしてる人たちは、金返せとか 1000円の価値はないとか言ってる。 自分はブックオフで108円で買ったので 十分だと思った。面白いとまでは言わないけど、損はしてないと思った。 いちいた金返せとか ほざくなら 最初から新品買わずに中古で買えよ っていつも思う。 | ||||
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主人公の古倉恵子は、コンビニで働く36歳。恋愛経験はなく、18年間コンビニで働くことを生きがいとしてきた。突然現れたバイトの白羽という人物に生き方を『恥ずかしくないのか』と問われ…という話。 月並みな感想かもしれないけれど、ふつうってなんだろうと考えさせられる。 誰しもが集団の中の一員になり、周りが望む生き方ができることに安心感を抱くけれど、じゃあそれがいわゆる普通の生き方かと問われると私もよく分からない。 現代社会を風刺するような作品なのかなぁと思う。 | ||||
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私はコンビニ人間ではない だけれど でも ひどい自己投影をしてしまう じゃあこれは誰だ 私は何だ | ||||
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「普通」じゃない主人公が、「普通」に見えることに必死になる物語。 全体に淡々としていて感情の動きが少ない主人公は魅力的とは言い難いキャラクターでしたが 「普通」を求めて足掻いている姿に、幸せを祈らずにいられない気持ちになりました。 天職と言える仕事があって、人と関わらないことを不幸だと思っているわけでもないのに 家族や周りの期待する「普通」に振り回されて、どんどんおかしな方向に行ってしまうので 読んでいてハラハラしました。 最後は自分にとって大切なことに気づいた主人公、読後感は爽やかです。 人に迷惑をかけずに自立して、幸せを感じながら生きていけるのなら「普通」なんてどうでも良いじゃん!と 思わせてくれる一冊です。 | ||||
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この作品の中にも事ある毎に出てくる「普通」という言葉。 それは短期間で覆される常識でもなく、戦後高度成長期の三種の神器のようなスタンダードでもない。 日本人の中の予定調和を強制する風習のようなもの。それに従っても誰も幸せの保証などしてくれない。しかしその風習に寄り添わなければ生きられない弱い人たちからの、同化圧力は常軌を逸するほど強い。 今の日本の病巣とも言うべき部分を、そこだけスプーンですくいあげたような作品で、結構吐き気を催す。 | ||||
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この設定がどこへ向かないうのかと、最後まで夢中になった。 2時間ばかりで読み切っての感想は、コンビニに執着する主人公の価値観のどうしようもない異常性と、それを異常と決めつけ、「まぁ居ないだろうこんなやつ、実際」と納得したがる自分への違和感。 論理の歯車が噛み合わない人は少なからずいるが、主人公はそれが、とても分かり易く抜け落ちた社会不適合者。主人公からすれば抜け落ちた歯車は最初からそのままで、「治せ」と言われても"正常な社会性"は彼女にとって理解不能な空白。40年近く生きた彼女は一度も社会を理解したこともなければ、社会も彼女を理解したことはないだろう。 「なぜ、結婚しなければいけないのか」と彼女が理論の根底を求めたのが印象的だった。"集合の向き"に理屈を合わせた多数派は"向き"が分からない少数派に何と言うのか。 この本は一切答えてくれない。 | ||||
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そこからはみだした者は全て異端者。まぁ、難しいですよね。普通って。 普通はある程度努力をしている人でないと手に入れるのは難しい。努力がまったくできない人は排除されていくのが世の常。日本はまだ平等精神が強い方なので弱者にも手を差し伸べてくれる人が多い。が、普通からはみだすとやっぱり生きづらい。 アルバイトであれば周りの人間は「正社員にならないの?」彼氏彼女がいなければ「作らないの?」結婚してなければ「結婚しないの?」持ち家でなければ「家買わないの?」子供がいなければ「子供つくらないの?」 頑張ってもなんとかならない場合もあるのに無神経に言ってくる人がいる。 友人で結婚しろ!と言う人がいるのですが、その友人もかつては異端者側。ずっと結婚したくて努力を続け、数年かけてようやくゴールイン。言う人間だって初めから普通側ではなく、異端者側。だからこそ、友人に言うんじゃないだろうか。同じように努力して同じ土俵に立ってほしいと。 小説の一コマで恵子が白羽のことをミホの家でさりげなく口にした時の皆の狂喜乱舞。自分の別の友人で頭がハゲあがっていて、歯は真っ黄色で、爪も黒く、恋愛経験ゼロ、アルバイト。完全に異端者側の人間ですが、もしもこの友人が彼女できました。と言ったら「え、なに、いつから!?いつから!?」「どんな人!?」「よかったねえええ!!!私、心配したんだよ!」と、同じ展開がリアルに脳内再生できてここのシーン身震いしました。 普通は確かに大事だし、ある程度は努力をして普通であることをたもつことが生きている人間の義務ではあります。周りの人間を黙らせるのはそれが一番。 でも、初めからその気持ちがなければ無理に追い求める必要もない。恵子はそのままでいい。 ただ、そうなりたいのに努力もしないで文句ばっかり言ってるのは違う。白羽みたいに。 異端者、自分は好きです。少なくとも普通にしがみついて生きている人間よりは面白い人が多い。 とはいっても、パートナーはやっぱり普通が一番。現実は世知辛いですね。 | ||||
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社会からの同質化圧力を、社会性を身につけることができない女性主人公を通して際立たせ可視化している。 縄文時代と変わらないと言う男の言葉は、ムラ社会という点でも的を得ている。 この本が賞をとったこと、多くの読者の評価を得ていることに安心する。 | ||||
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私の事前の調査不足だったのですが、主人公がこんなに「異常」な人の物語だったとは。 異常目線に共感する部分もあるが、全体的な雰囲気はちょっと読んでいて辛かった。 ただ、文章としては読みやすくページ数も少ないので気になったのであれば読んでみてもいいでしょう | ||||
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とても面白かったし、印象に残る作品だった。 最近読み終わっても、何も残らない作品を読むことが続いたので、これはヒット。 自分がコンビニで働くことで、世界の歯車になれていると感じる主人公。 こういう切り取り方で世界を描く視点が面白い。 食べ物も、喋り方も、服装も、周りの人たちや生きている世界から抽出して出来ている。 普通の事だ。 意識しているか、していないかの違いだけなのでは。 | ||||
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2018年7月芥川賞候補作品がなんだか騒がれていて、この頃の芥川賞受賞作ってどういう感じなの?と思い、芸人さんの作品よりは読みたいかもと購入しました。 主人公は自閉症スペクトラムでしょ? 正常と異常の境目がゆらぐリアリズムってなんだ? 主人公は家族に普通になって欲しいと思われているから、無理をして普通の振りをしながら生きていくけど、コンビニで働くことは主人公に合っているし、結婚する必要も無いから結婚もしないでいい。普通の振りをするがゆえにおかしな行動をして、まわりの反応に苦しめられパニックにおちいる。 家族が自閉症スペクトラムに対し理解していれば、主人公が変な男と暮らしたり、無理して同級生と会ったりする必要もない。 自閉症スペクトラムに効く薬も無いし、一度病院で診断されれば、本人が一人で生活できていれば家族の少しのフォローがあればいいんじゃないかな。 自閉症スペクトラムの人に対して、異常だ、異常だ、底辺だ、サイコパス?だとか偏見を持たせるような書き方をして、それがセンセーショナルだとか、すごい作品だとか私は思わない。 人に薦めたくないし、ゴミ箱に捨てたい本。 芥川賞なんてもう価値がないのに、芥川賞受賞作ってつくとベストセラーになる。 芥川賞なんてなくなればいいのに、 と思わせる作品でした。 | ||||
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後半は兎に角、白羽さんとどうなるか心配で読み進んでしまった。 古倉さんの気持ちは良く分かって、普通の人達は、自分が普通だっていう思い込みの中で生きてるし、お互い微妙な忖度で生きている。だから古倉さんのように、素朴に自分の気持ちに正直に生きている人には、生きにくい世の中だと思う。だからと言って、白羽さんと生活するなんて、ハラハラした。 古倉さんはコンビニ人間だけど、私たちは会社人間で、嫌だと思いながらも、しっかり帰属あるいは寄生して生きている。古倉さんを笑える人間なんていない。こんなに出来るんだから、コンビニの社員になれるでしょ。 | ||||
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