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コンビニ人間
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コンビニ人間の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1009件 661~680 34/51ページ
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一般の人が一般的に一般でないと言われる人達を観察した論文っぽいので一般の人が読むと面白いかも! 又、一般的に一般でないと言われる人にも一般の人はこう思っているのかと感じる面白さはあるような気がする どちらにしろ人間の構造的に1/2に分けた片方の分類の人達は大変だなと思った (勿論、もう片方の1/2の分類の人も別の大変さはあるけど) | ||||
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人という動物は金をかせぎ金を使って生きていきます。金をかせぐには、おおまかに言って2通りのやり方があります。すでに金のある人がその金を貸すことでさらに殖やす方法、充分に金のない人が自分自身のサービスを提供してその代価として金を得る方法の2通りがあります。このレビューを読む人の99パーセントは後者であることでしょう。 この小説「コンビニ人間」のコンビニ部分を自分自身の職業と置き換えてみたらどうでしょうか。これほど喜ばしいことはないのでは?自分自身がその職を渇望しているのみならず、解説にもある通り企業側からみても本当に望ましい労働者です。 ゆえに問題となるのは、それで「健康で文化的な最低限度の生活」が送れるかどうかです。そしてそれは、個々人の問題というよりは、行政の問題であると考えます。 | ||||
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発達障害、適応障害の知人がいるけれどうまく社会になじめていない感じを受けるけれど、この主人公のように、どのような形であれ、他人からどう思われようが、社会と接点を持てることは幸せなことだと、改めて感じさせられました。 | ||||
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彼女の考え方が面白い! 常識とはなんだろうと考えてしまいます。 | ||||
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友人からの紹介で読んでみました。 そんなに重くなく、普段漫画ばっかり読んでる自分でも、2時間あれば余裕で読めます。 コンビニという、今では当たり前になった業態において、こんなに人間にフォーカスを当てた作品は見たことなかったです。 内容は万人受けするものでは無いかもしれませんが、考え方の多様性を重んじる風潮の現代で、すごく考えさせられました。 あと、コンビニの細かい描写とか、結構楽しいです。 さらっと読めるのに、現代の人間を見つめるような、そんな作品でした。 面白かったです。 | ||||
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現代にあり得るかもしれないお話で、ぐいぐい引き込まれてしまいました。 主人公が少しずつ変わっていき、どんな結末になるのか楽しみでした。 | ||||
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自分は、イイ歳のオッサンですが共感出来ました。少数派だろうがなんだろうが、自分は自分らしくあれ。そんな気持ちにさせられました。 | ||||
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とても面白かった。自閉症スペクトラム臭のする女性がコンビニだけで社会と繋がっていた。まさにコンビニ人間だった。社会と繋がり(居場所)を掴めた人は幸せだ。 ちょっと違う気もするけど、『自分にとっての全て』という意味ではミュージシャンにとっての音楽や、僕にとってのロックとかとも少し通じているのかも知れないと思ったりもした。つまり彼女にとってのコンビニは信念でもあり生き様でもあった(僕はロックが執拗に好きなだけで全然それに殉じてはいませんが…)。 頭がおかしいっていうのは、げに悲しくも、愛おしく切なくもあると感じた。主人公はふつうとズレているがけなげであり、悪いことは何もしていない。頭なんかおかしくてナンボだよと笑い飛ばしたり、受け入れたりすることが必要な場合もあり、あたりまえに普通でいる方が図々しいこともある。 白羽は「後悔するぞ」とほざいていたけど、彼女がそれを大切にして後悔するはずがない。社会と繋がりを掴めたことは羨ましいほど幸せなことだ。それは彼女にとっての生き様であり信念なのだから。彼女はコンビニ人間なのだから。 | ||||
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ストーリー自体は読みやすかったけど、読み応えがなかった。 知的障害?のこういう人も実際に居るんだ…くらいでした。 コンビニのバイトも中々大変なんだなぁとは思った。 コンビニで働く事をこんなに生き甲斐にしてくれる人が居るのは雇用側からすれば有難いだろう。 とにかく本が薄くて字が大きくて読みやすかったです。 | ||||
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やはり村田沙耶香は天才だと思った。 小4になる私の息子は幼い頃にアスペルガーと診断されている。 たしかに、その時まず私が息子に思ったのは、息子はちゃんと「就職」して「恋愛」して「結婚」して「普通の幸せ」を味わうことができるのだろうか?ということだった。 息子は幼い頃から、明らかに集団の中で浮いていたし、友達は気味悪がって近づかなかった。 ただ息子は一人で遊んでいたときにその自分のテリトリーを荒らす友達が邪魔で、突き飛ばしただけなのだ。 そのうち、息子は年の近い男の子には近寄らなくなった。 私がそう言った訳ではない。8歳の頭で考えたなりの処世術なのだと思う。 でも、担任の先生には「いつも休み時間は静かに本を読んだり、女の子とお喋りをしたりしています。年の近い男の子のお友達とも仲良くできるといいんですけど」と面談のたび言われる。 その時に、私は、普通ってなんだろうと考えることになる。 ちなみに息子は、朝きちんと自分で起き、朝ご飯も自分で食べ、体調不良のとき以外は必ず学校に遅れず行き、宿題は欠かさずきちんとやり、決まった時間には必ずゲームをやめ、寝る。 私や先生の言いつけは真面目すぎるほど守る。 私は普通に恋愛して結婚して子どももいて、仕事もたまにサボるし、ゲームして夜ふかしもするし、二日酔いで仕事に行くことすらある。 ファッション雑誌を見てはお金をかけるし、趣味はたくさんあるし、ママ友とのランチは大好きだし、欲にまみれた「あちら側」の「普通」の人間なので、息子やこの本の主人公にはむしろ尊敬の念すら持つ。 この小説は、特にハッピーな話でもないし、暗くて辛い話なわけでもない。 ただただ、一人の人間がそこに存在しているというだけの話。 村田沙耶香は決して現実から並外れたことを書いてるわけではない。 主人公や白羽のことも、気味悪がる人もいれば、理解不能だと言う人もいるのは、当たり前だと思うし仕方ないことだ。少数派だから。 ただ、欲にまみれ、愚痴ばかりで、人の悪口ばかり言い、ないものねだりして、そして勝手な幸か不幸かの物差しにブレる「普通な私たち」のが、もしかしたら不幸なのかもしれないな、ともふと思った。 ただ私は、白羽のことは結構好きだな。アイツ、結構人間臭くて意外と優しいとこあるよ(笑) | ||||
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コンビニ店員の表現がとてもうまい。しかし、展開が少なくあまりワクワクしなかった。 | ||||
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現代日本社会の「普通に普通」を風刺的に捉え、未来の社会象も射程に収めたグロテスクでユーモラスな寓話として読める。登場キャラクターは極めて直観的で劇画的な造形が施されている。環境が「人間」をつくり、環境が「普通」を醸造していく。この時、危ういのは環境が人に強制するものへの無批判な態度というよりは、それ自体を認識できない状態であり、この小説を偏見や差別的な内容のものとして捉える人はただ端にナイーブとされるだけに留まらず、小説の中に取り込まれ徹底的な批判を受ける対象ともなるので心地良い読書感は望めないかもしれない。ただ、この小説の凄みは、すでに手垢にまみれた主題である「ステレオタイプなカテゴラズによる個人の排除」という社会病理を扱った古臭いものではなく、それをあくまでも見せ玉に使うことでなされた、近未来に到来するであろう「非人間」と「人間」が織りなす不条理劇を予感させるところだと思う。面白かったです。 | ||||
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うん、人は人。 自由に生きていいんだと、 この本を読んで思いました。 | ||||
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若い人たちの、考え方を知りたかった。それに、最近の芥川賞の作品を読んでいなかったので、 選定基準など、どんな基準があるのかとの興味もあった。 | ||||
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賛否両論分かれる本 言われたことは出来るが、そこに至るまでの過程まで説明されないととんでもないことをしてしまう、システムのような女性が「コンビニ」という役割を得て、人間らしく生きようとする。いつしか年齢と共にそれが「人間らしく」に当てはまらず、そこから脱しようとするために…という本 システムとしての主人公の視点から、「人間らしさ」を自分にも他人にも強要するこの世界を見ることができる内容だった そこは大変面白い着目点だとは思ったが、話の動かなさ、起承転結のなだらかさ、何を伝えたかったのかわからない内容…というのが目立ち、本を読み終えた時に真っ先に出るのが「あ、終わりなんだ」という困惑 正直、自分には合わなかった いつも見ている風景と違う角度からこの世界(というより日本の社会)を除いて見たい方にはおすすめします。 が、なにか本が読みたい。本で満足感を得たい。芥川賞賞を受賞した作品に興味を得てレビューを読んでいるという方にはおすすめしません。 | ||||
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5~6時間で読み終わる短さであり、決して読みにくい文体ではないが、深刻な話だった。人間社会の一面を冷徹な視点で描いている。極端にいえば動物としてのヒトの社会。 ヒトは群衆動物である。そして、私も含めて大部分のヒトは社会の歯車・部品で、いくらでも代わりがある。だから、恐怖から逃れるために、その時々に正義をつくって群れようとする。 しかし、その正義は、あくまで群の意識を維持するために創り出されたものであり、それと異なると「やべぇ」として、共感する者どうしの群の関係を確かめる手段となるものである。 そうすると、私たちが当然に受け入れてきた正義は、実際は相互に影響しあうなかで、群から排除される恐怖を背景になんとなく醸成された、真理とは無縁なものが含まれているかもしれない。 また、どんなに金持ちのヒトでも肩書のあるヒトでも一人では絶対に生きられないはずである。しかし、差別意識・格差意識は無くならない。作品中、結構残酷な言葉が主人公に投げかけられる。私自身も職業差別を口にするヒトに会ったことがある。それでも主人公が社会の一部であることに歓びを感じ、自己肯定感を認識できる居場所に出会えていることは、今の私から見ればむしろ幸せな事であるようにも思える。しかも、市場調査もできて、店のみならず客=ヒトに対する臨機応変な優しさもある。これは、マニュアルではなく経験等によるものであるはずだ。ヒトに対する愛おしさも感じるエピソードだ。 一方で、妹の子供が泣いているときのエピソードなどは合理的というだけでは済ますことができない危うさを感じることも事実だ。前述の優しさと矛盾しているようで悩ましい。「店員」と「お客様」というコンビニでのロールプレイングだけだったということだろうか。しかし、プライベートにもコンビニで働く影響が入り込んでいるエピソードがいくつもある。 とにかく、考えるほど、この小説は混沌として多面的で私には難しい。単なるコンビニ店員の職業の問題や白羽の人間性の問題のみに矮小化できるものでない。 最後に、社会生活では、大勢の正義から逃れることはなかなか困難である。しかし、たとえ適応できなくても卑屈になる必要など当然にないと思う。 正直に言うと私自身も困難の最中。群の中で他人との比較によってつくられたアイデンティティーによる幸せも良いが、ありのままに生きることができればそれも幸せなのだと思う(いたい)。 それから、小説はもちろん、巻末の解説も良かった。テクニックも含めた内容の理解に資する、品のあるしっかりした解説だと感じた。 | ||||
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読んでいくうちに、なるほどと思わせられる瞬間が多々あって考えさせられた。是非二十代に読んでほしいと思いました。 | ||||
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SF作品だよね 自分の行動のさじ加減が周りと調和するかってのは、気になるところ 生きていくマニュアルが欲しい時、あります 人間関係の悩み、人間関係の構築するにはどうしたらいいのか、考えさせられました | ||||
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平易な文体で読みやすく、情景描写なども無機質で一見味気ないものですが、要所要所に文学的ギミックが散りばめられており最近の作品にはない完成度の高さを感じました。 芥川賞作品も捨てたもんじゃありません。 | ||||
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共感できるかどうかはわかりませんが、なかなか面白かったです。 | ||||
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