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コンビニ人間
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コンビニ人間の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全120件 1~20 1/6ページ
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ロンドンの本屋さんで英訳を見かけたので、読んでみようと思った。 読後感はそこまで悪くはない。ハッピーエンドと見る方が自然な気がする。主人公はきちんと自分を受け入れているし、社会貢献もできている。これ以上何を望むのだろう。 もちろん、コンビニ店員という社会の歯車になっているだけで、主人公の本心なのか、本当に他者を信頼しているのか、という引っ掛かりや、読者もそうなっているのではないか、という居心地の悪さは残る。主人公自身もそれにうすうす気づきつつ、そうしたほうが楽だし、そもそもそんなこだわりはないし、ある種のあきらめも抱いているようにも感じる。でも何が正解かは、死ぬ間際になってもわからないかもしれない。その時々の瞬間を生きている感じがあるのであれば、それに越したことは無いとも感じる。 職場で、周りの人が怒っているときに同調して怒ると、みんなが喜んでくれて、ああ私は人間ができている、という安ど感など、そういえば自分も学校とかでそういうことあったなあ。 でもこういう批評性や居心地の悪さゆえに(そして気持ち悪い表現などもあるため)、もう一回読みたいかといわれると、あまり読みたいとは思えない、というのが率直なところ。 | ||||
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実は本当のコンビニ人間とは、主人公と反対側の世界にいる人達なのでは? いわゆる世間一般の価値観に従い就職し結婚し、子孫を残すと言う画一的で唯一無二性のない生き方の人達が、現代の乱立しつつも恐ろしいほどの統一性を持ったコンビニみたいではないか?と作者は言いたいのではと思います。 | ||||
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事前知識なしで評判だけで買って読みましたが、ページ数が少ないためすぐ読めました。 物語を楽しむというよりは考え方や表現の仕方を楽しむ本だと思いました。考え方は見解が広がって良かったですが、話の展開重視の方は合わないかと思います。小説は読み手によって受け取り方が多種多様でそれも含めて楽しむものだと思っていますが、最後に作家のよく分からない解説があって無茶苦茶冷めました。 | ||||
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感動も何もないけれど、読み物としては面白いと思う。 アスペ?共感性や社会性に欠ける主人公が唯一、人として社会の駒として生きられる手段のコンビニ店員。コンビニ外では完全に社会不適合者なんだけど、今まで関わった人を摺り合わせて作った被り物を着て一応友人と呼ぶ人はいる様子。いがいにリア充やんと思った。しかし初対面の人には不気味さを見抜かれ、それが波紋のように拡がり感じる孤独感の描かれたシーンは、コミュ症を自覚する人には痛い場面でもあるかも。 同じ様な社会不適合者の男性とひょんな事から同居しだすが、もう会話に一貫して共感できるところがなく、やはり考え方の異質、人としての欠陥を持っている人は異様だと感じた。風呂場に餌を持って行くシーンは戦慄。機転を利かせた白羽のほうが幾分かまともかと思うほど。最終的にコンビニを去る主人公だが立ち寄ったコンビニで如何なく発揮するコンビニ人間としての振る舞い。 コンビニ店員ではなくコンビニ人間という題名がここで回収された。 読みやすく2時間ほどで読破。読後感はよくも悪くもなかった。 | ||||
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主人公の気持ちやコンビニという場所の描写が独特で、読書体験としては斬新なものであったが、ストーリーとしては人間の悪質な部分が目立つ、自分の好みとはちがうものだぅた。 | ||||
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主人公の思考は理解できない。悩みそうなところを淡々と考えている。生きがいを見つけたからハッピーエンド | ||||
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コンビニバイトで求められる「能力」と社会一般人として求められる「一般人としての普通」を比喩的に表現し、それらに適合したもの、不適合な人を不気味に表現しており、こういう世界の見方もあるのか。とゾッとしました 1つの物事を多角的に見る。そういう意味では面白い作品だと思いました。 | ||||
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終盤、「あっ」という展開になります。 それまでは、小鉢のお漬物のようなものです。 一緒にいると話し方とかが似てくるというのはなるほど、あるあると共感しました。 あと、ふとしたところで笑ってしまいました。 白羽くんに出会って古倉さんは変わり、ブレンドされて自分を取り戻します。 自分も社会不適合者ですから何も言えませんが、 どんな方でも天職というものは必ずあるものだなと思いました。 自分も若い頃、色々比べられるのがイヤでした。 古倉さんは、マイペースでしか生きられません。 人間というのはそれぞれ自分のキャパがあり、 それにおさまればいいけど、 あふれるとオーバーヒートします。 今回の作品も自分の餌になりました(笑) 総じてホンワカ系のトリセツみたいな書風でした。 | ||||
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コンビニで働くということが、主人公にとって生きやすい!と思っているのに、そこをわざわざ否定してくる人がいる。 人生を試されているような感覚になる。 | ||||
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思考や感性が世間と違うと認識している主人公が、世間の歯車になれる場所として 選んだ場所がコンビニ。コンビニ店員としての役を全うし、世間の一員になれる事に 満足していた主人公だったが、次第に周囲の「普通」を勧める声に翻弄されていくようになり・・・ というストーリー。 途中、主人公に「普通」を勧める周囲の声にイライラさせられたが、自分も実生活で無意識に そういう事をしていないかと考えさせられ、人の選択や行動に対し、迷惑を掛けていなければ 自分の価値観であれこれ言う権利は無いと改めて認識する事ができた。 読後感は個人的には良いとは思えない部分があるが、「普通」で無いと思う人には刺さる 内容かもしれないし、自身を「普通」と思っている人にも感じる事がある作品のように思える。 何か考えさせられる | ||||
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長編小説がシンドい人向きかな? | ||||
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「あー、いるだろうな」という登場人物ばかりで引き込まれた。主人公もしかり。 | ||||
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特別大きなインパクトがあるわけでもないストーリーなのに、不思議と先を読みたくなる内容だった。 所々にある比喩表現が好みだった。 | ||||
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満足 | ||||
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2時間かからず読み終わりますが、読んでいる途中も「…?」となり、最後まで読んでも「…で?」という感想しかなく、私には何を書きたかったのかよく分かりませんでした。 | ||||
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全てを合理的に考えて行動する主人公の女性と、普通だと思い込んで生きている人たちの間に起こる些細なことを物語にしていると思った。そこに第三の登場人物が現れて物語が進展していきます。 2023年にこの物語を置き換えると、主人公がAI で第三の登場人物が人間、普通だと思い込んでいる人たちはNet 民。 | ||||
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私の感覚では普通でした。 | ||||
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現代が要求する機械的な人間像をキャラクターとして描き、痛烈に皮肉っているという事なのだろうか。そういった機械的な視点の一人称が「普通」を求めていく流れに面白みはあったが、どうも人間臭さが足りないし主人公があまりにも機械じみていて肉体が感じられない。主人公に肉体を自覚させるようなもっと大きな動きがあればよかったが、結局弱者男性にざまぁするだけの俗っぽい内容で非常に残念。 ラストは良かったが最初からそっち方面で掘り下げて欲しかった。 | ||||
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私は普通に慣れないちょっと変わった人間だという自信が感じるジレンマと、そんな私を支える家族の心配と不安と優しさと、普通ではない私を腫れ物に触るように接し、しかし普通に近づいた瞬間にコミュニティの一員に引き入れる人間模様と心の機微が上手く描かれた作品だった。 | ||||
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芥川賞をとって、世界中で翻訳されているという。 どんなものかと思って読んでみた。 読みやすいからすぐ読んでしまえる。 しかし自分には何がいいのかよくわからなかった。 どの部分に感心すればいいのか。 ズバリ言ってしまえばこの主人公は一本神経が足りない人物だ。 子供のころは平気でスコップで人を殴り、頭が悪いわけでもないのに就職しようとも思わず目の前にあったコンビニに入って働く。 親を安心させようとも思わず心配してくれる妹を泣かす。 友達と距離を置くわけでもなくしかも浮いている。 どこから見てもおかしい白羽のような人間を家に引き入れてしかも中途半端に操縦される。 少数派の人間といってしまえばそうなんだろうがやっぱり共感はできにくい。 コンビニの音が空気が自分には必要なんだということで、一度はやめたコンビニに結局戻ることにして小説は終わる。 ハッピーエンドでも何でもなくただ続いていくだけだ。 外国人にとっては日本のコンビニというものを垣間見る思いがして興味深いかもしれない。 でも日本のコンビニをよく知る我々日本人にとってはどうなのか。 コンビニ店員のベテランとして一生を送るちょっぴり神経が足りない女性の物語、それしかない。 これのどこが芥川賞でどの部分に共感し感心すればいいのか、自分にはわからない。 | ||||
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