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コンビニ人間
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コンビニ人間の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1009件 1~20 1/51ページ
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無機質を好む主人公、都合のいい方に自分から合わせていく。 コンビニというマニュアルが完備された空間でしか存在意義を見出せない主人公の前に個性豊かなキャラクターが関わっていき、生活や考え方が少しずつ変化していく。 | ||||
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ロンドンの本屋さんで英訳を見かけたので、読んでみようと思った。 読後感はそこまで悪くはない。ハッピーエンドと見る方が自然な気がする。主人公はきちんと自分を受け入れているし、社会貢献もできている。これ以上何を望むのだろう。 もちろん、コンビニ店員という社会の歯車になっているだけで、主人公の本心なのか、本当に他者を信頼しているのか、という引っ掛かりや、読者もそうなっているのではないか、という居心地の悪さは残る。主人公自身もそれにうすうす気づきつつ、そうしたほうが楽だし、そもそもそんなこだわりはないし、ある種のあきらめも抱いているようにも感じる。でも何が正解かは、死ぬ間際になってもわからないかもしれない。その時々の瞬間を生きている感じがあるのであれば、それに越したことは無いとも感じる。 職場で、周りの人が怒っているときに同調して怒ると、みんなが喜んでくれて、ああ私は人間ができている、という安ど感など、そういえば自分も学校とかでそういうことあったなあ。 でもこういう批評性や居心地の悪さゆえに(そして気持ち悪い表現などもあるため)、もう一回読みたいかといわれると、あまり読みたいとは思えない、というのが率直なところ。 | ||||
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恋をして、結婚して、子供を産み、いろいろありながら老いていき、子供に看取られていく…。その周りには友人や親戚、家族、私の大切な人が泣いている。 しかし、それに何の価値も持てない、共感できない、むしろ自分の幸せと成功のためにはマイナスでしかない…。そんな人物が主人公の物語。 人によっては「だから何?」、「少し不気味だな…」と感じる人もいるだろう。 しかし、こんな幸せを、共感でき、喜べたとき、私は充実感を感じるのだ。 | ||||
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実は本当のコンビニ人間とは、主人公と反対側の世界にいる人達なのでは? いわゆる世間一般の価値観に従い就職し結婚し、子孫を残すと言う画一的で唯一無二性のない生き方の人達が、現代の乱立しつつも恐ろしいほどの統一性を持ったコンビニみたいではないか?と作者は言いたいのではと思います。 | ||||
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事前知識なしで評判だけで買って読みましたが、ページ数が少ないためすぐ読めました。 物語を楽しむというよりは考え方や表現の仕方を楽しむ本だと思いました。考え方は見解が広がって良かったですが、話の展開重視の方は合わないかと思います。小説は読み手によって受け取り方が多種多様でそれも含めて楽しむものだと思っていますが、最後に作家のよく分からない解説があって無茶苦茶冷めました。 | ||||
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いやーすごい描写でした! 独特の表現力と世界観を見せてくれますね! | ||||
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とても面白い本でした。人は誰でもコンビニ人間では・・という少し怖い印象を得ました。 主人公はコンビニの最適なオペレーションをこなしていくことで生きがいを得ていますが、人間誰しも「やりがい」を無理矢理作って信じようと来ているだけかも。そして、それって結局、この本で描かれているコンビニ人間と同じでは・・ 最後のシーンも、それは結局これまでの繰り返し、無限ループに突入することを意味しそう。ハッピーエンドと手放しでは喜べない終わり方に「怖さ」を感じました。 | ||||
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映画を見た気分 | ||||
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世の中の「普通」に疑問を感じる人が読むと共感できると思います。無駄がなく面白いです。 | ||||
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図書館で借りて唯一購入して手元にある本。 読み出すと引き込まれて一気見してしまう。 私はこの主人公好きですね。 ちゃんとコンビニ店員として人や世間の役に立ってるし、ストイックで、なぜ周りが矯正させようとするのかわからない。 結婚したがってもいないし、彼氏も欲しくないんだから居なくていいじゃん。 彼氏欲しくてもできない、結婚したくてもできない人の方がよっぽど不幸。 強いていえばそれだけ勤続年数長いのだから正社員になれば?と思う。 正社員の独身女子、それならもうだれも文句言わないでしょう。 個人的にはバイトでもフルタイムで働いて自活してるんだから十分だと思う。 白羽に関しては、クズで社会のゴミでしかない。 日本は同調圧力が強いけど大事なのは自分が自分の生き方に納得してるかどうかだけだと思うけどなあ。 | ||||
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まさに現代を前向きに生きる労働者が読むべき本です。 | ||||
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小さい頃から生きづらかった人には、心強い仲間がいると思わせてくれる本。そうじゃない人にとっては、クラスや会社、社会から浮いてる人達の一部がどんな思考をしてるのかよく分かる本。 自分がコンビニ人間とさして変わりないことがわかった。好きなものが教育だから、人としてあろうとする人生だった。主人公と同じように、母からなおされてきた。今思えばありがたい。倫理観は学ぶもの、守るもので自分の中にはない。社会の常識から逸脱しすぎないのも、教育が芯にあるから。 大体の悩みが既出のものであるように、みんなも多かれ少なかれ似た思いを抱えながら、この本で言う縄文時代の現代版をこなしているのかもしれない。私もそれが必要だから、こなしていくんだと思う。自分の好きなものがコンビニじゃなくて、総合力が必要な教育でよかった。 こっち側の人間としても考えさせられる本だった。 | ||||
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感動も何もないけれど、読み物としては面白いと思う。 アスペ?共感性や社会性に欠ける主人公が唯一、人として社会の駒として生きられる手段のコンビニ店員。コンビニ外では完全に社会不適合者なんだけど、今まで関わった人を摺り合わせて作った被り物を着て一応友人と呼ぶ人はいる様子。いがいにリア充やんと思った。しかし初対面の人には不気味さを見抜かれ、それが波紋のように拡がり感じる孤独感の描かれたシーンは、コミュ症を自覚する人には痛い場面でもあるかも。 同じ様な社会不適合者の男性とひょんな事から同居しだすが、もう会話に一貫して共感できるところがなく、やはり考え方の異質、人としての欠陥を持っている人は異様だと感じた。風呂場に餌を持って行くシーンは戦慄。機転を利かせた白羽のほうが幾分かまともかと思うほど。最終的にコンビニを去る主人公だが立ち寄ったコンビニで如何なく発揮するコンビニ人間としての振る舞い。 コンビニ店員ではなくコンビニ人間という題名がここで回収された。 読みやすく2時間ほどで読破。読後感はよくも悪くもなかった。 | ||||
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主人公のような違和感を抱きつつも自分なりの方法で擬態し、なんとか居場所を確保し、「普通」と辻褄を合わせて生きるタイプ、少からず存在すると思う。 ハッピーエンドと言いづらいのは主人公の選択のせいではなく、選択の結果将来を行き詰まらせる(ことが容易に想像できる)社会の側が原因かも。 そもそも低賃金非正規雇用で回すのが前提な業態ってどうなの。などと感想が明後日の方向に飛んでいく一冊。 | ||||
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主人公の気持ちやコンビニという場所の描写が独特で、読書体験としては斬新なものであったが、ストーリーとしては人間の悪質な部分が目立つ、自分の好みとはちがうものだぅた。 | ||||
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読後の不快感、気持ち悪さ。 アスペルガー症候群を想定して描いたであろう女性と、絵に描いたような底辺の男性の物語。 底辺を経験した事がない幸せな読者からすれば、底辺の世界を初めて覗いた様な衝撃があるのかもしれない。芥川賞として評価されたのも、そういった理由であろう。 一方、不幸にも底辺を生きてきた読者からすれば、描かれた世界に特段の驚きも新鮮味もない。 自分に近い世界が記されているにすぎず、評価される理由が理解できない。 この物語を読んで評価できると感じたのであれば、それはきっとあなたが幸せな人生を送ってきたから。 底辺を見世物のように描いたこと、芥川賞として評価された事に反対する。 | ||||
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口コミが比較的高評価だったので、購入して2日で読みました。 想定外に薄いページ数だったので、作業がどんどん進むかと思いましたが、次を読みたいという興味が芽生えなかったです。 まず、コンビニに対して作者の独善的な観念が垣間見られ、コンビニに関わっている人がどのように思うのだろうという疑問が生じた。 おそらく多様性をテーマに掲げたいのだろうが、読めば読む程、歪んだテーマ性に辟易しました。 作者は何を訴え、読者に何を伝えたいのか、最後まで、独断的な内容で不快でした。 | ||||
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一気読み 面白かった | ||||
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でも、人間の幸せって周りが決めるんじゃなくて、 自分がきめることだよね。 自分が幸せなら、それが一番じゃないですか。 | ||||
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素晴らしい作品です。主人公は、今ならば発達障がいのような診断が下されて、普通教育は受けられなかったでしょう。ただ、この小説では幼少期からいきなり大学一年生に話が飛ぶので、ああ、大学生になれたんだと、小説という虚構の世界の話なのにほっとしました。 コンビニの中がかなりリアルな描写なので、ひょっとして作者が学生時代にコンビニでアルバイト経験があるのかも知れません。私は還暦過ぎの人間で、子供の頃は近所に駄菓子屋が一軒あり、他はパン屋と本屋と小さなスーパーなどがありましたが、大人になって田舎でもいたるところにコンビニが出来て、本当に便利な世の中になりました。コンビニでほとんどすべての物が揃うからです。 平易な文章ながら、人間が社会の歯車のひとつとして動いているという真実を教えてくれて、大変ためになる小説です。誰かが書きそうで書かなかったテーマでもあります。 ラストシーンは主人公に感情移入してしまい、「そうだ、頑張れ恵子さん。コンビニはあなたを必要としている」と思わず、大声を上げたくなりました。 とても読みやすく、あっという間に一気に読み終えました。間違いなく不朽の名作だと思います。 | ||||
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