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コンビニ人間



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【この小説が収録されている参考書籍】
コンビニ人間

コンビニ人間の評価: 3.99/5点 レビュー 1009件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.99pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1009件 621~640 32/51ページ
No.389:
(3pt)

なぜ正社員への発想がないだろう

素朴な疑問だけど、そこまでコンビニ好きだったら、正社員や店長職に応募すればいいじゃんないか?18年のバイト歴であれば、受かるんだろうとツッコミたいな。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185
No.388:
(3pt)

マイノリティに救いはあるのか?

私自身アスペで周りの友達も同類のアスペだらけなので主人公の気持ちが
痛いほど良く分る。女友達の一人はまさにこの主人公そのもので、30過ぎても
付き合ったことが無くバイト生活。男と付き合うこと、普通に就職すること、
いわゆる普通の人々と交わることを頑なに拒んでおり、それを正当化しようと
必死にもがいていたが結局精神を病んでしまって、終いには怪しげな自己啓発
セミナーで出会った男性と結婚した。なにか不自然で無理やりな感じがした。
変わり者の自分を正面から認めて堂々としてれば良いのに何故世間を気にするのか?

結局この本もアスペの主人公が普通とのギャップに終始苦しめられ、どんどん
追い込まれていく救いの無い話であった。妹や友達、同僚のことばかり気にして
世間の圧力に屈し、好きでもない男と形だけの同棲をし体裁を必死に保とうとする。
読者はアスペや未婚者は大変なんだ、かわいそう~。と普通である自分達の正しさを
再確認し、やっぱり普通で良かった~。と安心できる作品だからこんなに売れて、
共感を呼んでいるのだろう。変わり者を否定する差別的なニュアンスを終始感じた。

マイノリティに寄り添っているようで、突き放して世間の同調圧力の怖さを
コレでもかと思い知らしめる差別的で怖い作品。それがこのコンビニ人間だ。
発達障害、職業、性別、年齢、結婚、LGBT、移民など多様性(ダイバーシティー)
とどう向き合うか議論されていくなかで、やっぱり現代日本で異質なものが
認められ堂々と日の当たる所で生きていくのは無理があり、普通の人々には
暗黙の統一理念、同調圧力があり、そこからはみ出した者は容赦なく
痛めつけられ辛い目にあう。。。そのことを再認識させれられた小説であった。
世間のアスペ諸君には全く受け入れられない作品であることは間違いない。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185
No.387:
(4pt)

清々しい

一時間ほどで読み切りました。主人公がここまで全否定される小説は珍しいと思いますが、どんなに見下されてもこのヒロインは全く気にしません。

最後の覚醒がむしろ清々しい。スッキリしました。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185
No.386:
(5pt)

順応して自分だけの道を探すべき

芥川賞受賞作なので読みにくい作品かもと覚悟して読んだが
センテンスが短くて純文学に馴染みがない私にも読みやすい文体だった

主人公は極端に個性的な人ではあるが、何割?くらいの人は
多少なりとも共感できる部分もあったのではないだろうか?
みんなと一緒でないと何かしら、かわらわれたり同じようにするべきという
圧力を感じることがあり
それに対処して行く主人公の生き方には共感するものがありました
それはコンビニというガラスばりの中で生きる動物みたいな息苦しさを
感じながら読んだ

白羽のように弱者であることを社会のせいにして戦う人もいるだろう
もちろん自由に生きることが理想だろうが
現実と向き合って合理的に生きる主人公のような選択をする人のが
多いのだろう
主人公は生き辛さを解決するためにコンビニという職業(檻)の中で
生きがいを見つけ活き活きと生きている

社会と戦っている間に人生は無駄に時間が過ぎていき負け犬のような
人生しか歩めない人もいる
主人公は工夫によって現実社会に適合する形で自分の生き方を確立した
これしか生きる道がないのである

みんなと同じでなくてもよい、工夫して順応して自分だけ道を探す
主人公は愛情をかけて育てられた家庭があったから見つけることができたのだろうが
白羽のような歪んだ人間にはやるせ無いだろう
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185
No.385:
(2pt)

テーマとしてはかなりありきたり。

ややアスペ主人公との対比で普通を強要されることの日本的な社会観を描いている本作。
私が強く違和感を感じるのは「そんなに普通を強要されることなんて今時あるか?」という点に尽きる。

今や多様性が叫ばれた時代を通り過ぎてある種それは許容されているし、真っ当に自活できるのであれば何をしていても特に問題無いというコンセンサスはある程度社会に浸透しているのでは?
勉強をしていい大学に行っていい会社に入り〜と言った所謂普通を否定的に描く作品はもはや文学に限らずしがみつくされたと思っているのだが、何故これがそこまで今の時代に受けるのか。。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185
No.384:
(5pt)

「そうだよな、、分かるな・・」とう感覚で秀逸な作品です

これは受賞に値する作品と思います。狭い旧弊因習のような人間関係を超して行かねばならないことを、コンビニという仕組みを通して痛感させてくれる点、清々しいものがあります。これからの社会、家族、人間関係を考えさせられました。否応なく変わらざる得ない変化をより先取り、前のめりに行くべき若い世代にお勧めの著作です。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185
No.383:
(4pt)

良い

とても考えさせられる作品でした。
短時間で読めてよかったです。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185
No.382:
(5pt)

コンビニ人間

タイトル通りコンビニ人間はお勧め出来ると思います。それで、奥深い内容だと思いますね。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185
No.381:
(5pt)

繊細な描写が心地よい!

さらっと読めるが、読み手の想像力を擽る一冊。
奥深さとともに人間の儚さも感じる。

コンビニで18年間働く主人公。
これを一概に「不幸せ」や「不出来」と捉えるかは読者に任せられる。
「コンビニ」に関わる人々を通じ、人間の生々しさや醜さが繊細に描かれ話は進んでいく。
コロッと手のひらを返したような態度、穿った見方しかできない人間の卑しさ、自己の価値観でしか物事を考えることが出来ない人々。。。

自己の生き方ついて、哲学的に考えさせられる。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185
No.380:
(4pt)

現代版の「人間失格」かも

もしかして、これは現代人の「人間失格」かもしれないと思いました。
疎外感や適応できない心などが、太宰と違って、感情まるごと捉えずに、共感を拒否しているところが、現代なのでしょうか。コンビニという場所を設定してるところもですが。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185
No.379:
(5pt)

いろんな人がいるんだなぁ。

僕の当たり前とあなたの当たり前がちがうように、
この主人公もまたちがって、
人生を生きていくんだ。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185
No.378:
(1pt)

世界の知的水準の落ち込みの表れ

たまには最近の小説読んでみようと思って購入しました。村田沙耶香『コンビニ人間』!
期待して読み始めました。が、初めの35ページあたりで、あーもう、つまらん、
98ページあたりで、辛い。読み終わって、ひどいモン見せられた。

つまらない小説でした。前提にこれはどういう小説なのでしょうか? 長いコント?
私の持論としては芥川賞は純文学と聞いていますから、
美しさを競う芸術という点ではこの作品は美しくないです。下賤で、卑小で、貧弱です。
貧弱という点では、文章に教養のカケラも出てきません。文章にというのはこの作家のタッチにです。

下賤という点では、ある種の女流作家にありがちな過激で性的な単語を並べすぎる点。ただただ気持ち悪い。
なんか書きたい、思っていることを、全てを公にするのが良い訳でもないでしょう。
よくある過激な女流作家らしくズケズケ書きすぎです。それゆえ下賤です。

卑小です。発想が。コンビニで働いているときだけ生き生きとしている女性がいる、という話しです。
だから何でしょう? この小説のコンセプトは何なのでしょうか?
世界の知的水準の落ち込みはもう半世紀以上前から、ある種の人たちによって警鐘されていますが、
この作品が、新しいとか、衝撃だとか、実存を問う? 等言われて芥川賞に選ばれるなら大変難しいです。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185
No.377:
(5pt)

ストーリー良し、概念良し、資料として良し

ストーリーは、描き方、内容ともによく非常に読みやすいです。
”普通”とはなにか、”社会”とはなにかといった、少し自分が生きている空間を考えさせられる場面もあり面白かったです。
昨日流行っていた会社が明日は倒産、コンビニも24時間営業をしなくなる方針、等といった社会全体の動きが激しい中、10年後のコンビニも小説の様な世界なのかはわからない。下手すればコンビニというもの自体なくなっているかもしれない。そういう意味で、そんなに総ページ多くない中、現在のコンビニの中身がうまく書かれており、10年後等読み返した時、「あの頃のコンビニってこんな感じだったな」って思い返せる良い資料ともいえる。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185
No.376:
(4pt)

少数派に寄り添う小説

こうあるべき、こうすべきという世間の声とは違う生き方する主人公、
最終的にコンビニを自分の居場所と確信したラストシーンは少数派に
寄りそう小説として読み手に伝わるものがある。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185
No.375:
(4pt)

面白かったです。

人間って何だろうな。
たぶん異質なものを嫌って仲間はずれにするそんな冷酷な生き物かもしれない。
自閉症のように生まれつき興味のあり方が人と違ってる人はうまく他人と関われないしいき辛さを抱えて生きてるんだろう。
恵子はコンビニの一部として働くことに生きがいを持ってるなら普通の人の生き方や考え方と多少違っても構わないと思う。
白羽と同棲してある意味いい勉強をしたんじゃないかな。
最終的に自分に取ってどうすることが自分らしいか掴めただけでも
8ヶ月前図書館に予約して待った甲斐がありました。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185
No.374:
(4pt)

好みによると思いまづが、変わった感じで良かったです。

コンビニ人間楽しく読めました。ただ、ラストがもう少し欲しかったです。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185
No.373:
(1pt)

白羽というのは、男に甘えて依存してる癖に、キモいうざいと男叩きしてる、君らみたいな女を男性化しただけでしょ?

実際に白羽みたいな男がいるとしたら、こんなヒモ生活なんてするどころか、女から一円だって借りを作ることもないでしょう。
それを「白羽みたいな男は、女に養ってもらいながら女叩きしてる屑」だとか、小説と現実の区別も付かない人がいる。
ちょっとは鏡を見なさい。

「縄文時代から女は~」という話も、それ単に昔から女の本能は同じだから仕方ないんだ、と作者が開き直りたいだけだろう。
それを白羽みたいな男に言わせるとか…
どこまで都合よく現実をねじ曲げれば気がすむんだ、この小説?
むしろこんな小説を有り難がりつつ、ネットでも現実でも昔からずっと、男にばかりウザイだキモいだと罵詈雑言が浴びせられている現代日本の女だけが、異様なほど甘やかされて増長しているようにしか思えないのだが。
「自分より収入が多い男としか結婚しない女の社会進出が進むと、ただ格差が広がって少子化するだけ」という正論ならする男はいるが、白羽みたいな意味不明な文脈でそんな話する男がいるかと。

というか白羽というのは、この作者みたいな女を男性化して、自分の醜さを嫌いな男に荷担させて押し付けてるだけじゃないのか?。
そこから見えるこの作者の本当の性格は、この主人公とは百八十度真逆の、嫉妬と憎悪と利己心に凝り固まった、卑怯で感情的な蛇みたいな女だろう。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185
No.372:
(2pt)

特殊な人間は身勝手だと言いたいのか?

普通を強要する周囲の「まともな人間」に対する違和感がひしひしと伝わった。ただ、作中でそのことに疑問を呈する登場人物が、誰の目から見ても異常であり(特に白羽)、共感できる内容だっただけに、他の人と違う特殊な考え方をする側の人間の方がどこか欠陥を抱えていて、自分に甘い身勝手な生き物に見えてしまう点は残念だった。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185
No.371:
(5pt)

何が変わっている?親近感にちょっと嬉しかった

主人公は、世間からみたら私はおかしな奇異な人間なんだろう、と自覚をしている。他人にそれで害が及ばなければ私はこのままで良いい、と思っている。なのに周りが私のことで怒ったり笑ったり泣いたりとざわざわする。私はそれが不思議でなぜなのかが分からない。だからプリンを食べている私の目の前で私の為にと言って感情をむき出しに泣いている妹が気の毒にしか感じない。どうしたら自分は妹を悲しませずに済むのか分からない。自分以外は全部他人で同じ生き物にしか見えないその生き物達が普通という形も決まりもないものを押し付けてくる。普通に合わせようと努力してたけど自分はこの世界にとってお荷物、必要のない存在、何で生きているのか…、コンビニを舞台に主人公を通して人と社会の変えようのないメンドクサさが読み取れる。面白かったです。個人的には自分と同じような人が小説の中ですがいることに嬉しかった。短くて一気に読めるのも良かった。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185
No.370:
(5pt)

(459)安部公房を読んでるみたい!

作者のユニークな発想のエッセイが、それはご自身の体験談なのだが、2018年の1月から6月まで週1回掲載されていて、とても面白かった。
特に、「『走らせている人』たち」というタイトルで、「皆、車や電車で窓の外に人間を走らせているじゃん? 赤信号とか駅で停(と)まったとき、その人間、どうさせている?」という話で始まるエッセイは、すっかり忘れてしまっていた昔のことを思い出させてくれました。

あるとき、「コンビニ人間」の作者であることを知り、期待して読んでみました。
エッセイのときのような天然だけではなく、無機質というようなものが加わり、期待どおり傑作小説です。
読み始めてすぐに、安部公房の感性に似ているような印象をうけました。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185

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