■スポンサードリンク
コンビニ人間
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
コンビニ人間の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1009件 521~540 27/51ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公は30代後半コンビニアルバイト 今までの生き方で、周りが求める"普通"を演じることはしてこなかった。 自分が息のしやすい生き方をすることは ただ無機質な生活を送ることであった。 それは彼女が求めた"動"であったのだろう… 中盤までは読むことが重く感じられるかもしれませんが 最後まで読んで欲しいです。 これを書ける人は、世の中に2人と居ないのでは? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めて村田さんの作品を読みました。前から気になっていたが、発表から4年してようやく手にしました。テンポ良く3時間ほどで完読。いやあ、面白かった。 「コンビニ人間」を読み終えて、ふと前に飲みながら会社の先輩と話した事を思い出した。 その先輩が「お前(私の事)、普通の人って何だと思う?」と。改めてこう聞かれると応えられないものです。「普通って僕らみたいな人達ですかね?」と私。そしたらその先輩「バカ。普通と思っているのは自分たちだけで、他人から見たら俺たちだって変な奴らなんだよ。それはみんなそう」と。 確かに、オギャーと生まれて育ってきた環境、付き合ってきた友達、いろんな大人から受けた指導や教え、会社の上司や先輩から受けたアドバイス、それが自分の血となり肉となっているのだが、それが果たした「普通の人間」の形成要素なのかと言われれば100%そうで無いのは理解し易い。人間誰しも、学校を卒業、就職する、伴侶を見つける、子供を作り育てて学校を卒業させるのが、所謂「普通の人間」の定義してしまっている。 でも、そんな人間でも、知らないところで陰口を誰かに叩かれてるし、あんな奴と口も聞きたく無いと思われてる。もっと言えば、自分の耳に入らないだけで「変な奴」とも言われている。 「普通」と思っているのは恐らく自分だけで、側から見れば「普通」では無いと、それに気付けばもう少し人生や毎日の生活も楽になるんじゃ無いかと思う。だって「普通」の定義を作ってるのは「自分」ですからね。 そんな事を先程読み終えて思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白い。要らない登場人物がいるけど、主人公の考え方に共感する。共感できない人は気分が悪くなるだけだと思うけど、そういう考えの人は一定数いることを知って欲しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あれよあれよと言う間に読み進みました。極端ですが私にもこんな一面があるかも。生きにくい人が普通であることの辛さと。そう考えるのかと言う怖さがありかんがえさせられました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
コンビニという身近な場所。 カフェとかって、可愛かったり、モダンだったり、コンセプトがあるが、 コンビニって制服も可愛くもなく、かっこよくもなく、事務的、無機質。 ちょっと食べれるスペースもあるけど、また白で普通のイス 素っ気ない感じ。 コンビニの人が、激務とか 休めないとか社会問題になってるし 近所のコンビニが結構親切なのと 調子悪くスーパー行きたくない時も便利。 そんな日本の文化!コンビニをどう描いてるのか気になら読みました。 うん、賞をとるだけあり、 読みやすいし、 主人公の奇妙なキャラ コンビニ人間さ 中々面白かった。 あーしかし、女性のけなし方が半端じゃなく、 実際、作者が、コンビニで働いていて、言われたセリフなのかもしれないけど、これは、女性作家さんでないと書けないなあ。 男性作家さんは、もう少し女性を美化しそうですが、、、。 中々、するどい女性描写。 対する男性白羽さんだっけ? は、やはり女性にとってミステリーなのか?なんかよくわからかい掴みどころのない人間に描かれていて謎の人でした。 賞をとるだけある作品ですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
そういう話なのかと思いました。 タイトルから想像した話とは違いましたが、読む価値はあると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「コンビニ人間って、何だろう?」と思って、内容も分からず、手にした本だっだが、読んで良かった アタリだった 主人公の女性は、知的に問題の無い発達障害っぽいキャラクターだが、世の中の常識にはおさまらないが、真面目で、誠実な人柄で、好感が持てる コンビニで働くというマニュアルを得てから、自分の操縦の仕方を心得ていく 笑い方や挨拶の仕方、それまで誰も手本を示してくれなかったが、コンビニ店員として働くことで、笑顔の見本のポスターを見たり、元気な挨拶の仕方を練習したりするうちに、世の中のしぐさを学んでいく 異性として、人を愛することは理解できないが、それの何がいけないのか? お客様や同僚が困った時、さっと手を差し伸べることができるのは、これまで家庭で大切に育てられてきた証でもあるだろう 似た者同士ではありながら、対極的に、心の歪みを抱えてるのは、同居する男 ラストで、彼女は男の手を振りほどき、自分らしいコンビニ人間としての生き方を取り戻そうとする ところで、このように立派に社会に適応し、自立した彼女を、家族はなぜ、認めてあげようとはしないのだろうか? 彼女のように、誰にも迷惑をかけず、人を傷つけずに生きていける人間が、この世の中にどれほど存在することか? 普通って、何? むしろ、普通であることの方が、他人を妬み、嘲り、醜い心を持っていると思える 彼女の清々しい生き方を、静かに応援できるような社会であってほしいと願う | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「結婚して子供を産むか、狩りに行って金を稼いでくるか、 どちらかの形でムラに貢献しない人間は現代の日本では異端者」 極論ではあるが、ある意味真実を突いてると思う。 結婚、正社員して就職して安定した稼ぎをするのが当たり前で普通。 そうでない人間は表立っては批判はされないが、確実に異端として排除され陰口を叩かれる。 でもその普通に惹かれない、なりたくてもなれない人達も確実にいる。 現代の日本は寛容そうでいてやはり不寛容であるし、その傾向は強まっていると思う。 読んでてかなりつらい自分は確実に異端者側でした。 白羽はともかく恵子も気持ち悪いといってる人は普通以上の人なんじゃないかと思います。 恵子と白羽を普通になれない男女の対と見なしているが、この2人は明らかにつりあってない。 恵子は身嗜みも整えてるし普通であろうとしてるし結婚する気がないのであって したいと思えば絶対できる女性だと思います。恵子以下の女性もまたいくらでもいますからね。 白羽は・・・まあ無理だろうな、男から見ても最低ランク。人を傷つける行為をしないだけマシという感じ。 これ女と男を立場逆にしたら芥川賞とれてたのかなという疑問はあります。きっと非難轟々だと思う(笑)。 白羽を異端の男の典型みたいに見なしているのが納得いかない、ここまで酷い男もまあそうはいないですよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本の状態は、値段相応。 内容は、よくできた作品と思った。面白い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今や一億総生きづらいと思ってます時代なのではないだろうか。ボーダーLINEを突き抜けて、「変な子」であった主人公が、コンビニという居場所を見つけその生活に満足しているのに、周りのせいで「生きづらく」なってしまうという哀しさ。普通を擬態できていると本人は思っているのだから、ほっておいてくれればいいのに。ただ最後に再びコンビニ人間として生まれた恵子はきっと、もう周りからの干渉を気にしなくなるのではないか。突き進め!恵子!あたしもそんな風に合理的に考えられ、それを躊躇なく相手に言えたなら、今より幸せを感じられる人生を送れるのに、と思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現在の”純文学”らしいものと、エンタメ系小説の、境界はどのへんにあるのでしょう。 「芥川賞」「24ヵ国語 翻訳」と言うことで購入しましたが、期待外れでした。 テーマ→ (普通の)生き辛さ、疎外感、偏見、複数の登場人物で描写しよとしていますが、私見では現在の日本では、物理的に他人に迷惑をけけない限り、そんなに生き辛いでしょうか?コンビニ職人になるのアリだし、それを宣言するのもアリ。特定の職人を見下してもいないし、そんなに作品全体としてナルシスティックになる必要は無いような? 文体→コンビニに関する描写には緊張感が感じられるが、その他の部分は先人の芥川賞作家のレベルには程遠いように感じます。 物語構成→ エンタメ系作家の、物語構造への熱意を考えると実に弛緩的。漫然とシーンを続けているような。 つまり、作者の読者へのサービス精神が低い。 普遍性→ 本作品が、多くの海外で読まれ、評価をえるなら、私の読解力は相当低いことになると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
普段は実用書を読んでいるので小説は最後まで読めるか不安でしたが非常に読みやすい本でした。読み初めから中盤もすんなり話に入り込めて終盤は更に引き込まれ一気に読み終えました。 ここから内容に触れますが白羽みたいに人のせいにして難癖つける奴って実際にいるよなぁと思いました。お前にだけは言われたくない、という言葉も主人公の特性により冷静に対応しているのが私的には救われました。ただラストのトイレで立ち寄ったコンビニでの主人公の振る舞いには読みながら悲しい気持ちになりました。私は妹の立場になっていました。読んでみてよかった。小説って面白いと思えた作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自分の見解を羅列。 コンビニのお客さんが「ここは変わらないわねぇ」といった言葉に対し、主人公はコンビニが少しずつ変化していると知っている。 これは、刻々と変化する社会(『普通』の人)と周りから見れば変わらないコンビニ(主人公)の対比であると思った。周りから見れば変化していない主人公であるが、少しずつ変化している。 自我の描かれるシーンが二つあり、一つがコンビニに入る時。もう一つがコンビニへまた戻りたいという時。 最初の自我によって、主人公はコンビに人間として生まれ変化していく。 最後のシーンでまたコンビニに戻りたいという自我が描かれる。この自我による変化はオープンエンドという形で描かれていない。 主人公は改めて自分の幸せがコンビニにあるということを再認識できた。社会がその幸せを享受してくれるかはまた別の問題である。認めてもらえなくてもいいと考えても、家族はそう思わないかも知れない。社会って難しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
凄まじかった。こんなに分かりやすくコンビニという形で表現できるなんて。というか、架空の話な気がしない。どこかに、自分の中にもある話だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
明らかに今までとは違う読書体験をした。読後感はさわやかで、主人公にただただ幸せになってほしいと思った。 コンビニで働くために体をととのえ、五感をとぎすませ、模範を模倣して生き続けること、それのどこが悪いのだろう。 一番刺さったのは、36歳コンビニバイト・未婚の主人公に、まわりの人がとやかくいう中、 『皆、私が苦しんでいるということを前提に話をどんどん進めている… みんなが言うようなわかりやすい形の苦悩とは限らないのに。 そのほうが自分たちにとってわかりやすいからそういうことにしたい、と言われている気がした』 というシーン。なんだか無性にわが身をふりかえって、反省しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者もずっとコンビニ店員だったということで興味を持ち読んでみました。 内容は変わった思考の人の世間で生きることへの葛藤を描いたものというとこですか。 確かに昔に比べ、個人の思考の多様性を尊重する時代になってきてると思いますが、まだ、苦しんでいる人たちがいるんですね。自分も知らないうちに普通という型枠にはめようとしているのかもしれません。得るものがあるとすればこのくらいです。白羽の縄文時代論理は正論な部分もあるかもしれませんが、この人が言うとただの言い訳にしか聞こえず、不快です。 低評価コメントにはこれで芥川賞?というものが多いですが同感です。近年は作品の評価より、話題性など商業化に重点が置かれているように感じます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この主人公怖いなというのが第一印象だったが共感する点もあった。 私の摂取する 「世界 」は入れ替わっているのだから 。前に友達と会ったとき身体の中にあった水が 、今はもうほとんどなくなっていて 、違う水に入れ替わっているように 、私を形成するものが変化している 自分らしさってなんだろうと問いかけた時に建前では何項目か挙げれるが、尊敬する存在と関わる時間が長い程多少なり影響されてしまう。しかしその尊敬する存在と関わらない期間が長くなると影響が薄れていってしまう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どうしてこれが芥川賞なのか、非常に異論がある。新しさはあるのかもしれないけれど、引き込まれるものはなかった。まったく。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自分を貫いた方が良いのやな、と再確認できました。周りの人間は自分勝手なもんですね。小説は普段読まないのですが面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ありがとうございました | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!