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コンビニ人間



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【この小説が収録されている参考書籍】
コンビニ人間

コンビニ人間の評価: 3.99/5点 レビュー 1009件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.99pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1009件 401~420 21/51ページ
No.609:
(3pt)

読みやすい

表現など難しくなく、読者が苦手な私にも凄く楽しめました!私の世界観とは少し違った点も楽しめた点ですね。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
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No.608:
(5pt)

普通がなんぼのもんじゃい

仕事をして、社会と繋がること。自分が周りにうまく適合出来ているか、自問自答しながら成長していく中で、好きな仕事を極めることで、自分の道を見つけていく。
普通じゃなくたっていいじゃない。みんなそれぞれ、自分の「普通」を持っている。
自分の「普通」を人に押し付けるんじゃないよ。
抜群の人間観察力で、仕事を極める醍醐味や、繊細ながらも芯の通ったタフな女性の生き方を鮮やかに描ききった傑作。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185
No.607:
(3pt)

SFみたい

普通におもろい。
そして読みやすい。

きちんとテーマも構成も練られていて、しっかりとした小説だと思います。
ただし表現力は今一つで、稚拙な表現があるのも事実ではあります。
また色々とツッコミどころ満載かな......。

主人公がロボットみたいでSF小説を読んでいる感覚でした。
まあ、あくまで良い意味で深さはないですね。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185
No.606:
(3pt)

読んだ方が。

正直なところ、オーディオでなはく、Kindleで読んだ方が良いと感じた。が、だんだんとリピートする度、後半のナレーションがよくなって、もう一度聞いてみよう という気になりました。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185
No.605:
(5pt)

面白い

主人公の人格設定が 見事です
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185
No.604:
(5pt)

「自分らしさ」の時代における安保闘争?

芥川賞受賞作の中でも特に話題になっていたと思いますが、気にはなりつつも読まないできたのを……今更ながら読みました。
結論から言うと、とても「愛すべき」作品だなぁと感じました。不思議とキュートな趣があります。

主人公を変わってるとか、あるいはサイコパスとか面白おかしく言うことも可能ですが、個人的には実にまっとうな感性の持ち主だと思います。誰でも期間の長さの差こそあれ、他人から見た自分の「普通」とのズレや乖離を意識する瞬間があるはずで、それを適宜修正、または成長してきた過去もあるはずです(それがないのなら、その人は二歳の時も一五歳の時も三五歳の時もすべて同じ価値観を持って同じ言動をとっている厳密な意味での一貫した人間のはずです)。本作はそのズレや乖離の感覚を忘れずに、上手に可視化させた作品だと思います。ある意味母親の胎内にいた時の記憶みたいなもので、みんな経験しているはずなのに忘れている感覚なのではないかと。

何かと初めての経験がつきまとう子どもの時だったり、あるいは「時期」の変わり目ーー進学、就職、結婚適齢期などなどーーに、自分がその時々の周りの人が発する意見や言葉に対して「ああ、それが普通なんだなぁ」とズレを感じ、ある程度無意識のうちに軌道修正して迎合したり、または上手に理由を言語化して距離を取ったり……例えば現実的に就活の時期だけど「あえて」夢を追いかけてそれをしない、結婚適齢期だけど「自分は」仕事が好きだから結婚はしない、というのも普通という概念を前提とした判断であり、本作の表現を借りれば「ムラ」という都市の存在を認知してこその郊外で生きる人だと言えると思います。

主人公はその点そもそも「ムラ」という想像の中に存在する共同体が見えていません。見えてないのですが、なんとか妹の助けを借りて、必要最低限の情報だけを提示するだけで周りから上手く誤解させて「見えている人」のように振る舞っています。主人公が友人たちに「恋愛経験がない」と言うと、「同性愛」「アセクシャル」というこれまたある種の「ムラ」的な共同体を友人たちは想像し、主人公をそこの住人として勝手に誤解していきます。

「個性」「自分らしく」「みんな違って、みんな良い」、こういう言葉はよく聞きますが、思った以上に私たちの中に浸透してはいないのではないでしょうか。なまじ多様性が叫ばれ、多種多様な考え方が紹介されているが故に私たちは見る人間見る人間に「IDをみせろ!」「どこのもんだ!?」と相手のカテゴライズに躍起になっているのかもしれません。

時代が時代なら本作の主人公のような生き方はありえないでしょう。(今後、時代が前進すると仮定したうえで)主人公の置かれた状況は、「個性」「自分らしさ」の概念だけが先行し実感の伴わない、時代の狭間の今だからこそ成り立つのかもしれません。
そういう意味で、戦後派の文学が同時代の日本社会や戦後民主主義を描き、戦後生まれの民主主義教育をうけた若者が安保闘争を先導したように、本作は「脱受験戦争」に舵を切り個性を叫ぶ教育を受けた時代における安保闘争的な作品なのかもしれないと思いました。

あと個人的に、本作は妹の存在が結構不気味というか、変な感覚を呼び起こさせます。
主人公は一応家族には情のようなものを感じています。その中でも特に付き合いが深いのは妹です。妹は「普通」に、結婚して子どもを生み、年齢や性別に相応の生活をしています。
仮に本作の「妹」を、主人公の別人格……というか「外面」としたときに、結婚して子どもを生んで家庭に収まった女性の中には主人公のような生活をこそ本当はしたい、という人がそれなりにいるのではないかと思ったりしました。
「普通」にとりあえず屈してそれなりの人とそれなりに普通な生活をしてはみたものの……周りにとよかく言われないのならコンビニ人間として生きたい……という願望。主人公と妹の関係は、同一人物の内部における一応の外面と、押し殺した素直な気持ちと考えると……と思いつつ、それもまた主人公の性を「同性愛」「アセクシャル」と解釈してカテゴライズした友人たちのやっていることを、この作品に文学的メタファーのレベルやっているだけじゃないかとも思ったり……なんてまんまと揺さぶられ(笑)

やたら縄文時代を連発する白羽なども可笑しかった。「ムラが見えているのに入れない」白羽のような人物を介して主人公のコンビニにムラが立ち上がってくる展開なども見事だと思った。基本的に物語としての盛り上げがしっかりあって、他人にオススメしやすい素直に面白い作品でもあると思う。村田沙耶香という人に興味が湧きました。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
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No.603:
(5pt)

おもろい!

常識や普通とは何かを解りやすい題材で表現しているとこが素晴らしい!
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No.602:
(4pt)

身辺5メートル内の世界観

描写がよかったです。
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No.601:
(1pt)

内容が薄い

正直、読み応えが全くなく自分の好みではなかった。

世間の常識、「普通」になることを強要され生きづらさを感じる社会が描かれているが、主人公の価値観に全く共感できず、そして他の登場人物たちの思考や言動もあまり現実的ではないと感じた。

かなり期待して購入したが、久々に中身の薄い本を購入してしまった。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
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No.600:
(3pt)

この本が売れている理由

この本を読み終えて、なぜこの本がたくさんの方に読まれているのかなっと思った。
それは、主人公の異質である姿こそが人間の本来の姿だからこそ、それを現代社会の基準に合わせざるを得ない現代人が心の底で欲している、個に戻りたいという願望がこの本には詰め込まれているのではないかと思う。

また、皆元は異質であったが、社会に合わせることで自分を殺してきたことを認めたくない。そういった思いが重なり、妹や他の登場人物のように主人公を排除しようとしたり、おかしいといって自分を正当化しようとしていたのではないかと思った。

そして、コンビニ店員に帰って行った主人公はバッドエンドのようにも思えたが、成り切ることに意味を見出した主人公は幸福だったのではないかと思う。また、この道を選べたのも幼少期から自己を主人公が客観的に見る、受け入れることでコンビニ店員という生きる道を見出せたかのようにも思えた。

この本を読んで異質である主人公が可哀想にも思えるが、実は可哀想なのは現代社会に個を差し出してしまっている人々のように思える。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
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No.599:
(5pt)

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4163906185
No.598:
(5pt)

自分とつい重ねてしまいました。

世界をどのように捉えるかによって「異常」にも「優秀」にもなり得るという面白い視点で読める作品でした。自分に合わないことに対して「順応」するか「反発」するか自責で考えるか他責で考えるか。短い文量ながらメッセージ性はとても深いと感じました。
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No.597:
(3pt)

女性的な感覚

描写が面白かった。このような日常の些細な物事を感覚的に描写するのは女性的だとおもった。
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4163906185
No.596:
(3pt)

芥川賞?

分かりやすい文章で誰でも読みやすいとは思うが、ただそれだけで内容が薄かった。
何故主人公があそこまで悪く言われるのかわからないし、主人公の周りの人間への不快感が強い。
芥川賞受賞、高評価が多いので期待したが期待外れだった。
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No.595:
(5pt)

リアルな人間像、

一気読み^_^
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4163906185
No.594:
(5pt)

最高のエンタメ作品なのに、アイデンティティや社会の居場所について考えさせられる小説

しばらく小説読んでいなかったので不安だったけど、冒頭から引き込まれて夢中になって読みました。
最近小説読んでないなー。面白い本ない?という人は、とりあえずこれを読んで!
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4163906185
No.593:
(5pt)

普通って?

"外から人が入ってくるチャイム音が、教会の鐘の音に聞こえる。ドアをあければ、光の箱が私を待っている。いつも回転し続ける、ゆるぎない正常な世界。"2016年発刊の本書は、著者自身の勤務経験をもとに、コンビニを舞台に『普通』とは何かを揺さぶってくる芥川賞受賞作。

個人的には、受賞当時にも一度読んだのですが。普通って何だろう?と考えるタイミングがあった事から再読してみました。

さて、そんな本書は、普通の家に生まれ、普通に愛されて育つも妹と違い『普通の子ども』になれず『治る』事もできなかった主人公が、コンビニのバイトを始めることで『世界の部品になる』ことが出来、また『自分が生まれた』とすら思って18年、彼氏なしの36歳となって、またいつしか中年社会人としての『普通』を求め、嘲り、時には叱りつけさえする周囲と"ずれ始めていく"わけですが。

やはり、いわゆる読みやすくも【賛否が別れるかもしれない】本書。特に自分に対して、また周囲に対して『普通』である事を確認し続ける事を【安心感や拠り所にする人】からは、もしかしたら共感できないのはもちろん、不快な感想すら抱くかもしれない内容だと思いますが。個人的に本書の主人公と同じく『普通』とは周りから思われず、ただ主人公よりは社交的というか『合わせる』のが得意なだけの私にとっては【とても心情を重ねる事ができる】作品でした。

また本書はコンビニを舞台にしているとはいえ、仮にコンビニでなかったとしても、私たちは孤立しては生きていく事が出来ず、家庭や職場といった【何かの共同体に属する事でようやく生きていける】ことをコロナ禍の自宅待機など内向きな生活にさせられる中で【普通を再確認させられている】わけですが。そういった意味で、このタイミングで本書を再読して、とても良かったように思いました。

コンビニ勤めの方はもちろん(笑)、『普通』が求められ、演じることに疲れている人にオススメ。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185
No.592:
(5pt)

自分の中のもう一人の自分

自分自身でも理解している自分と自分の心の奥底にある思考が表現されているような感覚でした。主人公、白羽、そして二人を取り巻く人達の思考や感覚、感性が自分の中にある自分と重なり、様々な自分が言語化されているような心が揺さぶられる作品でした。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185
No.591:
(4pt)

現在社会の縮図

現代社会の縮図のような本。戦前は炭鉱夫、高度成長期には日雇いの男性、現在はコンビニの店員が外国人とともに日本のエッセンシャルを支える。話が現在なのでなんと主人公は女性だった。コンビニでも企業でも自ら自営をする職種においてさえ、「排除や普通の強要は昔とそれほど変化しない」と語る居候の話は本当だろう。すぐにムラ社会を形成しがちな国民性なのに農業もムラも離れ、普通でなくても飢えることのない現代の縮図。学生時代のエッセンシャルな肉体労働バイトを思い出す。当時も今も「あなたはどう生きるの?」と問われているのだろう。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185
No.590:
(5pt)

いい意味で頭をぶん殴られた気分

私はこの本を読んで、度々人生の中で感じていた表現できない違和感にやっと気づくことができた気がする。なぜ就職することや結婚が当たり前になってて、幸せになること、ゴールがそこのように思っているように見える。たしかにお金の問題ならバイトよりもきちんと就職した方がお金をもらえる確率はずっと高いと思うし、結婚して幸せな人もたくさんいると思う。でも、それが至高の幸せ、当然のことだと押し付ける人はなんでもこんなに世の中にいるんだろうと。この主人公がいちいち傷つくタイプではなく純粋な疑問を抱くタイプだからこそ、この小説は面白かったけど、自分の幸せを勝手に否定されたら誰もがすごく傷つくと思う。とにかく、はっとなるような小説だった。読んで損はない。
コンビニ人間Amazon書評・レビュー:コンビニ人間より
4163906185

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