マギンティ夫人は死んだ

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評判

マギンティ夫人は死んだの評価:

3.93/5点 レビュー 30件。 B ランク

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平均点3.93pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全48件 1〜20 1/3ページ
No.48
(4pt)

程よい世界観

ポアロの旧友スペンス警部は、マギンティ夫人を撲殺した容疑で間借人の男を逮捕した。
服についた夫人の血という動かしがたい証拠で死刑も確定した。
だが事件の顛末に納得のいかない警部はポアロに再調査を要請する。

アガサ・クリスティーの作品を読むと、現在の慌ただしさや殺伐さを忘れ、ゆったりとした古き良き時代がそのまま温存されている虚構の世界に浸ることができる。。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300244
No.47
(4pt)

程よい世界観

ポアロの旧友スペンス警部は、マギンティ夫人を撲殺した容疑で間借人の男を逮捕した。
服についた夫人の血という動かしがたい証拠で死刑も確定した。
だが事件の顛末に納得のいかない警部はポアロに再調査を要請する。

アガサ・クリスティーの作品を読むと、現在の慌ただしさや殺伐さを忘れ、ゆったりとした古き良き時代がそのまま温存されている虚構の世界に浸ることができる。。
マギンティ夫人は死んだ (1982年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: マギンティ夫人は死んだ (1982年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J7RRB4
No.46
(4pt)

程よい世界観

ポアロの旧友スペンス警部は、マギンティ夫人を撲殺した容疑で間借人の男を逮捕した。
服についた夫人の血という動かしがたい証拠で死刑も確定した。
だが事件の顛末に納得のいかない警部はポアロに再調査を要請する。

アガサ・クリスティーの作品を読むと、現在の慌ただしさや殺伐さを忘れ、ゆったりとした古き良き時代がそのまま温存されている虚構の世界に浸ることができる。。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63)) Amazon書評・レビュー: マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))より
415070063X
No.45
(5pt)

本書の「登場人物」の名前は、要注意です

本書は面白かった。
どんなふうに面白かった?
こんなふうに……

「登場人物」の名前に注意して、何度も読み返しました。

本書『マギンティ夫人は死んだ』のタイトルは、どこから来たのでしょう?
「子供の遊戯の歌」から来たのです。

「マギンティ夫人は死んだ。
 どんなふうに死んだ?
 あたしのようにひざついて、
 マギンティ夫人は死んだ。
 どんなふうに死んだ?
 あたしのように手をのばして、
 マギンティ夫人は死んだ。
 どんなふうに死んだ?
 こんなふうに……」(396頁)

どこまでも続く、
自分の体を使って歌いながら「死」を表現する子供の遊戯です。
アガサは、殺人事件の小説のタイトルにこの歌の名を利用したのです。

アップワード夫人は殺される前に、ポアロに歌ってきかせてくれたのです。
アップワード夫人の歌はこうでした。
「マギンティ夫人は死んだ。どんなふうに死んだ? あたしのように頸を突きだして」(397頁)
アップワード夫人は本当に、頸を突きだして殺されていました。

「麗しのイヴリン・ホープはみまかりぬ」(184頁)
この一文は、英国の詩人の詩の一節だそうです。

ネットで調べてみると、
Robert Browning の Evelyn Hope という詩の冒頭の一節でした。
Beautiful Evelyn Hope is dead!

Beautiful Evelyn Hope は、女でしょうか?
この詩の中の Evelyn Hope は、16歳の少女でした。

ブラウニング(1812―1889)のこの詩に慣れ親しんだ読者にとって、
本書の中の「イヴリン・ホープ」は、先入観から女と思い込んでしまいそうです。

ところが、本書の本文を読むと、こうです。
「エヴァ・ケインの息子のイヴリン・ホープ」(409頁)
「あの女には息子が一人いました――イヴリン・ホープという名前でした」(425頁)

「息子」というから、本書の中では「イヴリン・ホープ」は男でした。

「イヴリン・ホープ、これが問題を解く鍵です」(389頁)
「イヴリン・ホープ」という名前は、本書の「登場人物」リストにはありません。
別の人間の名前になりすましています。

本書の原題は、MRS McGINTY’S DEAD
MRS が付いているから、女性です。「掃除婦」のマギンティ夫人です。

男を女と取り違えて読者を惑わす、アガサのトリックです。
だから、本書の「登場人物」の名前には、要注意です。

《現在》の名前だけから推理してはいけません。
過去の名前については「登場人物」リストにはありません。
過去の名前にも注意して「登場人物」リストの中から殺人犯人を推理しましょう。
注意深く本文を読むしかありませんでした。
ああ、面白かった。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300244
No.44
(5pt)

本書の「登場人物」の名前は、要注意です

本書は面白かった。
どんなふうに面白かった?
こんなふうに……

「登場人物」の名前に注意して、何度も読み返しました。

本書『マギンティ夫人は死んだ』のタイトルは、どこから来たのでしょう?
「子供の遊戯の歌」から来たのです。

「マギンティ夫人は死んだ。
 どんなふうに死んだ?
 あたしのようにひざついて、
 マギンティ夫人は死んだ。
 どんなふうに死んだ?
 あたしのように手をのばして、
 マギンティ夫人は死んだ。
 どんなふうに死んだ?
 こんなふうに……」(396頁)

どこまでも続く、
自分の体を使って歌いながら「死」を表現する子供の遊戯です。
アガサは、殺人事件の小説のタイトルにこの歌の名を利用したのです。

アップワード夫人は殺される前に、ポアロに歌ってきかせてくれたのです。
アップワード夫人の歌はこうでした。
「マギンティ夫人は死んだ。どんなふうに死んだ? あたしのように頸を突きだして」(397頁)
アップワード夫人は本当に、頸を突きだして殺されていました。

「麗しのイヴリン・ホープはみまかりぬ」(184頁)
この一文は、英国の詩人の詩の一節だそうです。

ネットで調べてみると、
Robert Browning の Evelyn Hope という詩の冒頭の一節でした。
Beautiful Evelyn Hope is dead!

Beautiful Evelyn Hope は、女でしょうか?
この詩の中の Evelyn Hope は、16歳の少女でした。

ブラウニング(1812―1889)のこの詩に慣れ親しんだ読者にとって、
本書の中の「イヴリン・ホープ」は、先入観から女と思い込んでしまいそうです。

ところが、本書の本文を読むと、こうです。
「エヴァ・ケインの息子のイヴリン・ホープ」(409頁)
「あの女には息子が一人いました――イヴリン・ホープという名前でした」(425頁)

「息子」というから、本書の中では「イヴリン・ホープ」は男でした。

「イヴリン・ホープ、これが問題を解く鍵です」(389頁)
「イヴリン・ホープ」という名前は、本書の「登場人物」リストにはありません。
別の人間の名前になりすましています。

本書の原題は、MRS McGINTY’S DEAD
MRS が付いているから、女性です。「掃除婦」のマギンティ夫人です。

男を女と取り違えて読者を惑わす、アガサのトリックです。
だから、本書の「登場人物」の名前には、要注意です。

《現在》の名前だけから推理してはいけません。
過去の名前については「登場人物」リストにはありません。
過去の名前にも注意して「登場人物」リストの中から殺人犯人を推理しましょう。
注意深く本文を読むしかありませんでした。
ああ、面白かった。
マギンティ夫人は死んだ (1982年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: マギンティ夫人は死んだ (1982年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J7RRB4
No.43
(5pt)

本書の「登場人物」の名前は、要注意です

本書は面白かった。
どんなふうに面白かった?
こんなふうに……

「登場人物」の名前に注意して、何度も読み返しました。

本書『マギンティ夫人は死んだ』のタイトルは、どこから来たのでしょう?
「子供の遊戯の歌」から来たのです。

「マギンティ夫人は死んだ。
 どんなふうに死んだ?
 あたしのようにひざついて、
 マギンティ夫人は死んだ。
 どんなふうに死んだ?
 あたしのように手をのばして、
 マギンティ夫人は死んだ。
 どんなふうに死んだ?
 こんなふうに……」(396頁)

どこまでも続く、
自分の体を使って歌いながら「死」を表現する子供の遊戯です。
アガサは、殺人事件の小説のタイトルにこの歌の名を利用したのです。

アップワード夫人は殺される前に、ポアロに歌ってきかせてくれたのです。
アップワード夫人の歌はこうでした。
「マギンティ夫人は死んだ。どんなふうに死んだ? あたしのように頸を突きだして」(397頁)
アップワード夫人は本当に、頸を突きだして殺されていました。

「麗しのイヴリン・ホープはみまかりぬ」(184頁)
この一文は、英国の詩人の詩の一節だそうです。

ネットで調べてみると、
Robert Browning の Evelyn Hope という詩の冒頭の一節でした。
Beautiful Evelyn Hope is dead!

Beautiful Evelyn Hope は、女でしょうか?
この詩の中の Evelyn Hope は、16歳の少女でした。

ブラウニング(1812―1889)のこの詩に慣れ親しんだ読者にとって、
本書の中の「イヴリン・ホープ」は、先入観から女と思い込んでしまいそうです。

ところが、本書の本文を読むと、こうです。
「エヴァ・ケインの息子のイヴリン・ホープ」(409頁)
「あの女には息子が一人いました――イヴリン・ホープという名前でした」(425頁)

「息子」というから、本書の中では「イヴリン・ホープ」は男でした。

「イヴリン・ホープ、これが問題を解く鍵です」(389頁)
「イヴリン・ホープ」という名前は、本書の「登場人物」リストにはありません。
別の人間の名前になりすましています。

本書の原題は、MRS McGINTY’S DEAD
MRS が付いているから、女性です。「掃除婦」のマギンティ夫人です。

男を女と取り違えて読者を惑わす、アガサのトリックです。
だから、本書の「登場人物」の名前には、要注意です。

《現在》の名前だけから推理してはいけません。
過去の名前については「登場人物」リストにはありません。
過去の名前にも注意して「登場人物」リストの中から殺人犯人を推理しましょう。
注意深く本文を読むしかありませんでした。
ああ、面白かった。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63)) Amazon書評・レビュー: マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))より
415070063X
No.42
(5pt)

テレビドラマでは、理解出来なくて❗️

ポワロは、テレビドラマで見ているが、イギリスの風景、建物、貴族、上流社会の風物詩、本当にイギリスは素晴らしい国と感心している。

今回、犯人は誰? と見ていたが、最後に犯人が分かっても、話が複雑すぎて、スッキリしなかった。
ドラマの脚本のせいだと思う。

やはり本を読んで、事件の背景を確認しなければ、スッキリしない。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300244
No.41
(5pt)

テレビドラマでは、理解出来なくて❗️

ポワロは、テレビドラマで見ているが、イギリスの風景、建物、貴族、上流社会の風物詩、本当にイギリスは素晴らしい国と感心している。

今回、犯人は誰? と見ていたが、最後に犯人が分かっても、話が複雑すぎて、スッキリしなかった。
ドラマの脚本のせいだと思う。

やはり本を読んで、事件の背景を確認しなければ、スッキリしない。
マギンティ夫人は死んだ (1982年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: マギンティ夫人は死んだ (1982年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J7RRB4
No.40
(5pt)

テレビドラマでは、理解出来なくて❗️

ポワロは、テレビドラマで見ているが、イギリスの風景、建物、貴族、上流社会の風物詩、本当にイギリスは素晴らしい国と感心している。

今回、犯人は誰? と見ていたが、最後に犯人が分かっても、話が複雑すぎて、スッキリしなかった。
ドラマの脚本のせいだと思う。

やはり本を読んで、事件の背景を確認しなければ、スッキリしない。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63)) Amazon書評・レビュー: マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))より
415070063X
No.39
(4pt)

登場人物が多すぎて

しかも賑やかしに愛すべきオリヴァ夫人まで出てくるので、一度読んだだけでは現在も過去の関係図がさっぱり把握できませんでした。
二度目でようやく、ああ、とか、おお!とか言いながら、ややこしい人間関係と山ほどほのめかされた伏線を回収できました。
うーんややこしい。でも無理くり立証するポアロ、楽しいです。
マギンティ夫人は死んだ (1982年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: マギンティ夫人は死んだ (1982年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J7RRB4
No.38
(4pt)

登場人物が多すぎて

しかも賑やかしに愛すべきオリヴァ夫人まで出てくるので、一度読んだだけでは現在も過去の関係図がさっぱり把握できませんでした。
二度目でようやく、ああ、とか、おお!とか言いながら、ややこしい人間関係と山ほどほのめかされた伏線を回収できました。
うーんややこしい。でも無理くり立証するポアロ、楽しいです。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300244
No.37
(4pt)

登場人物が多すぎて

しかも賑やかしに愛すべきオリヴァ夫人まで出てくるので、一度読んだだけでは現在も過去の関係図がさっぱり把握できませんでした。
二度目でようやく、ああ、とか、おお!とか言いながら、ややこしい人間関係と山ほどほのめかされた伏線を回収できました。
うーんややこしい。でも無理くり立証するポアロ、楽しいです。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63)) Amazon書評・レビュー: マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))より
415070063X
No.36
(4pt)

登場人物のうちの誰が、過去の4つの悪女事件のどれとつながっているのか

マギンティ夫人の殺人事件に関して、重要容疑者が逮捕されるものの、事件を担当した刑事が疑念を持ち、ポアロに再調査を依頼。ポアロは、夫人が雑役婦として働いていた家庭等を訪問して、聞き取り調査を行う。夫人の所持品の中に日曜新聞の記事を見つけ、そこに書かれていた4つの過去の悪女にまつわる事件が今回の殺人事件と関係があると推測する。調査を進めていく過程で、ポアロ自身が襲われ、さらに新たな殺人事件が発生する。
それぞれに癖のある5つの家族が登場し、4つの悪女事件のどれと誰とが結びついているのかということが焦点となり、なかなか興味深い展開を見せる。
犯人が仕掛けたミスリードのトリックのほかに、日曜新聞の記事の内容自体がミスリードになっているところが面白い。また、犯人以外の複数の人物が紛らわしいことをしたために、謎を一層複雑にしている。
ポアロは下宿先で無秩序に散らかった小物を抽斗に直している最中にある発見をするのだが、何を発見したのかが具体的に書かれておらず、また、ある事項を確認するためにポアロは若い役者に会っているのだが、何を確認したのかが書かれていないことなどから、読者が犯人を推理するのは難しい作品ではないだろうか。
マギンティ夫人は死んだ (1982年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: マギンティ夫人は死んだ (1982年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J7RRB4
No.35
(4pt)

登場人物のうちの誰が、過去の4つの悪女事件のどれとつながっているのか

マギンティ夫人の殺人事件に関して、重要容疑者が逮捕されるものの、事件を担当した刑事が疑念を持ち、ポアロに再調査を依頼。ポアロは、夫人が雑役婦として働いていた家庭等を訪問して、聞き取り調査を行う。夫人の所持品の中に日曜新聞の記事を見つけ、そこに書かれていた4つの過去の悪女にまつわる事件が今回の殺人事件と関係があると推測する。調査を進めていく過程で、ポアロ自身が襲われ、さらに新たな殺人事件が発生する。
それぞれに癖のある5つの家族が登場し、4つの悪女事件のどれと誰とが結びついているのかということが焦点となり、なかなか興味深い展開を見せる。
犯人が仕掛けたミスリードのトリックのほかに、日曜新聞の記事の内容自体がミスリードになっているところが面白い。また、犯人以外の複数の人物が紛らわしいことをしたために、謎を一層複雑にしている。
ポアロは下宿先で無秩序に散らかった小物を抽斗に直している最中にある発見をするのだが、何を発見したのかが具体的に書かれておらず、また、ある事項を確認するためにポアロは若い役者に会っているのだが、何を確認したのかが書かれていないことなどから、読者が犯人を推理するのは難しい作品ではないだろうか。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300244
No.34
(4pt)

登場人物のうちの誰が、過去の4つの悪女事件のどれとつながっているのか

マギンティ夫人の殺人事件に関して、重要容疑者が逮捕されるものの、事件を担当した刑事が疑念を持ち、ポアロに再調査を依頼。ポアロは、夫人が雑役婦として働いていた家庭等を訪問して、聞き取り調査を行う。夫人の所持品の中に日曜新聞の記事を見つけ、そこに書かれていた4つの過去の悪女にまつわる事件が今回の殺人事件と関係があると推測する。調査を進めていく過程で、ポアロ自身が襲われ、さらに新たな殺人事件が発生する。
それぞれに癖のある5つの家族が登場し、4つの悪女事件のどれと誰とが結びついているのかということが焦点となり、なかなか興味深い展開を見せる。
犯人が仕掛けたミスリードのトリックのほかに、日曜新聞の記事の内容自体がミスリードになっているところが面白い。また、犯人以外の複数の人物が紛らわしいことをしたために、謎を一層複雑にしている。
ポアロは下宿先で無秩序に散らかった小物を抽斗に直している最中にある発見をするのだが、何を発見したのかが具体的に書かれておらず、また、ある事項を確認するためにポアロは若い役者に会っているのだが、何を確認したのかが書かれていないことなどから、読者が犯人を推理するのは難しい作品ではないだろうか。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63)) Amazon書評・レビュー: マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))より
415070063X
No.33
(5pt)

親は大切ですよね

ネタバレになるのであまり書けませんが親は大切ですよね。
いくつになってもどんな人でも。
と思わせる作品です。
マギンティ夫人は死んだ (1982年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: マギンティ夫人は死んだ (1982年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J7RRB4
No.32
(5pt)

親は大切ですよね

ネタバレになるのであまり書けませんが親は大切ですよね。
いくつになってもどんな人でも。
と思わせる作品です。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300244
No.31
(5pt)

親は大切ですよね

ネタバレになるのであまり書けませんが親は大切ですよね。
いくつになってもどんな人でも。
と思わせる作品です。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63)) Amazon書評・レビュー: マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))より
415070063X
No.30
(4pt)

クリスティの悠揚迫らぬ態度及び巧みなフェイクが光る力作

「ミステリにおける"暗黙のルール"」をギリギリの所で破った"破格の傑作"を除くと、クリスティの作品は、一応は読ませるが、ミステリ的には凡庸な作品が多いという昔から抱いていた印象を最近私は見直している。本作の邦題は原題の直訳で、マギンティ夫人という村の家々の家政婦を務めている女性が、それらの家々の誰かの過去の秘密を握ってしまったために殺されたという単純な事件構造なのだが、400頁超の作品を読ませるクリスティの筆力には改めて感心した。なお、「マギンティ夫人は死んだ」、で始まるマザーグース風の子供の遊戯歌がある由で、<見立て殺人>、の趣きもかすかに呈しているが、そこに深く踏み込んでいる訳ではない(ただし、原題はそこから採ったのだろう)。

セント・メアリ・ミード村で同様の事件が起こったならば、ミス・マープルが一瞬で解決してしまう所だが、本作の探偵役のポワロは読者と同様にこの村や住人に対して白紙なので、コツコツと捜査を進める他はない。ポワロの捜査手法や推理は堅実なもので、まるで、クイーンの(初期)作品を読んでいるかの様であった。クリスティの悠揚迫らぬ態度が非常に良く、ハデなトリックのない本作を読み応え充分なものとしている。読者にもお馴染みのミステリ作家のオリヴァ夫人を登場させる等、サービス精神もタップリである。マギンティ夫人の勤め先は4家族であり、その4家族に関しての書込みも充分なので、ポワロ(及び読者)は直ぐに真相に辿り着きそうなのに、巧みなフェイク(アンフェアとならない様に注意して仕込んである)で煙に巻く辺りはクリスティの力量と言って良い。

クリスティの作品が世界中で愛されている理由が分かる、まさにクリスティの作風が十全に発露した力作で、特に、上述した悠揚迫らぬ態度及び巧みなフェイクが光ると思った。
マギンティ夫人は死んだ (1982年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: マギンティ夫人は死んだ (1982年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J7RRB4
No.29
(4pt)

クリスティの悠揚迫らぬ態度及び巧みなフェイクが光る力作

「ミステリにおける"暗黙のルール"」をギリギリの所で破った"破格の傑作"を除くと、クリスティの作品は、一応は読ませるが、ミステリ的には凡庸な作品が多いという昔から抱いていた印象を最近私は見直している。本作の邦題は原題の直訳で、マギンティ夫人という村の家々の家政婦を務めている女性が、それらの家々の誰かの過去の秘密を握ってしまったために殺されたという単純な事件構造なのだが、400頁超の作品を読ませるクリスティの筆力には改めて感心した。なお、「マギンティ夫人は死んだ」、で始まるマザーグース風の子供の遊戯歌がある由で、<見立て殺人>、の趣きもかすかに呈しているが、そこに深く踏み込んでいる訳ではない(ただし、原題はそこから採ったのだろう)。

セント・メアリ・ミード村で同様の事件が起こったならば、ミス・マープルが一瞬で解決してしまう所だが、本作の探偵役のポワロは読者と同様にこの村や住人に対して白紙なので、コツコツと捜査を進める他はない。ポワロの捜査手法や推理は堅実なもので、まるで、クイーンの(初期)作品を読んでいるかの様であった。クリスティの悠揚迫らぬ態度が非常に良く、ハデなトリックのない本作を読み応え充分なものとしている。読者にもお馴染みのミステリ作家のオリヴァ夫人を登場させる等、サービス精神もタップリである。マギンティ夫人の勤め先は4家族であり、その4家族に関しての書込みも充分なので、ポワロ(及び読者)は直ぐに真相に辿り着きそうなのに、巧みなフェイク(アンフェアとならない様に注意して仕込んである)で煙に巻く辺りはクリスティの力量と言って良い。

クリスティの作品が世界中で愛されている理由が分かる、まさにクリスティの作風が十全に発露した力作で、特に、上述した悠揚迫らぬ態度及び巧みなフェイクが光ると思った。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300244