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マギンティ夫人は死んだ



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マギンティ夫人は死んだの評価: 3.93/5点 レビュー 30件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.93pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全30件 1~20 1/2ページ
12>>
No.30:
(3pt)

登場人物多すぎ、訳が古い

登場人物多すぎて、わけわかんなくなったので戻って読むを繰り返しました。あとクリスティ文庫は訳が古く読みにくいです。新訳のものは読みやすいですが。
話もだらだらと長く途中で読むのやめようと思いましたが、せっかく買ったので読み切りました。最後のほうはまあ面白くなってきたかな。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))Amazon書評・レビュー:マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))より
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No.29:
(4pt)

程よい世界観

ポアロの旧友スペンス警部は、マギンティ夫人を撲殺した容疑で間借人の男を逮捕した。
服についた夫人の血という動かしがたい証拠で死刑も確定した。
だが事件の顛末に納得のいかない警部はポアロに再調査を要請する。

アガサ・クリスティーの作品を読むと、現在の慌ただしさや殺伐さを忘れ、ゆったりとした古き良き時代がそのまま温存されている虚構の世界に浸ることができる。。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))Amazon書評・レビュー:マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))より
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No.28:
(2pt)

ポアロの推理に説得力がなくて、「なんやの、これは?」て、拍子抜けしちゃいました。

話が冗長に過ぎると感じましたね。特に後半は、いたずらに遠回りさせられてる感が強くて、いらいらしました。

そして、事件の真相を言い当てるポアロの推理なんだけど、説得力がなくて、納得できるもんじゃなかったです。ぶっちゃけ、「さんざっぱら振り回されて、最後にたどり着いたんがこれなん」て感じで、力が抜けました。

あと、巻頭の「登場人物」欄に二点、誤りがあります。
〈ロソグ・メドウズ〉ではなく、〈ロング・メドウズ〉。
〈シェラア〉とあるのは、〈シーラ・レンデル〉です。

田村隆一の訳文。初出は1958年(昭和33年)と、かなり古いものであるにも関わらず、さほど違和感を感じずに読んでいくことができました。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))Amazon書評・レビュー:マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))より
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No.27:
(5pt)

本書の「登場人物」の名前は、要注意です

本書は面白かった。
どんなふうに面白かった?
こんなふうに……

「登場人物」の名前に注意して、何度も読み返しました。

本書『マギンティ夫人は死んだ』のタイトルは、どこから来たのでしょう?
「子供の遊戯の歌」から来たのです。

「マギンティ夫人は死んだ。
 どんなふうに死んだ?
 あたしのようにひざついて、
 マギンティ夫人は死んだ。
 どんなふうに死んだ?
 あたしのように手をのばして、
 マギンティ夫人は死んだ。
 どんなふうに死んだ?
 こんなふうに……」(396頁)

どこまでも続く、
自分の体を使って歌いながら「死」を表現する子供の遊戯です。
アガサは、殺人事件の小説のタイトルにこの歌の名を利用したのです。

アップワード夫人は殺される前に、ポアロに歌ってきかせてくれたのです。
アップワード夫人の歌はこうでした。
「マギンティ夫人は死んだ。どんなふうに死んだ? あたしのように頸を突きだして」(397頁)
アップワード夫人は本当に、頸を突きだして殺されていました。

「麗しのイヴリン・ホープはみまかりぬ」(184頁)
この一文は、英国の詩人の詩の一節だそうです。

ネットで調べてみると、
Robert Browning の Evelyn Hope という詩の冒頭の一節でした。
Beautiful Evelyn Hope is dead!

Beautiful Evelyn Hope は、女でしょうか?
この詩の中の Evelyn Hope は、16歳の少女でした。

ブラウニング(1812―1889)のこの詩に慣れ親しんだ読者にとって、
本書の中の「イヴリン・ホープ」は、先入観から女と思い込んでしまいそうです。

ところが、本書の本文を読むと、こうです。
「エヴァ・ケインの息子のイヴリン・ホープ」(409頁)
「あの女には息子が一人いました――イヴリン・ホープという名前でした」(425頁)

「息子」というから、本書の中では「イヴリン・ホープ」は男でした。

「イヴリン・ホープ、これが問題を解く鍵です」(389頁)
「イヴリン・ホープ」という名前は、本書の「登場人物」リストにはありません。
別の人間の名前になりすましています。

本書の原題は、MRS McGINTY’S DEAD
MRS が付いているから、女性です。「掃除婦」のマギンティ夫人です。

男を女と取り違えて読者を惑わす、アガサのトリックです。
だから、本書の「登場人物」の名前には、要注意です。

《現在》の名前だけから推理してはいけません。
過去の名前については「登場人物」リストにはありません。
過去の名前にも注意して「登場人物」リストの中から殺人犯人を推理しましょう。
注意深く本文を読むしかありませんでした。
ああ、面白かった。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))Amazon書評・レビュー:マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))より
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No.26:
(5pt)

テレビドラマでは、理解出来なくて❗️

ポワロは、テレビドラマで見ているが、イギリスの風景、建物、貴族、上流社会の風物詩、本当にイギリスは素晴らしい国と感心している。

今回、犯人は誰? と見ていたが、最後に犯人が分かっても、話が複雑すぎて、スッキリしなかった。
ドラマの脚本のせいだと思う。

やはり本を読んで、事件の背景を確認しなければ、スッキリしない。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))Amazon書評・レビュー:マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))より
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No.25:
(3pt)

登場人物が覚えられない

クリスティの作品は何冊も読んでいますが、どんなに登場人物が多くてもある程度読み進めれば覚えられるのですが、この作品はいつまで経っても覚えられず、読みながら何度も何度も登場人物一覧を見返しました。
同じ姓の夫婦や親子が何組もいるし、それに加えて過去の4つもある事件に関わる人物も複数人おり、またそれぞれもあまり印象に残る人物設定がなされていないので、人物相関図が頭に浮かばず読み進めるのに難儀しました。
私だけかもしれませんが、関係者全員を集めてトリックと犯人を暴くところでも、まだ登場人物一覧を見返してました…。

それを除けば伏線の張り方と回収が見事で、ミスリードとどんでん返しは最高でした。
犯人全然わからなかった!

ただ、ラストのロマンスにはちょっとガックリきました。
ネタバレになりますが、作中でも気持ちをちゃんと表して、さらには危険な仕事を自ら買って出た人が報われないなんて…。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))Amazon書評・レビュー:マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))より
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No.24:
(3pt)

時間の壁

マギンティ夫人が殺され、容疑者が逮捕された。
ポアロは、真犯人は別にいると考え、捜査に乗り出す。
時間の壁に阻まれ、なかなか捜査が進展しない。
読んでいてもこのあたりがもどかしい。
また、事件解決部分も読んでいてスッキリしない。
キャラがかぶっていて、わかりにくい。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))Amazon書評・レビュー:マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))より
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No.23:
(4pt)

登場人物が多すぎて

しかも賑やかしに愛すべきオリヴァ夫人まで出てくるので、一度読んだだけでは現在も過去の関係図がさっぱり把握できませんでした。
二度目でようやく、ああ、とか、おお!とか言いながら、ややこしい人間関係と山ほどほのめかされた伏線を回収できました。
うーんややこしい。でも無理くり立証するポアロ、楽しいです。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))Amazon書評・レビュー:マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))より
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No.22:
(4pt)

登場人物のうちの誰が、過去の4つの悪女事件のどれとつながっているのか

マギンティ夫人の殺人事件に関して、重要容疑者が逮捕されるものの、事件を担当した刑事が疑念を持ち、ポアロに再調査を依頼。ポアロは、夫人が雑役婦として働いていた家庭等を訪問して、聞き取り調査を行う。夫人の所持品の中に日曜新聞の記事を見つけ、そこに書かれていた4つの過去の悪女にまつわる事件が今回の殺人事件と関係があると推測する。調査を進めていく過程で、ポアロ自身が襲われ、さらに新たな殺人事件が発生する。
それぞれに癖のある5つの家族が登場し、4つの悪女事件のどれと誰とが結びついているのかということが焦点となり、なかなか興味深い展開を見せる。
犯人が仕掛けたミスリードのトリックのほかに、日曜新聞の記事の内容自体がミスリードになっているところが面白い。また、犯人以外の複数の人物が紛らわしいことをしたために、謎を一層複雑にしている。
ポアロは下宿先で無秩序に散らかった小物を抽斗に直している最中にある発見をするのだが、何を発見したのかが具体的に書かれておらず、また、ある事項を確認するためにポアロは若い役者に会っているのだが、何を確認したのかが書かれていないことなどから、読者が犯人を推理するのは難しい作品ではないだろうか。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))Amazon書評・レビュー:マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))より
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No.21:
(5pt)

親は大切ですよね

ネタバレになるのであまり書けませんが親は大切ですよね。
いくつになってもどんな人でも。
と思わせる作品です。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))Amazon書評・レビュー:マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))より
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No.20:
(4pt)

クリスティの悠揚迫らぬ態度及び巧みなフェイクが光る力作

「ミステリにおける"暗黙のルール"」をギリギリの所で破った"破格の傑作"を除くと、クリスティの作品は、一応は読ませるが、ミステリ的には凡庸な作品が多いという昔から抱いていた印象を最近私は見直している。本作の邦題は原題の直訳で、マギンティ夫人という村の家々の家政婦を務めている女性が、それらの家々の誰かの過去の秘密を握ってしまったために殺されたという単純な事件構造なのだが、400頁超の作品を読ませるクリスティの筆力には改めて感心した。なお、「マギンティ夫人は死んだ」、で始まるマザーグース風の子供の遊戯歌がある由で、<見立て殺人>、の趣きもかすかに呈しているが、そこに深く踏み込んでいる訳ではない(ただし、原題はそこから採ったのだろう)。

セント・メアリ・ミード村で同様の事件が起こったならば、ミス・マープルが一瞬で解決してしまう所だが、本作の探偵役のポワロは読者と同様にこの村や住人に対して白紙なので、コツコツと捜査を進める他はない。ポワロの捜査手法や推理は堅実なもので、まるで、クイーンの(初期)作品を読んでいるかの様であった。クリスティの悠揚迫らぬ態度が非常に良く、ハデなトリックのない本作を読み応え充分なものとしている。読者にもお馴染みのミステリ作家のオリヴァ夫人を登場させる等、サービス精神もタップリである。マギンティ夫人の勤め先は4家族であり、その4家族に関しての書込みも充分なので、ポワロ(及び読者)は直ぐに真相に辿り着きそうなのに、巧みなフェイク(アンフェアとならない様に注意して仕込んである)で煙に巻く辺りはクリスティの力量と言って良い。

クリスティの作品が世界中で愛されている理由が分かる、まさにクリスティの作風が十全に発露した力作で、特に、上述した悠揚迫らぬ態度及び巧みなフェイクが光ると思った。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))Amazon書評・レビュー:マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))より
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No.19:
(5pt)

またもドラマ版の方がよかった。けど

ドラマ見てから読んだPart2
登場人物が、ドラマの方が整理されていて、弱い頭には丁度よかった
殺意の理由や犯人、犯行の状況は同じ
今回は訳もとても読みやすく、時々「?」と思う日本語(例えば「ら抜き言葉」のような)がある以外は不自然さもなく良かった

ただ
原作にそうあるのだろうから原作というか、当時のイギリスの社会の雰囲気?のせいだとは思うけど
33〜34歳は「ピチピチとした若い女性」なのか?
それとは別に登場人物の紹介で「シェアラ」とされていた女性が文中ずーっと「シーラ」だったのはなぜか……ここだけが引っ掛かりましたが、多分誰にも同意してもらえないだろうところなので
小説は面白かったです
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))Amazon書評・レビュー:マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))より
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No.18:
(4pt)

殺される直前マギンティ夫人はインク瓶を買った

家政婦のマギンティ夫人が撲殺された。下宿人のジェイムズに容疑がかかる。
捜査担当のスペンス刑事は彼が犯人とは思えない。それでポワロに相談する。
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No.17:
(4pt)

予想外のヒット

一見平凡な殺人事件。

しかも被害者はお金持ちでもなく何でもない掃除婦として生計を立てていた老女。
容疑者として動かしがたい物的証拠により死刑判決を受けたのはこれもまたぱっとしない下宿人。

ところがポアロの登場により、誰も想像もしなかった村の人間模様の謎が解き明かされていきます。

最後の最後まで、犯人は全く分かりませんでした。
私なりに予想をたてましたが〜〜〜。これもやられました。
さすがクリスティ!

ポアロの灰色の脳細胞フル回転でした。
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No.16:
(4pt)

先入観という罠。

先入観を持ってしまうと
著者の思う壺にはめられてしまう作品です。
でも日本人である私達には
この真相にたどり着くのは難しいので
普通に読んでかまわないかと。
ポアロ登場作品ですが、
今回はポアロは知名度がないため
ちょこっと苦労する羽目になってしまいます。
なんとか事件は進むものの
被害者も新たに出て…
犯人は意外な方向から出てくるため、
推理するのは困難でしょう。
真相はもちろん、途中で出てくる
被害者のある事実に基づくものから
つながっていきます。
でも同情してしまうなぁ、
ある意味狡猾、だけれども
哀れな犯人には。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))Amazon書評・レビュー:マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))より
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No.15:
(4pt)

先入観という罠。

先入観を持ってしまうと
著者の思う壺にはめられてしまう作品です。
でも日本人である私達には
この真相にたどり着くのは難しいので
普通に読んでかまわないかと。

ポアロ登場作品ですが、
今回はポアロは知名度がないため
ちょこっと苦労する羽目になってしまいます。
なんとか事件は進むものの
被害者も新たに出て…

犯人は意外な方向から出てくるため、
推理するのは困難でしょう。
真相はもちろん、途中で出てくる
被害者のある事実に基づくものから
つながっていきます。

でも同情してしまうなぁ、
ある意味狡猾、だけれども
哀れな犯人には。
マギンティ夫人は死んだ (1982年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:マギンティ夫人は死んだ (1982年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.14:
(5pt)

ポアロものとしては、展開がゆっくり

警察官からの通報で調査をはじめたポアロ、半ばまでは、なかなか進展がない。
何が伏線だろうかと考えながら、どきどきしながら読みました。
アガサクリスティの推理小説で、外れというものにあたったことがない。
アガサクリスティの翻訳本の楽しみ方は、
1 当時のイギリス、ヨーロッパ、中東の文化を思いを馳せる
2 人間の心理の機微を考える
3 男性の見方と女性の見方の違いを考える
4 日本語で表現しているものが、英語ではどういう文脈で使われている用語かを考える
5 原文を読んでみる
まだ、5にいたったものはないので、どれも読み飽きたということはない。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))Amazon書評・レビュー:マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))より
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No.13:
(5pt)

ポアロものとしては、展開がゆっくり

警察官からの通報で調査をはじめたポアロ、半ばまでは、なかなか進展がない。
何が伏線だろうかと考えながら、どきどきしながら読みました。

アガサクリスティの推理小説で、外れというものにあたったことがない。
アガサクリスティの翻訳本の楽しみ方は、
1 当時のイギリス、ヨーロッパ、中東の文化を思いを馳せる
2 人間の心理の機微を考える
3 男性の見方と女性の見方の違いを考える
4 日本語で表現しているものが、英語ではどういう文脈で使われている用語かを考える
5 原文を読んでみる

まだ、5にいたったものはないので、どれも読み飽きたということはない。
マギンティ夫人は死んだ (1982年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:マギンティ夫人は死んだ (1982年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.12:
(4pt)

『カーテン』出版構想の伏線。

『満潮に乗って』でポアロの相方を務めたスペンス警視が、自身の捜査により死刑判決を受けた被告の無実を信じ、ポアロに再調査を依頼するのが発端で、やがて過去の4つの殺人事件のいずれかの犯人または重要関係者が絡んでいることが明らかになってくるが、そこへ第2の殺人が起こり...というのが主なあらすじ。
ここのところ作者のB級以下作品ばかり読み続けていてうんざりしていたが、久々にトリッキーで読み応えのある作品に当った。ラストでポアロが関係者を集めてどんでん返しの連続の推理を披露するのも良かった。
『ひらいたトランプ』以来のオリヴァ夫人の再登場や、登場こそしないもののヘイスティングズやバトル警視の名前が出てくるのも旧作ファンには嬉しいだろう。
登場人物がオリヴァ夫人に、自分が書いている作品の探偵を殺して死後出版させるように勧めるシーンがあるのも、『カーテン』出版構想の伏線のようで面白い。(『カーテン』は結局、生前に出版されたが)
ただし、村を舞台としていることから執筆時期が近接している『予告殺人』に雰囲気的に近いものがあり、どちらかというとミス・マープル向きの作品だったように思う。
なお、「マギンティ夫人は死んだ」という子供の遊戯の唄が本書のモチーフであるが、どうやらマザー・グースではないらしい。マザー・グースで探しても見つからないし、マザー・グース研究家の藤野紀男も矢野文雄の筆名で著した『殺(や)られるのはいつもコック・ロビン』の中で、マザー・グース集には出てこないと記している。クリスティーの創作なのかも知れない。
マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))Amazon書評・レビュー:マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-63))より
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No.11:
(4pt)

『カーテン』出版構想の伏線。

『満潮に乗って』でポアロの相方を務めたスペンス警視が、自身の捜査により死刑判決を受けた被告の無実を信じ、ポアロに再調査を依頼するのが発端で、やがて過去の4つの殺人事件のいずれかの犯人または重要関係者が絡んでいることが明らかになってくるが、そこへ第2の殺人が起こり...というのが主なあらすじ。

ここのところ作者のB級以下作品ばかり読み続けていてうんざりしていたが、久々にトリッキーで読み応えのある作品に当った。ラストでポアロが関係者を集めてどんでん返しの連続の推理を披露するのも良かった。
『ひらいたトランプ』以来のオリヴァ夫人の再登場や、登場こそしないもののヘイスティングズやバトル警視の名前が出てくるのも旧作ファンには嬉しいだろう。

登場人物がオリヴァ夫人に、自分が書いている作品の探偵を殺して死後出版させるように勧めるシーンがあるのも、『カーテン』出版構想の伏線のようで面白い。(『カーテン』は結局、生前に出版されたが)
ただし、村を舞台としていることから執筆時期が近接している『予告殺人』に雰囲気的に近いものがあり、どちらかというとミス・マープル向きの作品だったように思う。

なお、「マギンティ夫人は死んだ」という子供の遊戯の唄が本書のモチーフであるが、どうやらマザー・グースではないらしい。マザー・グースで探しても見つからないし、マザー・グース研究家の藤野紀男も矢野文雄の筆名で著した『殺(や)られるのはいつもコック・ロビン』の中で、マザー・グース集には出てこないと記している。クリスティーの創作なのかも知れない。
マギンティ夫人は死んだ (1982年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:マギンティ夫人は死んだ (1982年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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