雲をつかむ死

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評判

雲をつかむ死の評価:

3.97/5点 レビュー 30件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.97pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全23件 21〜23 2/2ページ
No.3
(3pt)

ジェット機は、飛んでいたか?

話は、流石に面白いですが、なんとなく切れが無い感じ。ポアロより、タペンス向きかなあ…。それに、表紙は、ジェット機に見えるけど、この時代、コメットは、もう、飛んでたんでしょうか…?
雲をつかむ死 (クリスティー・ジュニア・ミステリ 6) Amazon書評・レビュー: 雲をつかむ死 (クリスティー・ジュニア・ミステリ 6)より
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No.2
(3pt)

中期傑作群の中の「失敗作」

本書はパリ・ロンドン間の航空機内の殺人を扱った作品で、「吹き矢」を凶器と思わせるカムフラージュには、そのあまりの「前時代性」に苦笑させられたものの、一読すると被害者マダム・ジゼルに誰が・どうやって近づいて殺したのかが最後までわからず、そのトリックと犯人の意外性から、これはクリスティーのベスト10級の傑作ではないかと思った。
しかし、よく読み返してみるとポアロの推理に致命的な欠陥があることに気がつく。
ポアロは機内の乗客たちのトランクの荷物のリストを見て、その中に犯行時に用いられたはずの“ある物”を持っている人物が犯人だと推理したが、その“ある物”を、犯人が誰にも見られずにトランクから持ち出し、またそれを誰にも見られずにトランクにしまう機会(あるいは、犯人が誰にも見られずにトランクを持ち出す機会)がまったくないのである。
このような推理の欠陥はクリスティー作品には珍しく、その分大きく減点せざるを得ない。ストーリーもヒロインのロマンス・ストーリーを絡ませて面白く仕上がっているだけに、実に惜しいことである。
なお、本書の前年、クロフツが『クロイドン発12時30分』で、本書と同様、飛行機内の殺人を扱っている。
民間航空機の歴史は第一次大戦後、1919年にロンドン・パリ間を毎日運行するようになって以来のものだが、『クロイドン〜』や本書で機内の殺人が描かれているのは、1930年代には航空機での旅が一般的に定着してきたことを示している点、本書には歴史資料としての価値を見出すことができる。
それと本書の表題は、原題“Death in the Clouds”の訳題で、創元推理文庫『大空の死』は米国版“Death in the air”の訳題、そして新潮文庫『マダム・ジゼル殺人事件』は作品の内容そのままの表題である。
違う表題だから別の作品だと思って読むと同じ作品だったりするので、注意が必要である。
雲をつかむ死 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 雲をつかむ死 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300104
No.1
(3pt)

犯行方法にはもう少し工夫が欲しかったですね

私が読んだ際の邦題は「大空の死」。現在の題に変えたのは、犯行方法が不明で「雲をつかむ」ような話の意か。若い男女2人が乗った飛行機で後部座席に座っていた老婦人が蜂の毒で殺されるという事件が起きる。飛行機という密室の中で起きた殺人事件である。偶々居合わせたポアロと男女2人が協力して事件解決にあたるが...。
捜査の過程はクリスティの作品らしく、それなりに楽しめるが、物語の進行上犯人はあの人しかいない(コナン風)。しかし、犯行方法には頭を捻った。最後に明かされる犯行方法は杜撰過ぎて成功する確率はほとんど無いであろう。この無茶な犯行方法を1頁足らずでサラッと説明してしまうのがクリスティのクリスティたる所以である。
トリックに拘泥せず、気楽な読書タイムを過ごすには好適な一作。
雲をつかむ死 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 雲をつかむ死 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
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