先祖秘伝の忍法書を受け継いだ安サラリーマン伊賀大馬の身に降りかかる珍騒動の数々!風刺と諧謔に満ちた風太郎忍法帖の現代篇、著者の個人短篇集に未収録の現代もの9篇も同時収録。

第4回USEN朗読文学大賞奨励賞受賞作。 35年以上もたって、小学校のころのぼくの同級生、スズキから電話がかかってきた。

辰史と丑雄、二人は決着をつけるために、思念世界へ入った。もはや互いの心に親族としての情はない。

法で裁けぬ悪人抹殺を目的に警視庁が極秘に設立した“暗殺部”。

現代科学で解明できない謎の商品“おもしろたわし”を調査してほしい―。

現代科学で解明できない謎の商品“おもしろたわし”を調査してほしい―。

久里浜沖で流人船が難破した。助かったのは、流人の鹿之助ひとり。

探偵小説が大好きな小学生・古沢くんと同級生のふみこちゃん。

雨の港で海中へ転落した車。妻は助かり、夫は死んだ―。

両親を亡くし仕事も失った矢先に祖母がガンで入院した梨花。職場結婚したが子供ができず悩む美雪。

第25代タンザー男爵。エドワードの実の父はこの男爵かもしれない。

19世紀ロンドン。その夜、エドワードは、深まる霧の中を行く、見ず知らずの赤毛の男を殺した。

芥川賞作家にして最年少川端賞作家が描く奇蹟 美しかったり、謎めいていたりする、隣の人びと。

沖田、土方、近藤ら仲間たちとの永訣。

文芸評論家・縄田一男氏大絶賛!! 「さすがは永瀬隼介、この一巻は正に亡国日本の落日と刺し違えんばかりの迫力に満ちているではないか。

証拠よりメレンゲを、手錠よりケーキを。 パティシエに転向した繊細すぎる元・刑事。

恋人との関係に終止符を打ち、美術モデルのアルバイト先で出会った新垣と新たな関係を築こうとする千佳。

郵便物紛失事件の謎に迫る佐方が、手紙に託された老夫婦の心を救う(「心を掬う」)、感涙必至!佐方の父の謎の核心が明かされる「本懐を知る」完結編(「業をおろす」)、大物国会議員、地検トップまで敵に回して、検事の矜持を押し通す(「死命を賭ける」―『死命』刑事部編

時間を巻き戻せるチャンスは10回。

少年が抱える切ない空想、曼珠沙華が語る夫の過去。老夫婦に届いた 絵葉書の謎、少女が見る奇妙なサソリの夢。

成績不振の写真部員設楽洋輔は、眉目秀麗で天才で変態の岡江和馬の勉強指導と引換えに、鳥好きの美少女愛香の盗撮を請け負う。

倉阪氏ならではの驚愕バカミスです。

「私は人でも獣でも化生(けしょう)でも 女から逃げたことはありません」 妖力を持つ美女が起こす怪事件に美男巫医(ふい)が挑む! 伝説の方士・徐福(じょふく)不在の琅邪(ろうや)の街に女性専門の 巫医(巫術で治療する医者)佳人(かじん)が突如現れた。

親友の異変、瞬時に形を変える土

大学時代の知人、緑川友紀子に誘われ、シャーロキアン(シャーロックホームズ愛好者)の展覧会に参加した、崇と奈々。

ヴェネツィアの教会の石段で、女性の死体が発見された。

館内にこっそり置かれ続けるドッグフードの缶詰に、クリスマスツリーから消えた雪、空飛ぶ絵本に、半世紀前に読んだきり題名の分からない本を見つけてほしいという依頼…図書館が大好きな少女・しおりが、司書をしているいとこの美弥子さんたちと一緒に、本にまつわる謎を追う

18世紀ロンドン。外科医ダニエルの解剖教室からあるはずのない屍体が発見された。

でたらめな地図に隠された意味、しゃべる壁に隔てられた青年、川に振りかけられた香水、現れた住職と失踪した研究者、頭蓋骨を探す映画監督、楽器なしで奏でられる音楽…日常に潜む、幻想と現実が交差する瞬間。

父親の工場が倒産、高校も停学中の中井ケンジは、廃屋で謎めいた少年ツキオと出会い、奇妙な事件に巻き込まれる。

通り魔事件の発生に揺れる街で、郵便局に勤める「彼」は、ある朝、眼が描かれただけの奇妙な貼り紙を見つける。

ブラッドベリの幻の作品集として名高い処女短篇集『黒いカーニバル』から精選した作品にウィアード・テールズなどのパルプ雑誌に発表された作品を加えた初期傑作選。

一流商社マンの薮内が飛ばされたのは、ブラック企業!? 社長は悪名高く敵だらけ、同僚は凄腕ハッカーの青年に年齢不詳のド派手美女。

親友の異変、瞬時に形を変える土偶、鳥からの謎のメッセージ。そして、大島の火口に身を投げた貞子の母・志津子の秘密。

あんたは警察の中の“黒色分子"だ! 『機龍警察』の著者による書下ろし長篇警察小説 吉川英治文学新人賞&日本SF大賞、受賞後第一作!! 警視庁組織犯罪対策部の沢渡と滝本組幹部の波多野は、組織に追われる中国人女性を見殺しにした深いトラウマを抱えていた。

数々の難事件を解決してきた名コンビ、数学者の黒江壮と文芸編集者の笹谷美緒は、十五年という永すぎた春にようやくピリオドを打ち結婚した。

著書520作を超え、質・量ともに膨大な西村ワールドを築き上げた氏。

僕は人形を作り続ける。42号と名付けられたこの人形の頭部にはまだ髪がなく、唇にも紅は塗られていない。

仮釈放中に投身自殺した男の遺書の中で名指しで罵倒された神戸尊が、杉下右京と共に事件の再捜査に奔る「贖罪」、女流歌人に頼まれて毒物入りの小瓶を調べるうち、彼女の婚約者の死に隠された真相が浮かび上がる「晩夏」、小馬鹿にしたような振る舞いで捜査員を悩ませるジャズ

イギリスの寒村シップコットで六人の連続殺人事件が起きてから一年半。未だ犯人逮捕の糸口は見つからない。

真砂代は一九歳になったが、見栄えのしない容姿であることは自分でも分かっていた。

「江戸が終わって20年。

時は天平宝宇年間。藤原清河の家に仕える高向斐麻呂は14歳で大学寮に入寮した。

若者たちの不安を煽るように、仏教推進の阿部上皇派が大学寮出身者を排斥し始め、儒教推進派の今上天皇・大炊帝との対立は激化していった。

周防国で何者かに毒を盛られて倒れた真田俊介。辛くも一命を取り留めたが、なんと目が見えなくなってしまった。

アルゼンチンのブエノスアイレスで育ったエヴァ・ミツ・ロドリゲスは、ある事件を機に、自らの出生の秘密を知る。

一人の自殺志願者が、多量の血痕を残し姿を消した。

中学の新米教師・片野厚介は、クラスの少年たちからとある写真を見せられる。

パーキング・エリアで、人の指先が発見された。事故?それとも…。

十三歳の八木沢順は、刑事の父・道雄と東京の下町に引っ越した。

爽香の新たな仕事は経営不振に陥ったショッピングモールの再建。

局地的に話題な『赤村崎葵子』が懲りずに帰ってきちゃいました!ありとあらゆる事象を(勝手に)分析し、余人には甚だ想像もつかない驚きの(偏見含む)道筋によって(どーでもいい)結論を導く赤村崎葵子は今回も、テニスをしたり、夏祭りに行ったり…いやい

寂れていた青柳山大恩寺を内証の豊かで名のある寺にした旗本の次男坊・棚橋市之丞。

船宿「川澄」の船頭である霧太郎は、南町同心の浦部から手札を受けて、小網町界隈を縄張りとする岡っ引きでもあった。

―死ね。死ね。

愛する男を失くした岸本波瑠は、彼の9歳の息子・桐島椢とあてのない旅に出た。

フィギュアスケートの若手ホープが殺された。

僕らは、確かに生きている。君という人間を、僕は憶えている。

山中で迷った僕は、山奥の不思議な村に辿り着く。そこで出会った少女と、ある約束を交わすが……。

ビジュアル系ロックバンドのコンサートで殺人事件が起きた。

大人気ホラー『王様ゲーム』の金沢伸明が放つ衝撃のサバイバルホラー。

裏切りをテーマに描いた八篇を収録。

検事は何を信じ、何を間違えたのか。

群馬県の水上、草津、伊香保の温泉地で、三人の若い女性がほぼ同時期に行方不明になる。

今回、“深窓の美少女”しずるさんと好奇心旺盛な“わけありお嬢様”よーちゃんが挑むのは、複雑怪奇な密室事件。

元高校の物理教師という異色の経歴を持つ神村五郎。並外れた捜査能力から署ではナンバー2扱い。

宇野警部は、永井夕子と待ち合わせをした洋食屋で、夕子の高校時代の友人・寺前咲と出会う。「手書きのラブレターが来るんです。

真面目で、でも可笑しくて、ちょっとだけブラック。

“死なない敵”を暗殺せよ―高度資本主義社会に挑む哲学×アクション小説!

東京の下町にある、日村誠司が代貸を務める阿岐本組は、堅気に迷惑をかけない正統派ヤクザだ。

天下統一を目前にしながら、京都・本能寺で明智光秀の謀反に斃れた織田信長。それから30年有余。

隠密廻りを解かれた後も、相も変わらぬ放蕩ぶりを貫く八巻卯之吉のもとに、大名の家中を名乗る美少年侍が現れた。

これぞ“本格×ダンガンロンパ”!! 謎の依頼を受け集結した五人の探偵たちを待ち受けていたのは「犯罪被害者救済委員会」が企む『黒の挑戦』を通じた連続探偵殺人事件の幕開けだった……! 原作ゲーム『ダンガンロンパ』のシナリオライター・小高和剛から

ロシアのファンドマネージャー鵠沼英司は無断取引を繰り返し、小国の国家予算並みの赤字を抱え込んでいた。

甲斐は、婚約者の聡美に誘われ、茶会に出席するため鎌倉へ二人旅。しかし、そこには貴湖と竜之介の姿が。

命がけでピレネー山脈を越えマドリードへ脱出したのもつかのま、イギリス秘密情報部員・ヴァジニアは陸軍参謀本部情報将校・北都昭平への置き手紙を残してロンドンに戻る。

総統本営がある特別封鎖区域で爆発あり。国内予備軍はヴァルキューレ作戦を発動して擾乱を制圧せよ。

立て篭もり現場にピザを届けることになったバンドのリーダー、伊庭亮太。だがそこにいたのは、腰の低いおっさんだった。

定期的に食事はするが、踏み込まない。響子とは二十二年、そうしてきた。

極上のキャットフードを作りたい―化けネコ・プルートは人肉ミンチの生産に乗り出した。

不良債権を抱え瀕死状態にある企業の株や債券を買い叩き、手中に収めた企業を再生し莫大な利益をあげる、それがバルチャー(ハゲタカ)・ビジネスだ。

大胆な再生プランを指示し快進撃を続ける鷲津政彦は、ある地銀の破綻をめぐり、老舗ホテルオーナーの娘で経営を引き継いだ松平貴子、友人のスーパーを再生した元銀行員の芝野健夫と接触を持つ。

悲劇なんかじゃない これがわたしの人生 極限まで追いつめられた時、人は何を思うのか。夢見た舞台を実現させた女性演出家。

小さな町の食堂、その倉庫の奥の「穴」。その先にあるのは50年以上も過去の世界、1958年9月19日。

改変を拒む「歴史」が繰り出す執拗な妨害。降りかかる痛ましい悲劇。

しんと静まった真夜中を旅する怪しい集団。

この道がずっと続けばいいと思うこともある。 ここから早く抜け出したいと思うこともある。

暗号メッセージでみずきをデートに誘ったマコト。

「薮入りには帰っておいで。待ってるからね」母の言葉を胸に刻み、料理茶屋「橘屋」へ奉公に出たおふく。

新たなる戦いがはじまる。 長崎と上海が手を携えて設立された東方交易。

念願のショップ兼倉庫を構えた和子。

殺された有名宝石店の美人社長は五年前に別れた元妻だった――。佐原旬介は学者くずれのシングルファザー。

ゆく宛のない旅の中、見知らぬ駅に降り立った笹森。

加奈子がそのニュースをはじめて見たのは勤め先のラブホテルの事務所だった。真夏の秋原葉でふたたび通り魔事件が起きたのだ。

都内にありながら、深い森に囲まれた全寮制の北斗学園。

何故か東京の中野で事件に巻き込まれ続けている白戸修。

正義か悪か。決めるのは強者だ。

海に浮かぶ「密室」殺人者はここにいる。昭和34年。

膝の手術に失敗したプロ野球界の看板選手。