衛星を使い、私に
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機動捜査隊に入る前、女性警察官のクロハの自動車警邏隊での活動を淡々と描くように見せて、最後の裁判の公判に向けて非常な熱を持って盛り上げていく。これはクロハ自身が内に持つ熱なのだ。死んだ父親への不信感や周りからの圧力などに翻弄されても、自分を曲げずに突き進んでいくクロハの不器用な生き方は光を放つ。警察のことは詳しくは知らないが、警察の活動の描写にはリアル感があるし、人間の強さも弱さも如実に感じることができるのだ。 | ||||
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クロハこと黒葉佑の自動車警邏隊時代の活躍を描く、6つの短編。個人的には読みやすかった。サイバーパンクを彷彿とさせる『プラ・バロック』や『エコイック・メモリ』とは一風変わっている。本当に現実で起こりえそうだなと思わせる。 表題作『衛星を使い、私に』は、結末を読んでぞっとした。だけど、いい意味で想像を裏切ってくれた。 読んでいくうちに、わずかに黒葉佑という女性の人間味に触れることが出来た気がする。父への蟠り。姉や甥への愛情。悪意に対する怒りと嫌悪。脅しに屈さぬ気概。 「解決に導くためなら、何者も恐れるつもりはありません」 クロハの逞しさと凛々しさを強く感じたのが、この言葉。胸に深く刺さった。 | ||||
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インパクトをつけるのに、カタガナで人物を、表記していますよね~。此方は現場メインの事件話です。全て短編であり、又繋がっていますから、一つ一つの短編を、それとなく覚えて置かないといけません。前作長編二冊では、コンピューターのサイトから、事件へ…。 クロハは格好良いです。負けず嫌いで、美人で切れ者で射撃が上手い!只、必ずクロハを守る為に、真面目な平の警官が、首にされてしまうのは…悲しい気持ちになります!!その穴埋めが、甥っ子に対する対応。彼には素顔と本音で本当に大好きよと、接しています。同僚にも、余り威圧せずに対応すればと、これがこのクロハシリーズのポイントかな。嫌な気持ちもしますが、ドラマ向きな話と思っていたら、杏さんでドラマ化するんですね!是非観たいです。只、この本のままなら、がっかりすると思いますけど、もう少し明るくしてほしいと、希望しますね。それと、作品の中でふる雨は、実は彼女の無表情な顔の裏側だと、思いました。じゃないと、甥っ子さえ愛せないと思いましたので。 | ||||
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『プラ・バロック』『エコイック・メモリ』に続くクロハ・シリーズ第三弾。本作は自動車警邏隊時代のクロハの活躍を描いた連作短編集である。 前の二作ではクロハを含めた登場人物がカタカナ表記で描かれ、無機質でモノクロなイメージの中でストーリーが展開した。本作の二つ目の短編『二つからなる銃弾』で初めてクロハの名前が黒葉佑であることが明かされ、以降は無機質から有機質に、モノクロからカラーへとこれまでの物語のイメージが一新された。 一つひとつの短編は独立しているようで、実は全ての短編で大きな物語を形成している。表題は非常に変わっているのだが、表題作の『衛星を使い、私に』を読むと、なるほどと納得する。 クロハの事件に対するひた向きさ、推理力の冴えが光る連作短編、なかなか面白い。 | ||||
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女性刑事クロハのファンですが、結城 充考氏 の電子本がまだ3冊なのでもっと多く出ることを望みます。 | ||||
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