夜の真義を



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初公開日(参考)2011年03月
分類

長編小説

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夜の真義を

2011年03月08日 夜の真義を

19世紀ロンドンの闇に潜む殺人者。彼が抱くのは壮大な復讐の計画だった──イギリス出版史上最高額で競り落とされた華麗なる大作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

夜の真義をの総合評価:7.36/10点レビュー 11件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(6pt)

とても英国らしい

ミステリーというより普通の読み物として楽しめました。

わたろう
0BCEGGR4
No.1:
(9pt)

”復讐”

19世紀半ばのイギリスを舞台に、主人公エドワードの手記という形で、”復讐”をテーマに描かれる壮大・重厚なミステリ。2段組で600ページにわたる超大作で少々読了までに時間がかかりましたが、その内容と構成には至極感銘を受けました。主人公の手記に編集者の注釈もついているという懲りよう。著者が30年にわたって練った構成が功を奏しています。ラスト数ページのクライマックスも秀逸です。著者の早世はなんとも悔やまれますが、続編があるとのことなのでその出版が期待できます。

本好き!
ZQI5NTBU
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.9:
(4pt)

ロンドンの鬱々とした空気に浸りながら長い復讐劇を見守る…

重厚長大な大河ミステリー。
内容はただ一言、復讐劇。自分を陥れた男への復讐を果たせるのか否か。
その一点だけなのだが、なぜか後を引いて最後まで読まされてしまう。ハマると寝不足必至?
古書、珍本(?)、稀覯本などの話がふんだんに出て来るので、その方面が好きな人は
更に楽しめるかもしれない。
バックグラウンドとなるのはロンドンやその郊外のどんよりと暗く、冷たく湿った世界。
読書中は終始、その鬱々とした世界に浸ることができる。

読み終えてしまうと楽しみがなくなってしまって寂しい。
しかも、著者マイケル・コックスはすでに亡く、次作がない。残念である。
夜の真義をAmazon書評・レビュー:夜の真義をより
4163299904
No.8:
(5pt)

謎解き向きではないが面白い佳作に満足

手放しで面白いと言える本でした。長らく積み本だったけどこんなに楽しめるとは!
分厚いし細かいし基本二段組だし、ムツカシソーみたいなぱっと見印象は、だいたい本編1ページ目で裏切られるでしょう。本編、といったのはこの本のちょっと凝った構成によるものです。

本書は、現代の研究者が発見したある私的な述懐を記した古書をその研究者が注釈を加えながら紹介する、という体裁になっています。その研究者は作者マイケル・コックス(オクスフォードの研究者)自身の立場を反映してはいてもフィクションです。つまり、フィクションの研究者が発見した「実在する」古書を、内容について「フィクションかもしれない」と前提しつつ著述してゆく、といったもの。面倒そうですが大丈夫。スグ気にならなくなるから。「本編」はその古書の内容部分で、主人公であり述懐の主であるエドワード・G氏の一人称で書かれています。

19世紀の英国、特にリヴァイアサンと喩えられる夜のロンドン雑踏のうねるような描写はリアリテイをともなう体験をもたらしてくれます。また当時の「本」に対する価値観が随所に表れてとても興味深く、文献からの引用もすばらしくカッコイイ。作者が愉しんでいることが伝わってきます。
本書が処女作である作者の描き出す物語に、人物関係や愛情についての表現が洗練さに欠けるとか、御都合主義とか稚拙とか評論することは可能ですが、上記の構想があくまで素人が書いた日記のような内容だから仕方ない、といった「納得できる理由」を用意しています。その辺も作者の意図があると確信しています。

読み進めるにつれてどんどん引き込まれ、半分過ぎた辺りでジレンマに陥ります。読み進めたい!でも読み終わりたくない!ま、ちびちび読んでいくのですが最後のある時点から、もう止められないとおもいます。そして読了後も、色々考えています。主人公のこと、そして周りの人々のこと。そして いちばん口惜しいのは作者の次作が読めないこと。マイケル・コックス氏は2006年に本書を出版しましたが2009年に亡くなってしまった。つまりこれは処女作にして遺作ということになります。残念のひと言。

旧いイギリスの雰囲気、階級社会、寄宿学校、英国式庭園、人の意志と愛の力の残酷で暴力的な強さとそれに弄ばれる運命、宿命。ミステリーではあっても、謎解きを楽しむ類ではありません。エドワード・Gに対する共感はおそらくくるくる変わるでしょうが最後には落ち着きます。自分にとっては、積み本消化で2014年に読んだ本のベストと言えるものでした。
夜の真義をAmazon書評・レビュー:夜の真義をより
4163299904
No.7:
(4pt)

形式が内容を救う好例

たとえ手垢にまみれた物語内容であっても、凝りに凝った形式と緻密なディテールによって、これぐらい面白くなるという、お手本のような作品。

翻訳も素晴らしい。

ゴダードの『闇に浮かぶ絵』・『千尋の闇』よりもずっと上。
夜の真義を 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:夜の真義を 上 (文春文庫)より
4167812223
No.6:
(3pt)

ミステリーというより文学小説

『このミステリーが読みたい!』のベスト10にランクインしていたので期待して読んだが、ミステリーというより文学小説。主人公が仇敵に復讐を果たすため、試験的に見ず知らずの男を殺害するのだが…

凝った構成なのだが、スピード感もリズム感もサスペンスもなく、難解な註釈のてんこ盛りでさらに混沌とした物語になり、あまり面白くない。期待外れ。
夜の真義を 上 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:夜の真義を 上 (文春文庫)より
4167812223
No.5:
(3pt)

違和感を感じた試験的な殺人

下巻もミステリーというより文学小説の展開が続き、つまらなかった。三部作の構想らしいが…

違和感を感じた主人公が仇敵の復讐のための見ず知らずの男の試験的な殺人。しかも直接的に手を下した殺人。果たして、こんな事が起こり得るのか。復讐しようと思ったら、最初から仇敵を殺害するのでは。間接的に殺害しようとするなら、試験的な殺人も理解出来るのだが…
夜の真義を 下 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:夜の真義を 下 (文春文庫)より
4167812231



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