(短編集)

スズキ



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初公開日(参考)2013年09月
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スズキ

2013年09月01日 スズキ

第4回USEN朗読文学大賞奨励賞受賞作。 35年以上もたって、小学校のころのぼくの同級生、スズキから電話がかかってきた。宗教の勧誘か商品のセールスではないかと疑ったが、そういうことではない、とはっきりと口にしたので、会ってみることにした。 もんじゃ焼屋で、スズキから語られる凄惨な事実。いま明かされる新たな真実。 スズキとはいったい誰だったのか? ぼくは思い出した。小学校時代の同級生にスズキが二人いたことを。目のまえにいるスズキとはべつのスズキの凄惨な事件を。 (第4回USEN朗読文学大賞奨励賞受賞作「スズキ」) 三十年ぶりに、二十代前半にやっていたメロコアバンドのメンバーから西新宿に誘われた私は、奇異な思いを感じながらも、会うことにする。 私たちのバンドは、当時はちょっとした人気で、情報誌のライブ欄に、自由奔放で独創的、カリスマ性の高いバンドとして紹介されたりしたものだったが、何者かにギタリストが殺されたことにより、解散したのだった。 西新宿の、東京の中心にあいている大きな穴のような広大な空き地で。 三十年前と現在をつなぐ西新宿を舞台に、三十年間のさまざまな男の思いが強く交錯する恋愛ミステリ。 (「My Space 2 音の雫」) ぜったいエースの女子高生、君島ミクは、土曜日になると野宿をする。 クレーマーの我王は、クラス委員長選で、当選をねらう。 図書委員の夏帆は、週2日、図書室のカウンターにいる。 駅前の書店の娘、可奈は、店を手伝う。 進学校を舞台に、4人の思惑が交錯したとき、その万引き事件は起る。 「日常生活の謎」系学園ミステリ。 (「先生、私、きっぱりと辞退したのですけれど」) 3つの短編と,1つの中編が収録されている短編集。 (「BOOK」データベースより)




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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.5:
(5pt)

読みやすい

以前から気になっていたので、購入しました。読みやすくて、内容も分かりやすい。本のサイズも良いです。厚くないからバックに邪魔にならない。本屋さんに売ってないのかな?
スズキAmazon書評・レビュー:スズキより
490125040X
No.4:
(5pt)

『スズキ』は緒真坂作品の中でも白眉である。

私は緒真坂さんのファンで、緒さんの書籍ならば全て持っているが、中でもこの『スズキ』の表題作は白眉と言える。
ちょっと低音の、物憂くも郷愁誘うジャズクラシックの調べが似合う作品。
二人のスズキという名の同級生。死んだスズキ、生きているスズキ。
死んだスズキの事件も印象的だ。また緒さんの巧みなところは、そこにサーカス団という非日常的要素を取り入れたところである。
ぐっと、話に妖しさと奥行が出る。

「キイちゃん」
「おう」

私はこの遣り取りを見た時、レモン哀歌ではないがトパアズ色の果汁がぱっと明るく飛んだように感じた。
この物語の全てはこの台詞に集約されているように思う。

謎が残らず明快に終わらないのが緒作品の特徴の一つでもある。
スズキ。
このキーワードを、主人公は一生忘れないのではあるまいか。

また、同時収録されている中でも「ソレイユ」は私の心の琴線に触れた。
石のように道に座り込む女。
彼女の背負っていたものの重さ。
虚しさ。悲しみ。

他にも短くも秀逸な物語が多数収録されている。どうか、手に取ってご覧いただきたい。
スズキAmazon書評・レビュー:スズキより
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No.3:
(5pt)

懐かしく不思議な世界の入り口

誰もがあの頃抱えてた伝える事のなかった想い。そんな心を繊細にリズミカルに表現された一冊。
何気な日常の、ほんの少し違う世界に足を踏み入れたような物語。
スズキAmazon書評・レビュー:スズキより
490125040X
No.2:
(5pt)

【スズキ】凄く面白いです!

(私は、祖父母や親が読書好きで小学生からアガサクリスティなどミステリーや色んなジャンルの本を読み、携帯小説ミステリー他多数ジャンルを執筆してる人間です)

今回。大好きなミステリー短編集の【スズキ】を読み、
とても面白かったので
レビュ-させて頂きます。

ミステリー好きにはたまらない
独自の推理をしながら
1話目の「スズキ」から
読み始めました。
様々に散りばめられた
伏線や、回収、
そしてエンディングまで
一体どんな展開になるのだろう?とワクワクしながら
全短編、一気に読みました。

描写の美しさや読みやすさ、また主人公の台詞に
クスリとする場面もあり。
音楽がふんだんに出てきたりと盛り沢山!の内容で
なんといっても読者すべてが府に落ちる華麗なラストが、爽快感に溢れ、深く印象に残りました。

実は最後の短編を
読み終えた時。
私は泣いてしまいました。登場人物それぞれの思い。
謎が解けて全てが繋がった時、とても感動しました。

私にとって
宝物の一冊になりました。

素敵な本(小説)を
ありがとうございました!

沢山の方に是非、
読んで頂きたい!!
スズキAmazon書評・レビュー:スズキより
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No.1:
(5pt)

「世にも奇妙な物語」で観てみたい。

この本には秘密や過去を抱えている人間がたくさん出てきた。いろいろな人生の“秘密が綻びる一瞬”を垣間見る感覚に陥った。
 それと同時に、日常の風景から始まる話たちなので、明日にでも自分のところに小学校の同級生スズキから電話がかかってきそうな気がする。まわりの人間が抱える秘密に、わたしが気付いていないだけなのかもしれない、と思った。
 「My Space」の6編には、音楽のジャンルがサブタイトルに付いている。わたし自身が音楽に詳しければもっと楽しめたかもしれないと思った。
 全体を通りして、遂げられなかった想いがテーマになっていて、切ない話が多かった。
 わたしは特に「スズキ」と「プネウマ」が好き。
 表題作の「スズキ」は、「世にも奇妙な物語」で観てみたい。きっと不気味。
スズキAmazon書評・レビュー:スズキより
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