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(短編集)
スズキ
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スズキの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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以前から気になっていたので、購入しました。読みやすくて、内容も分かりやすい。本のサイズも良いです。厚くないからバックに邪魔にならない。本屋さんに売ってないのかな? | ||||
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私は緒真坂さんのファンで、緒さんの書籍ならば全て持っているが、中でもこの『スズキ』の表題作は白眉と言える。 ちょっと低音の、物憂くも郷愁誘うジャズクラシックの調べが似合う作品。 二人のスズキという名の同級生。死んだスズキ、生きているスズキ。 死んだスズキの事件も印象的だ。また緒さんの巧みなところは、そこにサーカス団という非日常的要素を取り入れたところである。 ぐっと、話に妖しさと奥行が出る。 「キイちゃん」 「おう」 私はこの遣り取りを見た時、レモン哀歌ではないがトパアズ色の果汁がぱっと明るく飛んだように感じた。 この物語の全てはこの台詞に集約されているように思う。 謎が残らず明快に終わらないのが緒作品の特徴の一つでもある。 スズキ。 このキーワードを、主人公は一生忘れないのではあるまいか。 また、同時収録されている中でも「ソレイユ」は私の心の琴線に触れた。 石のように道に座り込む女。 彼女の背負っていたものの重さ。 虚しさ。悲しみ。 他にも短くも秀逸な物語が多数収録されている。どうか、手に取ってご覧いただきたい。 | ||||
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誰もがあの頃抱えてた伝える事のなかった想い。そんな心を繊細にリズミカルに表現された一冊。 何気な日常の、ほんの少し違う世界に足を踏み入れたような物語。 | ||||
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(私は、祖父母や親が読書好きで小学生からアガサクリスティなどミステリーや色んなジャンルの本を読み、携帯小説ミステリー他多数ジャンルを執筆してる人間です) 今回。大好きなミステリー短編集の【スズキ】を読み、 とても面白かったので レビュ-させて頂きます。 ミステリー好きにはたまらない 独自の推理をしながら 1話目の「スズキ」から 読み始めました。 様々に散りばめられた 伏線や、回収、 そしてエンディングまで 一体どんな展開になるのだろう?とワクワクしながら 全短編、一気に読みました。 描写の美しさや読みやすさ、また主人公の台詞に クスリとする場面もあり。 音楽がふんだんに出てきたりと盛り沢山!の内容で なんといっても読者すべてが府に落ちる華麗なラストが、爽快感に溢れ、深く印象に残りました。 実は最後の短編を 読み終えた時。 私は泣いてしまいました。登場人物それぞれの思い。 謎が解けて全てが繋がった時、とても感動しました。 私にとって 宝物の一冊になりました。 素敵な本(小説)を ありがとうございました! 沢山の方に是非、 読んで頂きたい!! | ||||
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この本には秘密や過去を抱えている人間がたくさん出てきた。いろいろな人生の“秘密が綻びる一瞬”を垣間見る感覚に陥った。 それと同時に、日常の風景から始まる話たちなので、明日にでも自分のところに小学校の同級生スズキから電話がかかってきそうな気がする。まわりの人間が抱える秘密に、わたしが気付いていないだけなのかもしれない、と思った。 「My Space」の6編には、音楽のジャンルがサブタイトルに付いている。わたし自身が音楽に詳しければもっと楽しめたかもしれないと思った。 全体を通りして、遂げられなかった想いがテーマになっていて、切ない話が多かった。 わたしは特に「スズキ」と「プネウマ」が好き。 表題作の「スズキ」は、「世にも奇妙な物語」で観てみたい。きっと不気味。 | ||||
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