※この一覧は新刊,文庫問わず、サイトに登録されている書籍を元に検索されています。
賀茂由香里は、人の強い感情を読みとることができるエンパスだった。
実力者の取締役に認められた直後、柳沢誠一は社内麻雀で役満の九連宝燈を上がった。イカサマだった。
14歳のとき両親殺害の罪に問われ、外界との交流を拒んで孤島の研究施設に閉じこもった天才工学博士、真賀田四季。
隼新八郎が向島の御後室の別宅を訪れた帰り、祝言目前の旗本が刺し殺されるという事件に遭遇する表題作ほか「吉原大門の殺人」「出刃打ち花蝶」「桜草売りの女」など6篇を収録。
中国美術の至宝、敦煌「三所の禅窟」。シルクロードのかなたに千年をかけて描きつがれた仏教壁画と様々な仏像たち。
「可能克郎さんが亡くなりました」警察の知らせに、あわてて現場に向かう妹・キリコの前に、当の克郎がノンビリ現われた。
念願かなってマイホームに引っ越した木崎家の第一夜、奇妙な電話がかかった―。夜中にピアノなんかひくな。
カリブ海に浮かぶセント・トマス島。海を望む崖の上に、アダムとケイの夫妻とその娘が平穏に暮らす家があった。
宇宙居留地ゴールデン・ルールで気ままに暮らしていたおれは、ある日見知らぬ男から人殺しを依頼された。
京の公事宿「鯉屋」の居候・田村菊太郎は剣も立つが、情にも厚い好漢。色や欲にからんだ事件を鋭い洞察と、行動力で裁いていく。
中国山東省清河県随一の豪商西門家で、大好色漢の当主西門慶をとりまく8人の妻妾達の嫉妬とプライドと使用人達の中で繰り広げられる軋轢と葛藤から起こる残酷な怪死事件が後をたたない。
平野汎―名前通り平凡な高校生である。ところがある出来事をキッカケに超能力に目覚める。
二十年前に愛した男が、ヴァイオリンでバッハのカノンを演奏しながら自殺した。
海野十三の名は今日、“日本SF小説の父”として記憶されているに違いない。
1992年、バルセロナ・オリンピック開幕を間近に控え、東京では二人の男がもう一つのバルセロナ・オリンピックを追っていた。
美帆の父の白川探偵事務所に、浦辺という母娘から調査依頼があった。父親が密室の浴室で死亡、娘にも危険が迫っているという。
日光いろは坂のヘヤピンカーブから、乗用車が崖下に転落。炎上した車の中で黒こげ死体が見つかった。
松本市内のホテルのパーティに招待された赤かぶ検事とかみさん・春子は、地元の名士に囲まれておろおろするばかり。
パスコー部長刑事は大学時代の仲間たちと五年ぶりに再会するため恋人エリーと二人でオックスフォードシャーの美しい村を訪れた。
石神探偵事務所の野上英太郎のもとに、またしても奇妙な依頼―名門修己学院高校理事長の母親・森名スエが、孫の保一の先祖を敬う気持ちが本物なのかどうかを調べてほしい。
北へ走る三陸鉄道リアス線の車内で水産会社社長が殺された。男の身元を知って十津川は自責の念にかられる。
『人狼城』は独仏の国境の峻嶮な渓谷の上に屹立する古城。城主を「人狼」に惨殺されたという言い伝えのある曰く付きの城だ。
テレビゲームで業界制覇の野望を燃やす「花蝶堂」社長の戸張啓太一族は、北品川の御殿山に大豪邸を構える。
荒涼とした雪原は「この世の終り」にふさわしいこの閉ざされた山荘に7人が揃った時皆殺しゲームのスイッチが入る…ゲームの名前は「電脳山荘殺人事件」。
江戸は神田橋本町・なめくじ長屋に住む砂絵かきのセンセーのもうひとつの特技。
21世紀はこの小説で始まる。点状出血、内臓溶解、骨格筋の爆発的なケイレン。
遅刻魔―あんなに約束の時間にいい加減な人も珍しかった。嘘つき―大きな嘘も上手だったが、とりあえずの小細工もうまかった。
大学紛争後の荒廃したキャンパスで、英文学科教授ケイト・ファンスラーと地方検事補リード・アマーストの婚約披露パーティーが開かれた。
ハーヴァード大学英文学科初の女性教授ジャネット・マンデルバウムは、危機におちいっていた。
「ついに戦鬼文成仙吉が長い眠りから醒めた―」文成は悪党たちに輪姦されていた女を救うが、女は何処ともなく姿を消した。
「殺すのよ―みんな殺すのよ」鬼奈村典子を匿った文成仙吉のもとに、氷室犬千代の一味が迫る。
四代将軍家綱の落胤・葵悠太郎を世に出る前に抹殺せよ。威権赫かくたる御側衆・柳沢出羽守が放った甲賀七忍。
京南大学大藤教授邸の新年パーティで惨劇が起きた。殺されたのは、現代の“和泉式部”と称される野川いずみ。
南海の小島フィジーで観光客相手に芸を見せるワヌーバは、イギリス人の商人とフィジーの洗濯女との間に生まれた。
毎朝、今日こそ逮捕されるという思いで目が覚める。選挙戦がいかに苛酷であろうとも、絶えず心をよぎる。
夫の淳一は泥棒稼業、妻の真弓は警視庁捜査一課の刑事。異色コンビに事件の一報が入った。
一高の歴史の中で、これほど奇妙な人間消失事件もないだろう。ある日、本館正面の時計台の中で、一人の学生が忽然と姿を消した。
私立探偵マニオンのもとへ、報道番組「クライム・バスターズ」の制作者から奇妙な依頼が舞い込んだ。
―この神殿で怪物の宝に手をつけた盗人は、ラコシに追われて必ず生命を落とす―ウィンタース家に長年伝わるラコシの呪いが、パーティーの日、よみがえった。
東京湾臨海署(ベイエリア分署)の安積警部補の許に、殺人事件の通報が入った。ライブハウスでホステスが毒殺されたというのだ。
ついに肉体化した悪霊ラシャーは、今や死に物狂いで種族を増やそうとしていた。
ニューヨークのスラム街育ちの著者が3人の仲間と少年院で送った恐怖の日々。やがて2人が看守を殺し復讐をするが…。
コネティカットのランディー・ケンブリッジという十九歳の若者からバークに仕事の依頼が入った。
人間は、存外簡単に死ぬものです―。「あなたに10億円さしあげます」課せられた条件はただひとつ―1ヵ月間生存すること。
深夜のファミリーレストランで突如、男の体から炎が噴き出した。その数日後、天王洲では無残に咬み殺された死体が発見される。
夏の深夜、探偵・竹花は男に襲われていたその娘、ボディ・ピアスの少女を助けた。翌朝少女は消えた。
横浜での海外ツアーコンダクターの死。大阪・豊中でのハイソサエティーの若妻の死。
『ジーキル博士とハイド氏』の3年後に書かれたスティーヴンスン(1850‐94)の長篇歴史小説。
城代家老の“御意討ち”を命じられた新八郎は、直に不正を糺すが、逆に率直な説明を受け、初めて真実を知る。
クレア・マロイはよく事件に巻きこまれ、警察もいやがるほど見事に解決してしまう書店の店主。
暑熱去らぬ夏の夜道、「ロンドンに行きたい」と声をかけてきた白ずくめの女。絵画教師ハートライトは奇妙な予感に震えたー。
ミステリ黎明期の作品ではあるが、張り巡らされた伏線、アリバイ証明や真実に辿り着くための論理的推理など、様々な要素が鏤められていて、ミステリの完成形と言っても差し支えがないくらい。
■スポンサードリンク
|
|
新刊小説はこちら 新刊の文庫はこちら 新刊から高評価のみ