クラスの動物園
- コージー・ミステリ (155)
- 主婦探偵ジェーン・シリーズ (9)
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向かう所敵なしに思える信頼感と安定感が抜群の最強の本格派コージー・ミステリー「主婦探偵ジェーン」シリーズ第4弾です。今回の題名はテネシー・ウィリアムズの名作戯曲「ガラスの動物園」のもじりで、作中の親友シェリイの同窓生達が「雌仔羊の会」というクラブに属している事と引っ掛けています。いつも感心するのは西山くに子さんのカバーイラストで、今回は喜怒哀楽それぞれある6匹の羊達と離れて上の方で一匹だけ足を上げて引っくり返っているのが何ともシュールで不気味ですよね。 ジェーンは親友シェリイから高校時代今から想像も出来ない程に内気な少女だったと告白され女子だらけのクラブ「雌仔羊の会」の同期会に一緒に出席して欲しいと頼まれ仕方なしに引き受けたが、いざ行って見ると個性派揃いの女達の舌戦や悪意のある悪戯にぴりぴりしながら、挙句の果てには何と殺人事件まで起きてしまうのだった。 今回の推理の手掛かりは被害者ライラが生前に紛失した赤い手帳で、そこに何が書かれていたのかが大きな鍵なのですが、でも本当に高が女とナメテはいけない訳で狂気の馬鹿力や包丁などという物騒な凶器を握らせたら男に引けを取る事なく残忍な殺人をもいとも簡単にこなせてしまうのですね。著者は流石にツボを心得ていて思わず「えっ、まさかあの人が!」という意外な真犯人を用意して読者を大きな驚愕と恐怖に叩き込んでくれます。今回も勘の鋭いジェーンは部外者なのにやっぱり犯人にとっては目の上のたんこぶで「この女が邪魔だ!」とばかりに必ずや標的にされるのですから、これだけの修羅場をくぐり抜けていけば自然に度胸もつくだろうなと思いますよね。頭脳面のジェーンに対して恋人のヴァンダイン刑事、メルは遅ればせながら最後には駆けつけて男ならではの体力面で彼女をサポートしてくれますね。そしてラストでは大人の恋人同士の嬉し恥ずかしの週末旅行についての相談と、オマケとして末っ子トッドの目を通しての熱烈なラヴ・シーンが楽しめるのがとっておきの読み所ですよ。 | ||||
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このジェーンシリーズは単純明快なストーリーで、お茶を片手に午後の一時を楽しめる内容が多い中、この本は登場人物が多く、キャラクターが似た設定があってときどき登場人物紹介を見直してしまいました。でも、いつものジェーンの主婦探偵ぶりは健在!民宿の魅力的な料理やインテリアも楽しめました。 | ||||
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