毛糸よさらば
- クリスマス (112)
- コージー・ミステリ (155)
- 主婦探偵ジェーン・シリーズ (9)
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コージー・ミステリーの楽しさと本格推理の味わいを兼ね備えた好評シリーズ主婦探偵ジェーンの2冊目です。今回のタイトルは「武器よさらば」のもじりでやっぱり一見冗談っぽい感じですが、でも内容的には大丈夫で前作より更に面白くて推理が格段にグレードアップしています。 クリスマスが間近に迫り教会バザーの準備と出品する編み物の制作に追われるジェーンの家に15年振りの再会となる旧友フィリスがやって来る。親友シェリイと共に車で空港に迎えに行くと本人だけでなくハンサムだが性格の最悪な息子が一緒でジェーンは不吉な予感を抱くが、やがて案の定何とも凶悪な殺人事件が起きてしまうのだった。 本書の推理は被害者が誰からも全く恨みを買いそうにない穏やかな善人なだけにさっぱり動機の見当がつかずまるっきり五里霧中な状態からスタートしましたので、最後に明かされるその真相は本当に鮮やかその物でミステリーの醍醐味に暫し酔いしれましたね。淡いヒントは微妙に散りばめてあるのですが意外な人間関係を推理するには相当な想像力が必要でしょう。まあこの露ほども疑う事の出来ない犯人の隠し方のテクニックはさり気ないながらも絶妙な大仕掛けで一瞬茫然自失となりましたし、また終盤のどんでん返しも巧みで真相がどちらなのか?に迷わされ著者の術中に完全に嵌められましたね。今回はジェーンの観察力の鋭さが際立ち天才的な直感と閃きで謎を解き明かす主婦探偵の腕前には御見それ致しましたと改めて感服した次第です。こんな確かな実力を見せつけられたらプロのメル・ヴァンダイン刑事も最早所詮は素人だと馬鹿にする事はできず否が応でも一目置く事になるでしょうし、二人の仲が着実に接近して行くのがわかってますます先が楽しみになりますね。また今回も教会バザーの催しの詳しい描写や長男マイクの演奏会でのほろりとさせる感動的な場面等々、真に盛り沢山でミステリー以外の部分でも読者を全く飽きさせませんね。あと「ホワイト・クリスマス」「ブルー・クリスマス」があるのだから「レッド・クリスマス」があっても良いんじゃないのと架空の曲を作り出した著者の粋なアイディアが気に入りました。それから昔のミステリーは今みたいに長ったらしくなくて300頁弱で手際よくまとめられていて、すいすいと快調に読み進められるのが何よりも嬉しくありがたいよなと思いましたね。 | ||||
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前作ではご近所中の主婦全員が容疑者なんて愉快な展開をしていたのにパンチも効いててなかなか面白い話だったのですが、今回は前作に比べて沢山人が死んでいて、ちょっとやるせませんでした。 英語で読んだせいかきちんと理解できてないかもしれませんが、ちょっと態度が悪いだけだったようにしか見えなかったのに、そこまで悪し様に書かれるボビーっていったい…。大金持ちの旧友とか、スーパースターと結婚した近所の主婦とか出てきて多少おとぎ話っぽくも感じました。それで油断してたらラストでかなりびっくりしました。 それでも、ジェーンと子供たちの家族のエピソードはちょっとほのぼのしていてかなり良かったです。続きも読もうと思いました。 | ||||
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クリスマスバザーの準備に追われる主婦ジェーンの元に、旧友フィリスが性悪息子を連れてやってきた。お金持ちのフィリスは到着した日に近所の家を購入したが、翌朝死体となって発見された。犯人はいったい何者なのか?主婦探偵ジェーンが真相解明に乗り出す。殺人事件の謎に挑みながら、家事やバザーの準備もこなし、ジェーンは常にフル回転。展開がスピーディーで最後まで一気に読めてしまう作品です。 | ||||
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