毛糸よさらば
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初版刊行(参考)
種別
長編
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2,634回
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1回
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あらすじ
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評判
毛糸よさらばの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
毛糸よさらばの総合評価:
8.00/10点 レビュー 3件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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クリスマスが間近に迫り教会バザーの準備と出品する編み物の制作に追われるジェーンの家に15年振りの再会となる旧友フィリスがやって来る。親友シェリイと共に車で空港に迎えに行くと本人だけでなくハンサムだが性格の最悪な息子が一緒でジェーンは不吉な予感を抱くが、やがて案の定何とも凶悪な殺人事件が起きてしまうのだった。
本書の推理は被害者が誰からも全く恨みを買いそうにない穏やかな善人なだけにさっぱり動機の見当がつかずまるっきり五里霧中な状態からスタートしましたので、最後に明かされるその真相は本当に鮮やかその物でミステリーの醍醐味に暫し酔いしれましたね。淡いヒントは微妙に散りばめてあるのですが意外な人間関係を推理するには相当な想像力が必要でしょう。まあこの露ほども疑う事の出来ない犯人の隠し方のテクニックはさり気ないながらも絶妙な大仕掛けで一瞬茫然自失となりましたし、また終盤のどんでん返しも巧みで真相がどちらなのか?に迷わされ著者の術中に完全に嵌められましたね。今回はジェーンの観察力の鋭さが際立ち天才的な直感と閃きで謎を解き明かす主婦探偵の腕前には御見それ致しましたと改めて感服した次第です。こんな確かな実力を見せつけられたらプロのメル・ヴァンダイン刑事も最早所詮は素人だと馬鹿にする事はできず否が応でも一目置く事になるでしょうし、二人の仲が着実に接近して行くのがわかってますます先が楽しみになりますね。また今回も教会バザーの催しの詳しい描写や長男マイクの演奏会でのほろりとさせる感動的な場面等々、真に盛り沢山でミステリー以外の部分でも読者を全く飽きさせませんね。あと「ホワイト・クリスマス」「ブルー・クリスマス」があるのだから「レッド・クリスマス」があっても良いんじゃないのと架空の曲を作り出した著者の粋なアイディアが気に入りました。それから昔のミステリーは今みたいに長ったらしくなくて300頁弱で手際よくまとめられていて、すいすいと快調に読み進められるのが何よりも嬉しくありがたいよなと思いましたね。