死の拙文
- コージー・ミステリ (155)
- 主婦探偵ジェーン・シリーズ (9)
- 毒殺 (157)
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どれを読んでも絶対にハズレがなくミステリーのお手本の様な完成度に誰もが大満足すること請け合いの「主婦探偵ジェーン・シリーズ」絶好調の第3弾です。今回のタイトルのもじりは、映画「ローズマリーの赤ちゃん」の原作者の推理作家アイラ・レヴィンの処女作「死の接吻」が下敷きになっていて、日本の編集者はよくこんなに上手いこと文字を当てはめるなあとつくづく感心しますね。「死の接吻」は今ではとても入手難だとは思いますが、確かな名作ですのでご存知でない方はぜひ何時か挑戦して頂きたいとお奨めしますね。 マイクとトッドの息子二人が旅行中で娘のケイトと女同士で仲良く過ごせると思っていたジェーンは勝手気ままな娘の態度に当てが外れてがっかりしていた所へ、実の母親がひょっこり遊びにやって来る。久々に母娘二人で自分史を執筆する講座に参加してみると、今度はそこでまたもや殺人事件に巻き込まれる羽目になるのだった。 本書の推理は被害者が誰からも怨みを買う悪名高い人でなしの女ですので、注意深く読んでいれば勘の鋭い方なら犯人の見当がつくかも知れませんね。しかも終盤に落語の三題話の様な3つのヒントが出て来ますので、連想クイズの様な要領でその意味を考えてみると頭の体操になって良いでしょうね。でもそうは言っても誰もが簡単に正解を導き出せる訳ではなく、主婦探偵ジェーンの直感がビビッと働いて真相に到達する推理力は半端でないお見事さでやはり人並みはずれた才能の.持ち主だなあと感服させられましたね。今回の犯人は稀なタイプで、これ以上は書けませんが、とにかくこの犯罪と動機の全貌には読み手の心の琴線に触れる部分があるでしょうね。そしてヒロインのジェーンは今回の講座を通じて一生のライフワークと呼ぶべき作家魂に火が点いて「プリシラ」という想像上の女性出会って書く生きがいを見つけますし、長年の間複雑な思いを抱いて来た実母セルマとの間に相互理解が得られて心の平安につながるという人生でも中々ない2つの貴重な経験が出来て更に成長するのですね。ジェーンと恋人ヴァンダイン刑事との仲もゆっくりではありますが着実に進展して行っている様で先行きがとても楽しみな本作は、良く出来た推理以外にも読み所が一杯ある最高のコージー・ミステリー・シリーズだと思いますね。 | ||||
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今回は主婦探偵ジェーンの母セシリーが登場する。外交官の夫を助け家族と共に世界中を転々としてきただけあり、休暇でジェーンの家に滞在しても、孫の相手だけではあきたらず市民講座に参加するほど。ジェーンも母につきあって講座に顔を出すが、そこで一緒になったプライス夫人は世界中に敵を持つ毒舌の持ち主だった。その夫人が受講生を強引に招待してホームパーティーを開いたあと、突然亡くなった。胃から毒物が検出されたが、それはジェーンがパーティーに持っていった料理に入っていた。再び主婦探偵ジェーンが犯人探しに奔走する。本シリーズはコメディ仕立てのミステリーですが、今回は疎遠だった母との絆を取り戻す場面も描かれていてホロリとさせるところもあります。 | ||||
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今回は主婦探偵ジェーンの母セシリーが登場する。外交官の夫を助け家族と共に世界中を転々としてきただけあり、休暇でジェーンの家に滞在しても、孫の相手だけではあきたらず市民講座に参加するほど。ジェーンも母につきあって講座に顔を出すが、そこで一緒になったプライス夫人は世界中に敵を持つ毒舌の持ち主だった。その夫人が受講生を強引に招待してホームパーティーを開いたあと、突然亡くなった。胃から毒物が検出されたが、それはジェーンがパーティーに持っていった料理に入っていた。再び主婦探偵ジェーンが犯人探しに奔走する。 本シリーズはコメディ仕立てのミステリーですが、今回は疎遠だった母との絆を取り戻す場面も描かれていてホロリとさせるところもあります。 | ||||
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