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モース主任警部にとって、他人が担当していた事件を途中から引き継ぐのは、あまり面白いことではなかった。
藪原法律事務所の居候弁護士、朝吹里矢子。駆け出しの彼女にとっては毎日が新鮮な“事件”だ。
スラム街の生活から抜け出し、もう一度人生をやり直そうと決意した青年が、船長以下六人で大型船を台湾まで回航する仕事に就いた。
巻頭に並べられた五十人近い登場人物のイラスト一覧―誰を見ても怪しげで、犠牲者ですら真犯人に見えてしまう混乱状況。
『算盤が恋を語る話』につづいて、大正十四年七月から十五年十月にかけて発表された十編「百面相役者」「一人二役」「疑惑」「接吻」「踊る一寸法師」「覆面の舞踏者」「灰神楽」「モノグラム」「人でなしの恋」「木馬は廻る」を収録、短編作家時代の掉尾を飾る作品集である。
本書は、謎の犯罪者・恐怖王と探偵作家の大江蘭堂が対決する表題作の外、好物の探偵小説と落語が混じり合った「盗難」、ミニ「パノラマ島奇談」といった趣の「地獄風景」を併収。
東に人の弱みを探してゆすり、西でネタを拾って小説を書き、南に薄倖の少女を救い、北では美女を侍らせての豪遊……やることなすこと図に当たり意気揚々の影男。
南米ベネズエラの西端、名門エリゾンド家が所有する涸れた油田地帯には、希土類と呼ばれる貴重な未来資源が埋蔵されていた。
「それで―誰が夏子姉さんを殺すの」―中華料理店の一室で張り込み中の片山刑事の耳に飛び込んできた、聞き捨てならない言葉。
連合赤軍が浅間山荘事件を起こし、日本国中を震撼させた1972年冬―当時学生だった矢野布美子は、大学助教授の片瀬信太郎と妻の雛子の優雅で奔放な魅力に心奪われ、彼ら二人との倒錯した恋にのめりこんでいた。
愛するベルの死の衝撃から立ち直れないアウトロー探偵バークの許へ、幼なじみのキャンディから突然連絡が入った。
諦めよく帰ったはずの依頼人は、複数の事務所に同じ話を持ち込む諦めの悪さを併せ持っていた…。
怪しげな人間ばかりが集まる館に残された一枚のフロッピー…謎の女流作家の正体とは。
彼を殺したことを告白します…枕元にいた映画監督のトマスを神父と誤り、死の間際、老人はそう囁いた。
サラ金から3千万円が強奪され、逃走中に犯人が交通事故死した。だが、現金は車中から発見されなかった。
Mデパートに勤める野上美樹子は友人の島晴代から、願ってもない転職を持ち掛けられた。それは、ある新興商社の専務秘書。
地下鉄爆破に遭遇した村野は、連続爆弾魔「草加次郎」の取材に動きだす。
東京郊外の老人ホーム、ダイヤライフ多摩の入居者七名は、アニメーション業界の草分けとなった夢多き人々だ。
釣りというのは、魚を釣ることもそうだが、風景をも釣ることではないか―釣り師は、清流や渓流沿いの風景に身を濯われることが何よりもたのしいのだ。
今の僕という存在に何らかの意味を見いだそうとするなら、僕は力の及ぶかぎりその作業を続けていかなくてはならないだろう―たぶん。
熱烈な清張ファンを自任する作家が一人で全巻を編集するいま最高に面白い小説選集。
熱烈な清張ファンを自任する作家が一人で全巻を編集するいま最高に面白い小説選集。
内田家の墓前に供えられた心当りのない花。不審に思うセンセだが、浅見は隣の財田家から移しかえられたものと推理した。
織田信長暗殺の報を、毛利攻めの陣中で聞いた秀吉は、明智光秀を討つべく急遽反転。
中央日報の稗田は元駐日P国大使にかんするフランス紙の記事に興味を持った。日本人ハイ・ホステスとの関係で離婚騒動とか。
犯罪小説家として売り出し中の私のもとへ、むかし抱いた星村美智から電話がかかってきたのは深夜だった。
警視庁捜査一課の刑事・片山義太郎と妹・晴美、そして飼い猫のホームズたちは、晴美の友人・野上恵利の祝いの席を設けた。
九州タロット研究会と高校時代の友人との誘いを同時に受け、福岡へ旅立った二階堂日美子。
闇に葬られた「ジュラシック・パーク」事件から六年。科学が夢を実現させたかに見えたパークは崩壊し、恐竜も滅び去った。
予定日になっても調査旅行から帰らない古生物学者レヴィンの身を案じた工学者ソーンは、衛星電話で呼び出した。
赤かぶ検事こと柊茂は、駆けだし時代の思い出の地・高山を訪れ、事件に巻き込まれる。
十年前に謎の首吊り自殺を遂げた父・耕之介が残した四行詩が、朝比奈耕作の運命を変えた。
大阪と札幌を二十一時間で結ぶ豪華寝台特急トワイライトエクスプレス―その最後尾に設けられた夢の特別スイートは『動くホテル』とも称され、通常の手段では切符はまず手に入らない。
歴史研究のために中世にタイムトラベルした女子学生の運命を描く衝撃の問題作。ヒューゴー賞・ネビュラ賞ローカス賞受賞。
消えた1億円と女性バラバラ死体の謎、3年前の迷宮入りの事件の真相が今、明かされる。切断死体に秘められたメッセージとは。
弁護士の中原正弘のもとへ、救いを求める手紙を寄越した少女が、一週間後に観光船から身を投げて自殺した。
「きみはとんでもないことをやってくれたな」国有地払い下げにからむ汚職事件の内偵に目鼻がつこうとしていた矢先、警視庁捜査二課の中津刑事は上司に呼び出され、国土庁長官の愛人に強姦罪で訴えられたことを知らされた。
社長の女婿ゆえ、妻に蔑まれている野々村省吾。ひとみという女性と不倫をしたことが、彼を窮地に追い込んだ。
往年のスター女優・二条ゆり子が首吊り自殺を遂げた。ノイローゼの末と見られたが、検視官・江夏冬子はその死に疑問を抱く。
二学期の始業式に市立二中を乗っ取ると宣言した謎のいたずらグループ「いろは組」。
NYの億万長者ビッドウェルが誘拐され、犯人が五千万ドルの身代金を要求してきた。
北アルプス山岳救助隊員・紫門一鬼は、札幌に住む友人・古尾から、知人の若竹多恵子が、知床の通称「乙女の涙」と呼ばれる滝で自殺したという電話を受けた。
明治時代以来、創業者の巨椋一族で固められてきたオグラ・ホテルに内紛が持ち上がった。
警視庁捜査一課の十津川警部は、奇妙な新聞広告を目にした。〈ヒロシ1031Dのことで話がついた〉。
轟音が伊豆の晩秋の静寂を切り裂いた。何者かが旧天城トンネルを爆破したのだ。
死体の額には鋭い角で突かれたような痕があった。衆人環視のなか行なわれた謎の殺人。
不慮の自動車事故で負傷した人気作家ポール・シェルダンは、熱心な愛読者アニーに助けられるのだが、そのまま監禁され、彼女だけのための作品執筆を強要される。
少年の名はマーク、11歳。その日彼は弟のリッキーをつれてタバコを吸うために森へ行き、一人の男の自殺に遭遇してしまう。
赤坂のホテルで恋人の壮と誕生祝いの食事をした美緒は、そこで殺人事件に遭遇した。被害者は岩手県議の加津田勤。
景勝の地・北近畿を舞台に、平家の末裔たちがくりひろげる殺意の謎。暗号を駆使した、著者全力の書下ろし本格推理傑作。
連続殺人の動機にせまる里見警部は、犯人に襲われ重傷を負う精神科医にインタビューを試みる。
連続殺人の犯人が射殺された。あまりにも意外なその素顔が明らかにされたものの、もう本人による自供は得られない。
幼馴染みがヤクザの幹部になっている徳持刑事は、なにかと癒着が疑われていた。
白川美帆は、修学旅行で京都へやってきた。骨董品屋で勾玉を見つけ、その好奇心旺盛な性格から、思わず買ってしまう。
大手都市銀行・西東京銀行に、相次いで強迫・テロまがいの事件が発生していた。
満員のデパートのエレベーター内で中年男が毒殺された。名刺と古い写真だけを手がかりにすすめられる捜査。
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