華麗なる醜聞



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初公開日(参考)1964年01月
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長編小説

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華麗なる醜聞 (双葉文庫―日本推理作家協会賞受賞作全集)

1995年10月31日 華麗なる醜聞 (双葉文庫―日本推理作家協会賞受賞作全集)

中央日報の稗田は元駐日P国大使にかんするフランス紙の記事に興味を持った。日本人ハイ・ホステスとの関係で離婚騒動とか。彼の意を受けた記者の調査は、未解決の連続爆弾事件と結びついた。ハイ・ホステスとは。爆弾犯人は。記者の取材本能が事件の核心に迫っていく。 (「BOOK」データベースより)




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No.2:
(3pt)

二度読んで二度とも内容を忘却した

三十年ほど前に角川文庫版で読み、内容を完全に忘れてしまった。
改めてマーケットプレイスで入手したカッパ・ノベルス版は保存状態が非常に良く、その意味では感心した。
しかし、喜んで再読した内容を、たちまち忘れてしまった。
小説のモデルとなっている事件が古すぎて、今となってはまったくピンとこないためである。
この作品は日本推理作家協会賞受賞作だが、むしろ候補作にとどまっていた『蜜の巣』や『秘密パーティ』などのほうが、今読んでも面白いのでは?
『蜜の巣』は佐野洋作品としては意外なほど、作者が登場人物に感情移入して描いている。
こちらの作品は事件を突き放して描いたぶんだけ、佐野洋の持ち味である「都会的な洗練」ではなく、無味乾燥と感じられた。
華麗なる醜聞 (角川文庫 緑 312-5)Amazon書評・レビュー:華麗なる醜聞 (角川文庫 緑 312-5)より
4041312051
No.1:
(3pt)

刊行当時はタイムリーだったのかもしれないが

中央日報の論説委員 稗田は、P国元駐日大使ニーデルンのスキャンダル記事を目にする。報道によると、日本人ハイ・ホステスとの関係が元で、離婚した挙句更迭されてしまったようだ。ハイ・ホステスとは何か。

興味をもった記者たちが取材をかさねるうち、有名人を狙った爆弾騒動との関連性が浮かび上がっていく。有名人の中に二人の一般市民がまじっていたのだ。ひとりは、ニーデルンが入院していた病院の看護婦。そして、もうひとりは記者が取材をしていたP国大使館の電話交換手だった ・・・

記者たちの取材をとおして真実に迫っていくのだが、少し先の想像がついてしまうので驚きの展開とはならない。今ではちょっと考えられない取材方法ではあるし、よく考えるといろいろ都合の良すぎるところも散見される。”醜聞”の舞台装置もありがちだ。

本作品では、記者魂に突き動かされた活動そのものを、じっくり見ていくべきものなのだろう。行きつ戻りつしながら事件の核心に迫っていく。

稗田が目にしたちょっとした記事は、記者としての捜査本能をかき立て、やがて隠された大いなる陰謀へと誘う。本作品は、作家である”ぼく”が稗田の手記を小説にしたという体裁だ。冒頭から記事がボツになったことが記されている。ここに謎が隠されているわけだ。結末では、意外に大きな風呂敷が広がっていることに気づく。

解説によると、本作品がプロヒューモ事件や草加次郎事件をヒントにしていることを示唆している。刊行当時はタイムリーだったのだろうけれど、今現在となっては、言葉の使い方を含めて、古さが否めないなぁ。
華麗なる醜聞 (双葉文庫―日本推理作家協会賞受賞作全集)Amazon書評・レビュー:華麗なる醜聞 (双葉文庫―日本推理作家協会賞受賞作全集)より
4575658189



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