能面殺人事件
- 密室 (311)
- 探偵作家クラブ賞受賞 (2)
- 日本推理作家協会賞受賞 (110)
- 能面 (12)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.00pt |
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能面殺人事件の題名にしては、能面の呪いのお話はあまり出てこないで、むしろ人間の愛憎ドラマがテーマだった気がします。もっと、題名にのっとった内容であったらよかった気がします。トリックは盛りだくさん、プロットも盛りだくさんでやや消化不良をおこしそうな作品ですが、この年代の作品は昔風の探偵小説の名残でしかたない気もします。昭和50年代の犬神家のような作品でした。ただ、プロットは練られているし、登場人物のとくに内面の描き方など迫真にせまる感じは流石と思いました。密室トリックは面白いですが、何故そうしたのかという理由は少し弱い気がしました。クリステイーやヴァンダインの影響を受けた作品らしくペダントリーのすごさも感じます。トリックの解説は丁寧で推論もある程度はあるのですが、はしょっているところもあり、もう少し長めの作品にしてもよいのではという気がします。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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それなりに面白く読んだが、海外ミステリのネタバレがひどい。戦後まもない作品で、当時はネタバレへの意識が低かったろうけど、じゃあ江戸川乱歩や横溝正史もそうだったかといえば、そんなことはない。要はデリカシーの問題だと思う。 しかもネタバレをやったうえで、まさかのパクリ。よく言えば名作への挑戦なのだが…(読んでいる途中から薄々感じさせるものはあった)。また、精神疾患に対するすさまじい偏見は、時代というものを考慮する必要はあるけれど、バカバカしい限り。 と、気がつけば文句しか書いていないが、本当は思いのほか面白かったということを言いたいのだ。あまり期待せずに読んだら意外に楽しめた、ということをもっと強調したいのだ。それを帳消しにしてしまうデリカシーのなさ、ということなのだろう。 短編が2作、併録されている。『第三の解答』はポーの『盗まれた手紙』への挑戦で、一応なるほどねと思わせる。そして『大鴉(おおがらす)』は「顔のない死体」という横溝正史お得意のトリックへの挑戦。いずれも若書きの作品だけに意欲や熱は伝わってきた。 | ||||
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二組の男女の恋愛が悲恋に終わる。片思いの恋に殉じた女性もいた。胸を締め付けられるような切ないエンディング。 | ||||
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二組の男女の恋愛が悲恋に終わる。そして片思いに殉じた一人の女性もいた。謎解きよりも余韻たっぷりのエンディングが心に残る。高木彬光は理知的な作家という印象だったが、感情も決しておろそかにしていないことがわかった。 | ||||
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どうしてみんな、この作品をトリック云々だけで採点するのかな? 僕は強烈な抒情性と、ラストのほの哀しさが好きで、それだけで何度も読めてしまえるんだけどなあ。 | ||||
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満足しています | ||||
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