10番打者
- 野球ミステリ (25)
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本書を30年ぶりに読んでみた。 最初に読んだのは、確か、高校生の頃。プロ野球の歴史をなまじ知ったころだった。 著者の佐野洋氏のことは、このとき知ったのだが、当時親交のあった共産党の人に赤旗か何かを読ませてもらった時、佐野氏がしばしば登場されていたので、ああ、この人か、と思っていた。 それにしても、不思議な作品である。 史実にはべったり合わせているのだが、そこで起こったことの裏側でうごめく物語ということで、冷静に考えてみれば、それはもちろんフィクションだということであるのだが、読んでいるうちに、まさか、こんなことが起こっていたのか・・・と、錯覚してしまうほどのリアリティー。 もちろん、30年ぶりに読んでみれば、そこはそれだと割り切って読むこともできるが、それでも、あの『錯覚』が、蘇ってくるみたいだ。 当時よりはプロ野球史だけでなく、周辺の事情等についても知っていることは増えていると思うので、そんな「錯覚」はおこりえないだろうと思ったが、逆に、知ったがゆえに、その『錯覚』感が増幅するような要素さえも、この作品にはある。 今や、当時よりプロ野球ファンの目も肥えてきたように思うが、そんな人たちにぜひ、改めて読んでほしいと思う。 ~作者の政治信条とか、そういうのはもちろん話は別である。 | ||||
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