ワイングラスは殺意に満ちて
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.00pt |
ワイングラスは殺意に満ちての総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1989年 週刊文春ミステリーベスト10 国内部門第10位。 第7回サントリーミステリー大賞 読者賞受賞作。 レストラン『フィロキセラ』のワインセラーで著名なグルメ評論家 北嶋博子の死体が発見された。八十三年のムートン・ロートシルトで殴打されたあげく絞殺されたのだ。レストランの関係者以外、立ち入りできない場所で何故?警察の疑いの目はオーナ篠塚荘平と彼の従業員たちに向けられる ・・・ そしてやがて第二の殺人が ・・・ 殺人事件に巻き込まれた女性ソムリエ富田香を主役として、謎解きが展開されるのだが、真犯人は予想がつきやすい(というかそれ以外考えられない)。エキセントリックともいえる仕事人間たちのドタバタ劇が、ストーリーに華を添えるという作者ぼ意図は感じる。しかしながら、テレビ番組等々で似たようなものを目にしてしまっているせいかニヤリともできない。発表当時ならば、愉快なお話しとして受け入れられたかもしれないな。 今となっては、なんとなく気取った感がいたたまれない。 「レストランで殺人を犯す場合、週末と日曜日は避けるべきである。」という書き出しからして腰が引けてしまう。(その他、章のタイトル「第一章 食前に、キールをどうぞ」とかね) グルメブームがいつだったか忘れてしまったが、ワインだのマナーだの蘊蓄を目にすると、すっかりノスタルジックな気分だ。真犯人の動機、トリック、アリバイ崩しを含めて平々凡々な作品じゃないだろうか。 本作品は、高岡早紀さん主演で「ワイン殺人事件25歳の夏」ドラマ化されているようだね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読みながら色々な可能性を探って頭の中に色々な妄想をうかべながら推理していきました。 結果的に犯人は当たらなかった。 そうきたか!と感心させられました。 巧妙なトリックもさることながら、やはり、ワインに関する薀蓄が凄い。 やっぱり賞を取る作品というには、ただ単にストーリーの面白さだけではなく、 なにか付加価値があるものだなあと感心させられました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
レストラン「フィロキセラ」って…ありえないセンスだなあ。 ワインに詳しくはないが、今時の人は「ジエチレングリコール事件」と同程度に知ってるだろう。 時代を感じる。 このレストラン名が余りにインパクト大で、「フィロキセラ」という単語が出てくる度、本文から脱線する感じだったwつい「お食事処アブラムシ」と連想してしまい、そっちに気をとられて… 本文に集中できないという点では☆2。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
黒崎緑氏の第七回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞したデビュー作である。 フレンチレストランを舞台に女性ソムリエがワインの蘊蓄を絡めて、グルメ評論家のワインセラーでの密室殺人を発端とする連続殺人の謎を解くという当時としてはライトかつ軽妙な味わいが斬新であった。 本格ミステリーとしてもよくまとまっていて、デビュー作としては非常に完成度が高いと言える。 解説は著者の出身である同志社大学推理研究会の一年後輩の有栖川有栖氏が担当している。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小説を通してワインを味合うことによって、別な楽しみを持つことができます。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 5件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|