堀内信也、40歳。元々は大阪府警の刑事だが、恐喝が監察にばれて依願退職。

雑居ビルで男性の絞殺死体が発見。関係者の証言によると、被害者は“怨霊”に怯えていたという。

対人恐怖症の名探偵(?)・柔井公太郎が、ドS美人心理士の不知火彩音にビシバシ小突かれながら今日もオドオド謎を解く!でも、持ち込まれるのは「奈良の大仏を立って歩かせて欲しい」「大阪通天閣の象徴・ビリケン像の暗号を解いて欲しい」など、変な事件ばかり。

「城見と浪人の遺恨騒ぎに仕立てあげようではないか」。内与力・城見亨襲撃事件さえ利用する老獪な町方ども。

四谷にある大学の門近くで自動車の爆発事故が起こった。

略奪婚をした専業主婦の満里子、女性誌編集者の悠希、不妊治療を始めた仁美、人気翻訳家の理央。

弟を喪った晴彦はパリに戻り、曲芸一座の名番頭・孝介の下で再び働き始めた。

虚弱体質で寝込みがちだった相場俊之。極貧の母子家庭に育った取海創。

アウトローの公認会計士・岸一真が暴き出した、驚愕の金融トリック。創立100年を迎えようとする大企業の血塗られた歴史。

藤兵衛の妻・由江が営む料理屋「華村」を買い取りたいと三人組の男が現れた。

流産を重ね授かった最愛の息子が池で溺死。絶望の淵で母親の知可子は、息子を産み直すことを思いつく。

美形でボンボンで博識だが、自意識過剰で幼稚で無神経。人生の決定的な局面から逃げ続ける喰えない男、伊藤誠二郎。

「あのトイレ、呪われてます!」。経営難で廃業の噂が絶えない崖っぷちホテルで、次々に起こる不可解な事件。

けっして手を下さず、 だが、死に至らしめ、 捕まることも、ない。

「京女の言うことは、言葉どおりに受け取ったほうが幸せえ?」 家を出た兄が実家の農地の生前贈与を求めて突然帰ってきた。

『砂の器』『飢餓海峡』に匹敵する平成の社会派ミステリの一大傑作、登場! 仕事中に大骨折した日読テレビのディレクター広川英樹は、リハビリの苦しさと恋人を失った寂しさから一人暮らしの自宅に風俗嬢リョウを呼んだ。

幼なじみの4人の少年は、深刻な病に侵された同級生の少女を守るため、ある“罪深い秘密”を共有し、そのまま離ればなれになっていた。

4人の女たちに届いた『思い出の会』への招待状。 差出人は、5年前に殺したはずのあの女――。

老舗画廊勤務の中田由紀、三十二歳。穏やかで上品な彼女が、一人旅から帰ってきた途端に豹変した。

医師の父、美しい母、高貴なまでの美貌を振りまく双子・梨花と結花。

この簞笥には悲しい話がありまして――。名古屋の旧家に仕える男が、代々伝わる仙台簞笥の修理を依頼した。

「自分のことが書かれてる」小説の主人公と同姓同名の男が妄想に囚われ、作家を刺した。

各界のVIPが蝟集する渋谷の会員制クラブ「ステンドグラス」。

江東区でストーカー事件が発生。被害者の長井由里は、無言電話、誹謗中傷のビラに見舞われ、地下鉄内で突き落とされてしまう。

東京で美術の非常勤講師を務める賢一は、田舎に住む弟の依頼で一人娘を一週間預かることに。

花嫁の晴夏は、「新郎を殺せ」と、ある人物から命じられている。

セレブからしか金を獲らない詐欺師・谷川涼一。〝ヒモ歴〟更新中だが喧嘩は負け知らずの松岡捷。

バックパッカーの聖地・カオサン通りにある「ミカドホテル」。

六本木の路上で身元不明の女の絞殺死体が発見された。

麻薬密売の容疑者を射殺してしまった刑事の楠見和也。しかし上長の指示で、後輩の野口に罪を被せることに。

伝説の元暴力団員・奥園が設立した自動車解体工場は裏では窃盗を繰り返していた。

3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。

戦争阻止にはこれしかない。 中国の尖閣支配、北朝鮮の核配備、形骸化する日米安保――。

「儂は大目付か留守居になる」。

あなたの街の秘密を、教えてあげる。 「お客さん、ご存じですか。

「死んでいく患者も、愛してあげてよ」 命の終りを真摯に見つめる現役医師による、感涙のデビューミステリ。

新宿署の一匹狼、命懸けの大捜査 新宿のキャバクラで、不動産会社の社長が射殺された。

「西暦2826年にいる、あたしを助けて」。彼女の「真実」を知った時、あなたはきっと涙する。

この男、 前代未聞のトンデモ作家か。

警視庁強行犯係・樋口顕のもとに殺人事件の一報が入る。被害者は、キャバクラ嬢の南田麻里。

千坂道場の年若い門弟・荒川と石黒が稽古帰りに御家人風の武士に襲われた。

こんなはずでなかった結婚。捨て去れない華やいだ過去。

ソマリアの国境付近で活動する陸上自衛隊第一空挺団の精鋭達。

ある少年の体内で見つかった未知の臓器。以後、世界中で発見され、彼らはギフテッドと呼ばれる。

青春の思い出を語り合うだけのはずだった。

五千メートルのレースで貢に敗れた碧李。その時、碧李の胸には勝ちたいという新たな衝動が込み上げる。

蛍川鉄道の藤乃沢駅で働く若手駅員・夏目壮太は〝駅の名探偵〟。

高校を卒業したばかりの小麦は、ホテルのパート従業員だった父・細川幹夫が放火し、自殺を図ったホテルで素性を隠しながら働くことになった。

第二次大戦中に天才料理人・直太朗が完成させた究極の料理を蘇らせてほしいと依頼された、絶対味覚=麒麟の舌を持つ佐々木充。

京都路地裏にある「ジャスミン荘」は、居酒屋や喫茶店が軒を連ねる昔ながらの長屋。

不動産コンサルタントとして活躍する芹澤大介。今回の顧客は産婦人科医院を引退する女医院長。

磁石の両極が引き合うように、怖いくらいスムーズに恋に落ちた水野と阿久津。

深夜の救急医療室で働く岬純也のもとに、白銀の瞳をもつ美少女・悠が現れる。

家庭を顧みずに仕事に没頭してきた叩き上げの刑事・本城が、警察官僚として出世争いの渦中にいる息子から懇願される。

七世紀終わり。国は強大化する唐と新羅の脅威にさらされていた。

大身旗本への奉公替えで更なる出世を果たした川端藤吉。俸禄も上がり、前途洋々かと思われた。

ヒキコモリ支援センター代表のカウンセラー竺原丈吉(JJ)は、いつも度の入ったサングラスを掛けて場当たり的に喋る、実に胡散臭い男だった。

「愛」というようなものを、あなたは知っていますか。 捨てられても、忘れられても、殺したあとも、 手に入れたい。

潜入先は新興宗教施設。ターゲットは、 連続殺人事件解決の鍵を握る教祖。

パリで往年の大女優が絞殺された。

〝伝説の刑事〟になることを夢見る、「バネ」こと赤羽健吾の前に、連続殺人鬼が現れた。

ライターの「僕」は、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。彼は、二人の女性を殺した容疑で逮捕され、死刑判決を受けていた。

愛していた者の〝生前の秘密〟を知ってしまった時、人は悲しき闇に放り込まれる。

大衆の真ん中で突如消えた親子。UFOに攫われた幼馴染。

東南アジアでもっとも成功した金融マネージャー北川が、シンガポールのホテルで転落死した。自殺か他殺か。

時は江戸時代中期。大坂の生國魂神社の境内には、芝居小屋や見世物小屋が軒を連ね、多種多様な芸能が行われていた。

「他人の懐へ手出ししてきたのはそちらではないか」。江戸町奉行に栄転早々、寺社奉行から因縁をつけられた曲淵甲斐守。

家に不具合が生じたとき、「我慢する」と「リフォームする」の選択肢がある。

苛酷で熾烈。嫉妬に悶え、男に騙され、女に裏切られ。

東京の半グレ集団、美人ジャーナリスト、消えた幼馴染み、 そして平凡な大学生…… 誰が味方で、誰が敵か。

ロシア・ウラジオストクで外交官の夫が突然、姿を消した。

五年前、東シナ海島嶼上陸訓練で姉を亡くした沖縄新聞記者の山本秋奈は、姉の死の真相を明らかにするため周辺取材を続け、とうとう「冊封使録」の存在に辿り着く。

三月五日、午後二時ごろ、みどり市旭ヶ丘一丁目の横断歩道で、近くに住む八歳の女児が走ってきた乗用車にはねられ、病院へ搬送されたがまもなく死亡した。

尾岸七海(13)は母の再婚相手に身体を求められていた。「この男を本当に殺したい」。

机を並べた同級生のことを、僕は何も知らなかった。同窓会の幹事をするはめになった宏樹。

ライターの銀次郎が昏睡状態から目覚めると、謎の男が現れた。男は「この病院で目覚めた人は自殺する」と告げる。

倅が稽古を休んでいる理由を千坂彦四郎に説 明する八丁堀同心・坂口主水の表情は冴えな かった。

勤続三十七年、課長止まりだったY氏が定年退職の日を迎えた。

百姓から憧れの武士へと出世した藤吉に、中小姓として俸禄と姓が与えられた。ある日、奉公先である永穂家の家宝が盗まれる。

家賃・光熱費0円。但し、クリスマスまでの期間限定!!おためしキャンペーンで集まった、年齢性別バラバラの男女4人。

娘の小学校受験が終わったら離婚する。そう約束した仮面夫婦の二人。

山蔵県内で交番連続放火事件が発生。

金なし、職なし、妻子なし。 借金と不運を背負って、今日も事件を解決! 真面目にやっているのに、なぜか損をする。

一見、ヘタレな若者の深山鞍馬だが、彼の祖父は黒天狗の太郎坊。

腑に落ちないことがあると、ストレスから甘 いものをドカ食いしてしまう女子高生のカン ナ。

次々起きる怪奇現象を解決してもらうため、貧乏女子大生・花は、心霊コンサルタント・群青を紹介される。

25歳童貞のたけしが、脱ニートを目指し探偵見習いに。

大学生の平沼泰貴は、同級生の樫井佐奈に一目惚れ。

高尾で発見された手足と顔がない死体は、十年前ストーカー・リカに拉致された本間だった。

暑さが残る初秋の、とある土曜。コーヒー専門店店員・篠崎百代は、一人で汐留のショッピングモールへと向かった。

矢端竜一、四年ぶりの帰国。だが、彼の胸中に特別な感慨はない。

神崎茜は新米霊媒師。

自殺か、他殺か−−−。誰よりもひっそり生きてきた男の過去は悲しすぎた。

和歌山・南紀銀行副頭取射殺事件で使われた拳銃を調べる大阪府警の桐尾と上坂。

昇進の道が閉ざされても猟犬のごとく犯人を追う桐尾。薄毛で小肥り、映画オタクの上坂。

落としのプロと呼ばれた刑事・樫村は、マネロン室に異動になる。そこは、捜査手段もキャリアも異なる寄せ集め刑事の巣窟だった。

誰もが羨望の眼差しを向ける美貌とスタイルを誇る音菜は人気絶頂のモデル。

極秘来日していたオノコロ国のトップが“暗殺”された。自首したのは、衆議院議員の息子で創薬研究をする大学院生・一臣だった。

作家デビュー前の「わたし」が、寂れたD町のバーの店主だった頃、日々怪異なものばかり目にした…。事故を誘発するマグカップ。

左遷寸前の西前は、上司・藤山の愛人の子の中絶を任されて以来、藤山と固い主従関係を結ぶ。