電王
- 将棋 (30)
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新品 | ||||
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将棋ファンとしては、突っ込みどころはいくつかありますが、とても面白く読めました。この作家の本は初めてでしたが、他も読んでみよう。 | ||||
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将棋とAIをモチーフとした作品。 冒頭「三十二手で詰む」というビックリ発言(※~手詰めは奇数である)が登場した瞬間から雲行きが怪しいな……とはおもっていた。 ただ、電王戦FINALを実際の対局場を列挙して述べるなど、現実の将棋界の歴史ともシンクロした世界をベースにしている(2016年末刊行)ので、その地盤がちゃんとしていれば、おもしろいかも、とも。これが10ページくらいまでの話。 しかし。 作者は将棋界について本気で何もご存知なかった……。ご高齢だからなのか、もともとそういう方なのか。 一応、最低限のプロのシステム(順位戦など)は説明があるのだが、奨励会制度や将棋道場の描写をはじめ、穴というよりは「知らないし調べる気もないので想像で書きます」的な箇所が散見される。ギャグだとすれば出来が悪いし、本気ならばタチが悪い。 ジャンルとしては無理矢理分ければ(文体は)ハードボイルドだろうか。思考停止という意味も含めて。 ハードボイルドというのは洋邦問わず基本的に後付けの文学、ご都合主義の極地、どんなテーマでも同じ雛形に落とし込んでポン、であって、だがそこがいい、とわたしは考えるのだが、この作品は中途半端すぎる。 小学校6年生の2人が三段リーグで対戦、という中盤のクライマックスも、現実路線としてはリアリティに欠け、ファンタジーとしてはお膳立てや収束含め雑である。 どうせなら、「将棋のタイトルっていくつあるか知らないから10冠にしちゃえ」とかのほうがまだ笑えたのだ。 同じ現代の将棋小説でも「盤上の向日葵」や「盤上のアルファ」に感じた、キャラクタが勝手に立ち上がって喋り出すような濃密な設定と描写には遙か及ばず、登場人物はみな書き割りのようだ。ただの記号だ。感情移入どころか「どんな顔してるのかな?」すら浮かばない。 また「サラの柔らかな香車」のように現実にかなり忠実な作品世界を構築した上で紡がれるファンタジーとしての華も、ジュヴナイル的な芳醇さもない(そこはハードボイルドだから別にいい、という気持ちもあるにはある)。 北方謙三ものも大概融通がきかないけれど(三国志、水滸伝、楊令伝など全部人名と時代が違うだけでエピソードやキャラ配置からの展開が清々しいほど一緒である)、あれはもうなんというか「わしゃこれしかせんけんね」という固い意思を感じるので、いいとおもう。 ただ、この作品はハードボイルドはハードボイルドでも、絶妙に地に足がついていなくて、薄っぺらくて、文体が固いだけで、余韻も余情もあったものじゃない。 なにより、将棋と、棋士と、将棋界と、将棋ソフトへのリスペクトをまったく感じなかった。 将棋はただ作者が洟をかむために用意したティッシュ程度の存在でしかない。 この作者の作品がお好きな方は面白く読めるかもしれないし、将棋に特に興味がない、という人もあるいは楽しめるだろう。 ただし、すこしでも文学や将棋を愛する気持ちをお持ちの方には、わたしは絶対にお薦めできません。 | ||||
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藤井聡太六段の活躍でブームになる少し前に将棋に興味を持ち、戦略、棋士のインタビュー、コンピュータ将棋などいくつかのジャンルの将棋本を読みましたが、将棋を題材にした書籍はこれが初めてでした。切磋琢磨して将棋のプロを目指した2人の少年が大人になってからプロとコンピュータ将棋の開発者として対戦するストーリーはとても興味深くどんどん読み進めましたが、残念ながら個人的にはエンディングは盛り上がらなかったなあという感想です。 本書は2016年12月に出版されています。2015年10月に情報処理学会がコンピュータ将棋の実力は2015年の時点でトッププロ棋士に追い付いているという分析結果の発表、2016年5月に人類最強と言われる羽生善治三冠(当時)が叡王戦への参戦を発表、ということを考慮すると、おそらく執筆中にこれらの発表があったことでエンディングにも何ら頭の影響があったのでは、と思ったりもしました。 | ||||
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面白かったですが、終わり方が少しスッキリせず残念でした。このあと、人工知能はどのようにして名人を超えたのかという内容の本を読みましたが、AIはとても人間が敵う相手ではなくなりつつあることがスッキリと納得いきました。 | ||||
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