原発クライシス



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初公開日(参考)2010年03月
分類

長編小説

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原発クライシス (集英社文庫)

2010年03月01日 原発クライシス (集英社文庫)

日本海のある海岸に、最先端技術を結集して建設された次世代型、世界最大の原子力発電所が謎のテロリスト集団に占拠された!?同志たちの解放を要求し、汚染ガス放出を予告。原爆をはるかに凌ぐ放射能汚染、チェルノブイリ事故の何万倍もの被害が想定される空前の危機が日本を襲う。攻守それぞれの正義が交錯するなか、愛する人、愛する国を守りぬけ!災害サスペンスの旗手が放つ衝撃の問題作。(「BOOK」データベースより)




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原発クライシスの総合評価:7.71/10点レビュー 7件。Cランク


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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.7:
(3pt)

なんとなくテーマに惹かれて読んでみた。

テロ集団が原発を占拠し、様々な要求をロシアやアメリカや日本に突きつけるというような内容。読んでいて感じたことだが、日本の原発をリスペクトし過ぎているきらいがあり、ロシアの原発の数歩先を行く設計となっている、というような記載にかなりバイアスがかかった評価であると言わざるをえない(数歩先というのは建設現場の地盤も含めて言えること)。また、筆者はアメリカは日本を重要国とみなしていると感じているようだが、食料自給率も低く、自国で資源を賄えないからと大量消費大量輸入を行い無理やりGDPを上げ、金のばらまきで解決の矛先を見出そうとしている成金国家(国債は世界一の債務国)に同じ目線に立って外交を進めようなんてするわけがない。アメリカ以外の国においてはアメリカにへつらって、東洋人を見下している勘違い国家という認識を持っている国も数多い。まあ、日本はガラパゴス国家と呼ばれるほどだから海外に行かなければそんなことを感じることもないのだけれど、そういう風に勘違いを煽ってる番組も多いし、あるいはそういう風にうそぶいてないとアイデンティティを保てないのか。まあなんにせよ、自分の国を卑下したいとは私も思わないが、悪い意味で評価を見誤ることはしないようにしたいと感じた。
原発クライシス (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:原発クライシス (集英社文庫)より
4087465497
No.6:
(5pt)

現実味があり、怖い。

東日本大震災で福島原発の事故やイスラム国のテロを実際に見ている我々にとって、現実味のあるフィクションであり、恐怖を感じる。
原発クライシス (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:原発クライシス (集英社文庫)より
4087465497
No.5:
(4pt)

なさそうで、あるかもしれない

なさそうで、ありそう
そして、なさそうで実際にあるかもしれないと言う事を読み進める毎に思ってしまう

他国や他の勢力に侵略される事など想定をしないまま今の平和が存続する、その平和が維持されているのは今の日本に置いては一体なんなのかと言う事はあまり知らずにすごしているし関心も持たなくても良いのだと思ってしまっている

日本の防衛力や機動隊の力等実際に知っている人もあまりいないだろう、その事をフィクションと言う形で教えてくれる、攻撃されるターゲットを原発と言う形で実際に起こりうる事態だよと教えてくれる

理由はとにかく、ひとたび重大な事故がおこれば、日本だけでなく世界中の人類にその影響がおこるし、それを止める術さえもないまま使い続けている原発

本当にこれで良いのか、使い続けるならばどうしたら良いのか、個人としても考えさせれる作品です
原発クライシス (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:原発クライシス (集英社文庫)より
4087465497
No.4:
(4pt)

平和ボケ日本で起きるテロ

平和ボケした日本に起こるマサカ!のテロ攻撃。それは最新鋭の原発を狙い、チェチェン解放軍に日本のカルト集団を装った国際武器商団が絡み、事件は展開していく。

ストーリー中であろうが、現実であろうが、日本の平和ボケは変わりない。時代に翻弄される科学者のジレンマ、無知な一般市民の決め付けが、主人公の一人とその娘のダイアローグとして出て来る。戦時中であれば、武器や化学兵器を作る事に携わらざるを得なかった科学者達、今の世であれば原発で働く科学者達。こうした事ははいつの世にも存在するのだろう。

時々週刊誌を賑わわす“スパイ天国日本”であれば、テロが起きても不思議ではないのかも知れない。奇しくも、本書は3.11.のほぼ一年前に出版された。3.11.が齎した禍はテロではなかったけれど、本書では防ぐ事の出来たメルトダウンが、国民に知らされる事なく、密やか起こっていた。外国の人達のほうが当時の状況を把握していた。マスコミは知っても、知らぬ振りを通してた。衆愚に知らしめなかったのはパニッキーになるといけないからである。国民は票田以外に存在価値はないらしい。

ストーリーでは世界が日本で起きた事件を注視していた。でも、折りしもクリスマスで平和ボケ加減は真骨頂。実際に起きたらこんな部分は案外同じかもしれない、と思った。作家の鋭い感性だ。

ライフラインを担う企業のズサン体質が2.5年たった今も次々に明るみに出て来ている。こんな脆弱な管理体制では、国際テロリストだったら一溜まりも無く崩壊してしまったであろう。

しかし、更に広がる海洋汚染、大気汚染、その他諸々に於いて責任は感じて欲しいものだ。こう言う企業は勿論ISO14001等でしっかり認証されていたのだろうから、笑わせる。一時的でも認証していた機関は一体何を見ていたのか?でも、分らないものかもしれない。
原発クライシス (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:原発クライシス (集英社文庫)より
4087465497
No.3:
(5pt)

壮大。面白かった。

単純にドキドキしました。

 東日本大震災で衝撃を受けて、TSUNAMI,M8を読んでから、この本を読みました。
 実際にあの津波と、原発事故を目の当たりにしてから読んだので、この二冊には
いずれも驚きが隠せませんでした。

 天空の蜂で、東野圭吾が描いたのとダブりますが、私としては、この作品の方が、
スケール、現実感、ともに上回るものでした。
 確かに、アルファと実相寺、ロシア、チェチェン解放軍。すべてが符合する方向性
というのは、現実感が無いのですが。
 原子物理学者が、最後に戦うというのもちょっと、って感じですが、許してしまい
ます。よくぞここまで、と言う位臨場感に溢れています。

 不気味なのが、高島さんの作品って、シミュレーションなんですよね。
 M8が現実になるのはいつなのか。ひょっとしてこの作品の方が現実になるのが、
先なのか。
 この現代の日本において、原発ジャックが起こる可能性は否定できない。想定外と
いう言葉は、もはや許されない。すべての可能性を考えうる人だけがこの世界に立ち
入るべきでしょう。
 実際、ガンダーセンさんの著書では、アメリカでは、テロに対する対策も原発の
設計、維持に考慮されていると言う話です。

 次の原発事故は、絶対に許されません。人類の存続にかかわる問題です。
 この作品が笑い話に終わることを願っています。
 お読みください。個人的には95点。
原発クライシス (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:原発クライシス (集英社文庫)より
4087465497



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