浮遊
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発想としては非常に面白く、興味深い。人の死について深く考えさせられる一冊。欲を言えば、他者との意思疎通 まで踏み込めると尚・・・と思ってしまうのは凡人なのかも。 | ||||
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優秀な科学者が恋人と共に交通事故にあって脳だけになってしまうという設定は、私が小学生の頃に読んだレイモンド・F. ジョーンズ著の「合成怪物の逆しゅう」という話に似ている。 | ||||
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人は、何を持って死とするのか? ここは非常に考えさせられます。ひたすら自意識の中で煩悶し、苦しみぬく主人公。そのすぐそばで日常を送るかつての仲間たち。気付けば夢中で読み、「なんて怖い小説なんだ」と思いました。 現実の世界でも、脳波を解析する研究は着々と進んでると思います。そのうち頭で考えていることが、しゃべったりしなくても脳から直接読み取れるようになったりするんでしょう。しかしそれが「その人の意識を正しくアウトプットしているか、誰が証明できるのか」みたいなことも考えてしまいました。まわりの人に「この人はAだと考えてますね」と言われて「違う、Bだよ!」と思ってもそれを誰にも伝えられないとしたらどうするか。人が人である、私が「個」であることを、何が担保しているのかという、人間が人間であることの根本的な問いかけであるような気がします。 重い話だし、死の描写が交通事故とかやったことのある人、または家族が亡くなった人は苦しいかもしれないです。でもこの作品の描くテーマは、今後の私たちにとって非常に重要で大きなものとなる気がしてなりません。 | ||||
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この本を読み始めたところですが、すぐに頭に浮かんだのは「ドウエル教授の首」です。 40年以上前に読んだ本ですが、それだけ印象が強かったのです。 盗作とは言いませんが、「ドウエル教授の首」に捧ぐと書いて欲しかったですね。 それともこの種のテーマはあちこちで使われていて陳腐化しているので、あえて言及する必要はなかったのでしょうか。 | ||||
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脳研究の第一人者である医師が、交通事故により図らずも自らのプロジェクトの実験台になるという物語で、 脳だけの存在となった主人公を通して人の生死の本質を問い掛ける作品。 体を失いながらも進行上の理由からか聴覚に近い感覚だけは存在する設定だが、 その理由付けがわりあい現実的で(ご都合主義に感じずに)納得出来る点は良かった。 一方でプロジェクトに参加している医師達が誰も聴覚の存在に気付かないのは疑問で、 脳波のモニターを通して外界からの刺激を受けているかどうか分からないものだろうか。 また高い能力ゆえに傲慢だった主人公の生前の振る舞いを糾弾する人々と、 脳だけの主人公がそれを聞いて反省する様子の描写が繰り返されるが、 本筋との関連性が希薄で伏線的機能も乏しい内容に重点を置いた理由が分からず、焦点がぼやけてしまっている。 一緒に事故に遭った恋人の女性の容体が謎として終盤まで持ち越されるが、 あっさりした再登場は引っ張る必要性を感じさせず、特段の展開も無かったのは残念だ。 興味深いテーマを扱っているだけに掘り下げが今一つで勿体無い印象を受けるが、 現在の医療の進歩を考えれば現実味のある話であり、 「意識だけの存在は生きていると言えるか、意識だけの存在になっても生きていたいか」 という問いを考えるきっかけを与えてくれる意義がある作品だと思う。 | ||||
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